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山遊び・海遊びやカメラ・写真、星、電子工作(真空管・スピーカー等)の記事を中心にブログに掲載しています
南竹 成己

ALTEC LANSING(アルテック・ランシング) "A7"

2020年05月09日 | 日記

このスピーカーの存在は、学生時代から知っていましたが、憧れでしかありませんでした。
フルレンジユニットDIATONE P-610(6.5インチ・ロクハン これも今は貴重。)を自作のバスレフ箱に入れて、音楽を聴いていた時代、JAZZ喫茶などで聴くJBLやアルテックの大きなスピーカーの存在感は大きく、15インチの大きなユニットや大きなエンクロージャーから出てくる音の空間に鳥肌が立っていたものです。

いろんな縁で私のところに来たスピーカーシステム
ALTEC LANSING(アルテック・ランシング) "A7"

"Voice of the Theater"(ボイス オブ ザ シアター)と呼ばれ、劇場用として作られたスピーカーシステムです。そもそも、このような巨大なPA用スピーカーを家に入れるという発想がありませんから。また、自分の給料では高額すぎて無理。よって縁がなければ、一生憧れで終わっていたはずで、音楽が聴けるお店で、いいね~と思いながら聴くだけだったでしょう。お店の名前=スピーカーの名前というところもありますね。

この個体は、ユニットの組み合わせから1975年頃に製作されたと思われる、"A7-500-8"型で、おそらくJAZZ喫茶かライブハウスで使われていたものだと思います。裏板には、アーチスト達のサインが多数書かれており、JAZZのビッグネームのものも。

仮に接続し、自作の真空管42シングルアンプでドライブしてみます。感度が非常に高いスピーカーなので、パワーのないアンプでも十分ドライブできます。ちなみにこのシングルアンプは、最大出力0.5W程度。それでも十分。ピアノがほぼ実体のサイズ感で聴こえてくる。ライブで聴いたらこんな感じ。 

吸音材がだいぶ劣化していたので、すべて剝ぎました。また、吸音材を調達できた時に、オリジナルの位置に吸音材(グラウウールかニードルフェルトを用いる予定。)を取り付けます。なるべくオリジナルに近づけておきたいので、グラスウールかな。写真は、バスレフポートの板を外した状態です。

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