北のはげおやじの徒然日記

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春を求めてー南九州の旅ー(第四・五日・完)

2015-03-19 08:03:00 | 季節

 この日は快晴に恵まれました。

 東京の最高気温は19度と予報が出ていました。指宿は13度の予報ですから東京から見るとかなり低いのですが、風がなく南国の日差しを肌で感じると、暖かさはとても心地良く感じました。

 

 起きがけに、錦江湾を眺めると、キラキラ輝く海原を照らし、今にも朝日が昇る所でした。日の出時間を調べると、鹿児島のこの日の時間は642分となっています。大隅半島の山陰から顔を出したのは7時近かったと思います。北海道から見ると、日出時間はかなり遅いですね。因にこの日の札幌の日時間は6時7分となっていました。​

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 ホテルの朝食は、バイキングではなく黒川温泉の時と同じ様に、ひとり一人に和定食が出されました。ボリュームがあり、吟味された食材はどれも美味しく、1泊2食付き一人1万円は、何度も言いますがとても得した気分です。

 

指宿フェニックスホテルの和定食DSCF2282.JPG


 食事を終え、生理現象も済まし、「マッサン」を見て、いざ、南九州観光へ出発です。特に下調べをして、この順に廻ろうと言う計画もなく、とりあえず、ホテルから見えた港へ向かう事にしました。

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 私も息子も釣りが趣味の一つですから、港に行くと釣り人がいるだろうとの考えです。平日ですが4〜5人程度の方が釣りをしておられました。狙っている魚はアジ。バケツの中を拝見すると小振りなアジが入っていました。微風快晴のなか、のんびりと釣り糸を垂れるのもいいです。

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 この港に面して、幹線道路ではないのですが道の駅がありました。早速、店内を見物して廻ると、この地方の特産品のお土産などのほか、日常生活の鮮魚なども扱われていました。単なる観光施設ではなく、日常生活の商店機能も併せ持っているようでした。

 

 旅に出ると、時間があれば、地元のスーパーなどに立ち寄り、鮮魚コーナーなど見て回るのが楽しみの一つでもあります。好奇心です。この道の駅では、鯛、メジナ、ヤリイカなどが並べられていました。

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妻はここで結構お土産を買い物したなー。われわれ夫婦は、旅行費用は日常生活費とは全く別会計にしているので、旅に出ると、妻は気が大きくなります。(笑)

 

 この後、長崎鼻公園へ向かいました。薩摩半島の先端部です。駐車場に車を停めて、土産屋さんが並ぶ通りを、おばあちゃんに「良かったら覗いてみて」などと声をかけられながら、先端部まで下りながら歩きます。途中、「村尾と赤霧島の四合瓶のセットを8,500円で売るよ。安いから買って」と声をかけられ、思わず買いたくなりましたが、次男から、「特約店で買えばその1/3位の値段で買えるんだから、よしな」といわれ、やめました。(笑)

 

 薩摩半島の先端部と開聞岳、対岸には大隅半島の先端部が見えました。そう竜宮神社が建っていました。ここの浜にはウミガメが産卵に来るそうで、浦島太郎の物語の発祥の地でした。知りませんでした。

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開聞岳

この海岸に、ウミガメが産卵にくるそうです

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竜宮神社

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浦島太郎の物語の記念碑

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 岩場で磯釣りをしている人が、われわれが、駐車場に戻ろうとした時に、引き上げてこられたので、釣りの成果を見せてもらいました。二人の釣り人が、一人はメバル系の魚1匹、もう一人がフクラギ(ハマチの幼魚)1匹でした。


 遠くの岩場に釣り人が見えます

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 釣り人に状況を聞いて、引き上げてくる息子2015_03_05_0110.JPG

 

 この後、16kmくらい離れた池田湖に向かいました。池田湖は決して大きな湖ではありませんが、九州では一番大きな湖だそうです。「大うなぎ」が生息する事で有名で、天然記念物に指定され食用には出来ないそうです。私どもが昼食に立ち寄ったレストランに、大うなぎの水槽がありましたが、確かに大きい。アマゾンのデンキウナギのような感じです。

 

開聞岳と池田湖DSCF2326.JPG

 春を求めて南九州へきたのは、南九州の春の息吹を肌で感じる事。そんな光景が、願い通り目の中に飛び込んできました。湖畔の周回道路に面して、今を盛りに菜の花が見事に群生していました。

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 春と言えば、梅・桜・水仙・チューリップなどを思い浮かべる方が多いと思いますが、それらの花々はどちらかと言うと早春をイメージさせます。それに比して菜の花は、陽春をイメージさせてくれます。北海道では、菜の花は木々の新芽が萌えはじめた後に咲き始めるので、暖かさが増してから咲くイメージです。車を停め、しばし、カメラを手に撮影タイムでした。春の日差しを浴びて生き生きと黄色の瑞々しい発色を見せて、これを感じに来たのだと感慨しきりでした。

 

妻が、葉も花もこんなに大きいんだと北海道の四葉のクローバーとの違いを強調するので写真に撮りました

大きさを比較するものがなので、大きさは分からないですね。

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 この後、東シナ海に面した吹上浜を目指すか、再度知覧を目指すか迷いましたが、知覧の武家屋敷を見て回る事にしました。薩摩藩の外城の一つ。島津家の分家筋に当たる佐多氏が地頭として治めていた城下町で薩摩の小京都と呼ばれています。メインストリートは綺麗に区画整備され、そこから1本脇に入り、メインストリートに並行して武家屋敷の通りがありました。石垣の上に生け垣が綺麗に手入れされて、趣のある屋敷通りを形成しています。この景観を維持するのはかなりの努力と資金が必要なのではないかと想像させますが、守るべき価値のある財産だとも感じました。拝見する事が出来る7つの庭園を見せて頂きましたが、どれも手入れの行き届いたすばらしいものです。枯山水あり遊水庭園あり、どれも見事です。大きな岩を配した庭園の造作に、あの岩はどうやって運んだのか、大変な苦労があったのだろうと忍ばせます。


私が写っている写真は妻の撮影によるもの

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DSCF2370.JPG ゆっくりと知覧散策をして16時過ぎにホテルへ戻りました。

 

 温泉に入浴した後、18時30分から夕食です。昨日と同じ会場の同じテーブル席に用意されていました。内容は昨日のものとは全く異なるものでしたが、どれも美味しく満足できるものでした。


 旅行最後の夕食です

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 いよいよ、最終日です。指宿から一挙に福岡までのドライブとなります。7時30分にはホテルを出発する予定で。7時開始の朝食会場に出向きました。今日の朝食はバイキングでした。宿泊客が多い時にはバイキングにしているのでしょうか。バイキングも楽しみですよね。


こ​れは息子のものです

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 生憎の雨でしたが、ホテル玄関前で記念撮影し、福岡に向けて出発しました。およそ330kmのドライブです。下道を50km程とおり、九州自動車道に乗り入れます。およそ5時間の所要時間を予定していましたが、予定通り12時30分には福岡空港のレンタカー会社に到着する事が出来ました。全線私の運転です。(車の運転自体が好きな私です)

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 予定通り14時35分発のJAL3515便に乗り込み、帰宅の途につきました。

 千歳の気温はプラス2度、肌寒さを感じさせましたが、雪はかなり減っていました。

 

  だらだらと長い旅行記におつき合いいただき、感謝です。

 

  次回旅行記は、6月の仙台オフ会の予定です。