分解して点検と調整をして一息ついてから元に戻します。分解よりも組み立ては楽。でもねじやパーツ類を無くさないことが大事ですね。探すのに1日かかったこともありますから。カバーをする前に緊急シャッター(当時の電子式シャッターのカメラには電池が切れたこと等を想定して電源なしで機械式に動かせる機構を持っていた。)を動作させてみると、シャッターが切れます。電子シャッターも露出計もたぶん大丈夫でしょう。
元に戻りました。外観も中身もきれいになりました。自動露出ができるカメラなので、ついでに巻き上げも自動にしてみましょう。モータードライブMD-12を付けてみます。堂々とした重厚感のある姿になりました。電子シャッターもOK、露出計もOK。完全復活です。モータードライブで動かすとけたたましい音をたてて動きます。かつて、報道カメラマンの主力はNikon F3。でもシンクロスピードはFE,FM系列の方が速かったためにFE,FM系列のカメラ+MD-12はスピードライトを使うときに多用されていたらしい。一般的な撮影には必要ありませんが、安定感がとてもよくなります。このカメラの欠点はFM2やFM3Aと比べるとスクリーンが暗いことでしょうか。今でも新品が手に入るFM3A用のスクリーンと取り替えて使おうと思います。