mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

西安③~市内観光「鐘楼」&「城壁」

2009-10-25 10:29:21 | Weblog

西安 鐘樓

「鐘楼」は西安の中心地、城壁内にある木造建築で、すでに600年の歴史がある。高さは36メートル。見た目は三階あるように見えるが、中に入って見ると二階しかない。釘を一切使わず、継ぎ目のない一本柱様式の珍しい建物である。上部には大きな鐘が一つ吊るされ、昔はは人々に時を知らせていたという。              

鐘楼に着いた頃には雨は本降りになっていました。 それで申し訳ありませんが、上の写真はPCから拝借したものです。

  
           「鐘楼」「鼓楼」の共通入場券                        

これは今様に作られた鐘です。

鐘楼からは東西南北に延びる道路を見ることが出来ます。
北口から入った私たちは先ずは北の方を、雨で霞んでいるのが残念です。

西;右手に見える高い建物が「鼓楼」です。
この道をまっすぐに行くと、“シルクロード”に繋がります。

南;霞んで見えませんがこの道の先に「城壁の南門」があります。

東大通り;西安の繁華街です。 私たちはリムジンバスを降りてから暫くこの道を彷徨ったのでした。

雨が益々ひどくなってきたのと、時間が迫ってきましたので、私たちは「鼓楼」の前まで行って中に入らずに運転手さんの待つ「鐘楼」近くの待ち合わせ場所に急ぎまた。

予定では私たちが城壁の上を南門から東門まで歩き、東門からタクシーで西安駅まで行くことになっていました。
しかし、4時までという約束でしたので、ここで別かれることにしました。
交渉は8時から4時までで、350元でしたが、雨模様の中をとても気持ちよく観光できたのも運転手さんのお陰です。 気持で400元(5500円くらい)お渡ししました。


いよいよ西安最後の観光「城壁」です。
  
西安の城壁は隋唐の宮城を基盤にし、明の時代に拡大再建されたもので、総長13.9キロ、高さ12メートル、下幅18メートル、上幅15メートルもあります。東西南北四面には長楽門、安定門、永寧門、安遠門の四大大門が設けられており、どの城門でも三つの部分:望楼、箭楼(矢を射るところ)と正楼からなっています。西安城壁は中国現存唯一の完璧なもので、中国古代の厳密な冷兵器時代の防御体系の代表です。

城壁の南門から「鐘楼」を望む。「鐘楼」から見た反対の風景です。

現在は西門と南門が観光ポイントとなっていて、多くの観光客が城壁の上にのぼって市内を一望しているが、なぜか日本人は西門に集中し、西欧人は南門を見学することが多いそうです。
私たちは南門から上がりましたので、西門には行けませんでした。

 横幅は万里の長城の倍くらいはある。この上を4周すればマラソンができるそうです



 

「秋吉さん、また、可愛い子がいます!」 T君が叫ぶので、「早く行きなさい!写真を撮ってあげるから。」 今度はT君流暢な英語でお母さんと話しています。 スエーデンの可愛い坊やでした。

城壁の上には、昔の兵器や用具が展示してありました。
これは木でできたはしご車のようです。

晴れていれば、自転車で1周することもできるとか。
私たちは電気自動車で東門まで移動しました。
同じ車に乗り合わせたフィリッピン女性。 T君は直ぐに英語で話しかけ仲良しになりました。 「又ね!」「再見!」「ボンボヤージ!」「Have a nice trip!」
何処かで又会えるといいですね!

東門に着きました。3人で記念写真を撮りました。


東門を出て、タクシーを捜しましたが、丁度交代時で停まってくれません。
仕方なくバスで行くことにしましたが、結局城壁の北門近くでバスを降り、数10分歩くことになりました。

やっと到着したバスセンターの窓口では、「ここじゃない!あっち!」と、冷たく突き放され、「あっちとはどっち?」と、指先の向いた方へ・・・。

あっちには汽車の駅がありました。
広い駅前の広場は沢山の人でごった返し、何の案内も無いので、中国人のT君にもバスの発着場が何処にあるのか分からないようでした。
それでもT君は走り回り、「こっち、こっち!」と、バスを見つけてくれました。

中国に未だ慣れていないからかもしれませんが、“至れり尽くせり”のサービスに慣れている日本人の私たちには「中国とは何と不親切な!」と、思えて仕方がありません。

T君、3日間本当にお世話になりました。
また、必ずお会いしましょうね!



明日は「華山」です。


西安③~「碑林博物館」&昼食

2009-10-25 07:52:30 | Weblog

宋の時代に建てられた孔子廟を利用した博物館で、歴代書家の石碑を数多く収集、展示している。館内は「西安碑林」「歴史陳列」「石刻芸術」に分かれている。漢代から清代にかけての石碑のコレクションは「西安碑林」と呼ばれ、この博物館の展示物のなかで最も有名。王義之、欧陽詢、顔真卿、虞世南など、書道の大家の作品が立ち並んでいるほか、玄宗皇帝の書もあり、中国最大の書道芸術の宝庫といえる。また、キリスト教の伝来を伝える「大秦景教流行中国碑」も見逃せない。


タクシーを下ろされた所はこんな感じの場所でした。
とてもいい感じです!
   
         入館チケット 45元(600円くらい)です。

          博物館正門

入るとすぐ大きな碑がありました。
誰の書いた物なのか???

あまり期待していなかったのですが、部屋に入って碑のあまりの多さに圧倒されました。 流石、「碑林」は頷けます。    

西安 碑林

 
見上げるような大きな碑からこのような小さな碑まで数え切れないほどの沢山の碑の林でした。

 
夫とT君がなかなか出てきません。  
誰かの有名な碑文をT君に読んで貰っているのかな?

私は可愛い警備の警察官が3人で話しているのを見かけました。
早速「写真を取らせて頂いて構いませんか?」
何と、私と一緒の写真もOKでした。  3人の内一人は逃げていきましたので、後でこの二人、上司に叱られてなければよいのですが・・・。
他の場所では、カメラを向けただけで睨まれてしまうのです。

以前は「孔子廟」だっただけあって、とても落ち着いた静かな雰囲気の所でした。
見学を終えて行った売店には沢山の拓本が置いてあって、とても良い墨の香りが漂っていました。



いよいよ、昼食です。
場所は運転手さんにお任せしました。  ホテルの2階にある「西安飯荘」というレストランに案内されました。



ずっと後ろからしか見ていなかった運転手さんは”内山くん”より精悍な顔立ちでした。 注文もお二人にお任せしました。 運転手さんは「ぜひこの2品は食べて帰ってください」と、注文してくれたのが下の写真です。  思いがけず美味しかったので写真を撮り忘れ、終わる頃にT君が「写真は撮らないでいいのですか?」
お皿に少し残ったものを寄せ集めて、慌ててパチリ!

麺は日本蕎麦のようでした。
味の説明は難しいのですが、日本の冷麺のような感じで、わさびがとても効いていました。 これは私にも作れそうです。

麺は多分“ジャガイモ麺”ではないかと思います。 中国に来て初めて食べましたが、鍋に入れて長く煮ても煮崩れず、食感がいいので私は気に入っています。
お味は正に中華、ラー油が効いて、ゴマダレの味がしました。
写真は貧弱ですが、野菜がたっぷり入っていてとても美味しくいただきました。

店内の写真を撮りたかったのですが、大概注意されますので、帰り際にこっそり撮りました。 雰囲気もなかなか良かったです。

それに料理もスープや他に何品かあって、90元(1200円くらい)もしなかったのです。  日本だと1品でこれ位しますね!
運転手さんが気を遣って安いものをたのんでくれなのかなぁ?

西安は概して物価が安いようです。
タクシーも初乗り6元です。(大連は8元・北京は10元)


次はいよいよ「鐘楼」、「城壁」に登ります。