mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

Lさんと九州旅行Ⅲ~稲佐山、雲仙、熊本城、阿蘇山

2011-09-06 06:53:37 | 旅行

「おはよう! 今朝は良いお天気だよ!」 いつもの習慣で5時頃には目覚めていました。
中国のホテルは早起きなので朝食は6時からですが、日本は7時からですので朝はゆっくりです。

  
昨夜は夕食を食べきれない程食べたのに、バイキングとなると張り切ってしまう私。 
お粥に味噌汁・・・他にも野菜を中心に沢山頂きました。
Lさんがパンと間違えてカステラを持って来て、ヨーグルトをかけて食べるととても美味しかったこと!

エネルギー補給は十分です。 
昨日、大降りで断念した稲佐山頂上に上ります。

 
【稲佐山展望台】


雨で洗われた長崎の町はとても綺麗です!

  
わぁ~い! Lさんは展望台の一番上に登って、「あっ、青島も見えるよ!?」

 

【雲仙】

 
稲佐山に登った分、時間が足りなくなりました。
雲仙は地獄を観てすぐに出発です。 Lさんはこの硫黄の匂いは余り好きじゃないみたいです。
もっと良い所が沢山あるのだけど見せてあげられなくて残念です。

 

【島原フェリー】
予定では島原城に立ち寄り、島原市内(水がとても綺麗で道の側溝にも鯉が泳いでいるのです)を少し案内する予定でしたが、案の定時間が足りず、すぐにフェリーに乗り込みました。


フェリーから見た島原。 左の山は平成3年に大噴火した普賢岳(当時の動画をアップしています。ご覧ください)
今は何事も無かったかのように静かな風景です。

  
船室に入らず船尾デッキの椅子に座ってわぁわぁ言っていた私たちに、側に座っていた若者が恐る恐る?話しかけてきました。

「自分は一人で自転車で旅をしていたのですが、昨日自転車が故障して修理が出来ず、他にも嫌なことがあってどうしようかと落ち込んでいたのですが、皆さんの元気な様子を見ていて私も元気になりました。 それで思い切って話しかけてみました。 ありがとうございます!」

何とも心細げな声です。 これはほっておけないと、彼の話を聞くことにしました。
彼は19歳で無職。 自称画家?イラストレーター? 彼の着ているTシャツにプリントしてあるような絵を描きながらボヘミアンな生活を続けているようです。

「わぁ、凄い! 将来有名になった時の為に名前を教えて頂戴!」 
「私たちの名前と住所も教えて置くので、落ち込んだ時には遊びに来てね!」

現代の若者らしくない何とも朴訥な彼の様子に、是非、大成して欲しいものだと祈らずにはいられませんでした。
それにしても賑やかなLさんと私が思いがけず彼のお役に立てたのは嬉しい限りです!

 


【熊本城】

 
日本三名城の一つに数えられる熊本城は天正16年(1588)、肥後半国の領主として熊本に本拠を置いた加藤清正によって築かれました。清正は特に石垣造りを得意とし、熊本城では、始め緩やかな勾配のものが上部に行くにしたがって垂直に近くなる武者返し」と呼ばれる形状の石垣を多用している。


    
   
40年前に新婚旅行で来た時とは内部の様子はまるで感じが変ってしまっていました。
全てがコンクリートで綺麗に作られ、明るい展示場と化していました。
40年前に薄暗い中、木製の狭い階段に足を取られ危うく転びそうになったことを懐かしく思い出しました。

 熊本城に対して1万円以上の寄付を行った人を「一口城主(ひとくちじょうしゅ)」として認定し、天守内に城主として認定を受けた寄付者名の書かれた札がかけられる。寄付された寄付金は復元整備事業などに使われる。
保存していくためにはとてもいいアイディアだと思うけれど、何かが違うような気がしています。 何だろう???




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お城の内外には武士や忍者に扮装した人たちが沢山いて、観光客の案内や一緒に写真に納まったりとサービスに務めていました。

1;Lさんの鎧姿、とても様になっていて・・・可愛い若武者?ぶりです。
2;夫の細川忠興とLさんの細川ガラシャ  3;サービス満点の忍者さんにLさん大喜びです。 

 

【阿蘇】

    
熊本城から阿蘇に向かう頃には空模様が怪しくなってきました。
突然大粒の雨が降り出したかと思うと暫くすると止むと言う変なお天気です。
大観峰から草千里へ何とか良い景色を眺めることができ安心しました。
昼食の時間がずれ込み草千里の近くでやっと串団子を頬張りました。 
Lさんは「そんなに美味しくない!」と言っていましたが、日本人の私たちにとっては懐かしくとても美味しい!


    
ケーブルカーの終点で車を止め、噴火口まで歩きます。 以前には無かった避難壕が各所に造られていました。
雨が降ったので水が火口に溜り水蒸気が上がっていてとても綺麗です。
久しぶりに見る噴火口の様子はとても不思議な感じがします。 土が幾層にもなっていて度々の噴火が想像できます。
Lさんも初めて見る火山の噴火口に驚きです。  

 

 


【民宿】

    
 
今回の旅行で唯一の民宿です。 夫がPCで人気の民宿の中から選びました。
私自身民宿は初めてなのでどんな感じなのかと思っていましたが、こじんまりとしたとても暖かい感じのする宿でした。
玄関ロビーには上記のような額が掛けられていて、宿主ご夫妻のお人柄が偲ばれます。

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1;食堂に案内されるとテーブルにはこの様にセッテイングされていました。
2;竹皮製の家の形をした器の中は薄味で煮られた野菜(里芋、大根、人参、筍、隠元)と蒟蒻、厚揚げが入っています。
3;ニジマスの南蛮漬け  4;日向牛のたたき  5;ご飯は古代米;蒟蒻(酢味噌)と漬物、吸い物
6;ハンバーグ  7;グラタン(とても美味しかったのですが、何グラタンだったか?)
8;ご主人がとても美味しい!とかっぽ酒を勧めて下さいましたが、私たちはお酒は頂けないのでと鄭重にお断りしました。

お料理は全て奥さまが一人で作られるとの事、素朴なお味で皆とても美味しかったです。

 


【夜神楽】 
夕飯を済ませると夜神楽見物です。 会場の高千穂神社にはご主人が車で送り迎えをしてくれます。

  車を降りて暗がりをかがり火を頼りに歩きます。
ご主人の計らいでよその宿の客より早めに会場に着き、一番前に座ることができました。


    
演目は「天の岩戸」と夫婦和合がテーマの・・・名前は忘れましたが、女性のお面の表情がとても良くて心が和んできました。
元来、私たちは神楽が大好きで、広島時代は島根の「石見神楽」の追っかけをやりましたが、高千穂神楽は少々趣が違いました。

もっと沢山見たい気がしますが・・・ 
高千穂の夜神楽は毎年11月中旬から2月上旬にかけて、町内のおよそ20のそれぞれで各の氏神を民家等に迎えて奉納される他、町内天岩戸神社の「天岩戸夜神楽33番大公開まつり」(11月3日)や高千穂神社の「神話の高千穂夜神楽まつり」(11月22・23日)も行われ、高千穂神社の神楽殿では一年を通じて観光用に代表的な数番を演じている。国の重要無形民俗文化財

留学中は無理ですね! も~っと先の老後の楽しみにとっておきましょう!


明日は宮崎の観光です。


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2 コメント

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19才の青年 (ひろみ)
2011-09-09 13:14:11
いまどき、あんな青年いませんよね?
なんか、心が綺麗な人なんじゃないか?って、勝手に思いました。また、もこぽりさんの人柄が、素敵なオーラが出てたんでしょうね。あの彼は、ラッキーだったよね。一期一会だよ。読んで涙が出てきました。浄化されました。
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ひろみ様 (モコポリ)
2011-09-09 20:00:39
私たちは旅をしていると必ず良い出逢いがあります。
ひろみの言っているように「一期一会」の心が大事だと思います。
知らず知らずに私たちも誰かに助けられて生きているのですよ!
神様に感謝です。
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