もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

シス・カンパニー「かもめ」見てきました

2013-10-04 17:00:43 | お芝居

シス・カンパニー「かもめ」 シアターコクーン 2013.09.28 18:30~

ケラさんがチェーホフの四大戯曲を演出するという、シス・カンパニーの企画の第一弾。
なかなかチケットが取れず、取れたのは、千秋楽のコクーンシート。
キャストがすごいんで。。。コクーンシートでも見たい!と思い、行ってきました。
(レイソルの新潟戦を蹴ってまで(笑い))

主演は生田斗真くん。
主要キャストは蒼井優ちゃん、野村萬斎さん、大竹しのぶさんと超豪華。
それ以外も、浅野和之さんとか、小野武彦さん、山崎一さんとか、なかなかです。

「かもめ」は高校生だか中学生の頃の乱読期間に読んだ記憶があるんだけど。。。
あんまり内容を覚えてない・・・ロシアの作家と女優の卵とかの話だったなあ・・・くらいのレベル。
情けないです。
でも、ケラさん、これからチェーホフの舞台やるそうなんで、図書館とかで借りてきて読もうかな。

この日は先ほども書きましたが千秋楽。立ち見も出てびっしりでした。
たぶん生田くんのファンが多いって感じでした。


さて、いつものごとく感想を書きますが、大阪公演が終わっていないので
少しスペースあけます。。。まあ、有名な話なので、ネタバレも何もないですけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、公式からあらすじ

「帝政末期のロシア。ある湖畔にたたずむ退職官吏ソーリン(山崎一)の別荘では、演劇の改革を目指す作家志望の青年トレープレフ(生田斗真)が、仮設舞台で恋人ニーナ(蒼井優)を主役に自作の芝居を上演する。
その前衛めいた芝居は、トレープレフの母親で大女優のアルカージナ(大竹しのぶ)と、その愛人の流行作家トリゴーリン(野村萬斎)の嘲笑を浴び、憤慨したトレープレフは芝居を中断し退席してしまう。
恋人ニーナでさえも、彼の脚本に疑問を抱いている中で、トレープレフをなぐさめるのは、芸術を愛し理解を示す医師ドールン(浅野和之)のみ。女優としての名声に憧れるニーナは、急速にトリゴーリンに惹かれ、トリゴーリンも彼女の若さに心を奪われていく。ニーナの心変わりを目の当たりにしたトレープレフの苦悩と絶望、そして、若く真っ直ぐな情熱に満ちた少女の出現に、女優としてではなく、女としてのプライドを傷つけられそうになるアルカージナ・・・・。
シャムラーエフ(小野武彦)、その妻ポリーナ(梅沢昌代)、トレープレフを愛し続ける娘マーシャ(西尾まり)、そのマーシャに恋い焦がれるメドヴェジェンコ(中山祐一朗)----彼らを取り囲む人間たちのそれぞれの愛憎も、深く静かにドラマを紡ぎ、物語は登場人物それぞれの決意へと突き進んで行く・・・・。
ままならぬ人生に翻弄されながらも、誰もが理想を追い求め、誰かを愛し、傷つき、すれ違う・・・。
湖上を飛ぶ行くかもめの運命は、自由への飛翔なのか・・・?
撃ち落とされ、迎える破滅なのか・・・?」


あ~こういう話だっけなあ。。。っていうのが印象。
全然内容なんて覚えてなかったんだ。悲しい。

「かもめ」は「喜劇」だそうなんですが。。。???
どうもそう思えない。だって、ニーナ(蒼井優ちゃん)も、アルカージナ(しのぶさん)もトリゴーリンも(萬斎さん)もみんな身勝手でしょ。
確かに恋が報われなかったり、うまく生きていけなかったり、葛藤はあるけど、基本身勝手。
それに振り回されるコースチャ(斗真くん)も結局は身勝手で、、、一度自殺未遂をしたのにもかかわらず、最後にはピストル自殺。
これが「喜劇」なんですかねえ・・・そのあたりが私には理解できなかったです。

 

 

キャストの感想
まず主演の生田斗真くん
初めて芝居を見ましたが、すごくよかったです。声もいいしね。
とてもナイーブで影のある役をうまく演じてましたね。それと美しかった。

ニーナの蒼井優ちゃん
彼女は舞台で本当に映える女優さんだと思う。

それから大竹しのぶさん
低音ボイスですごく迫力あった。蒼井優ちゃんとしのぶさんの共演は見ごたえありましたけど、、
優ちゃんもまだまだしのぶさんには勝てないなって・・・そのくらいすばらしかった。
女優としてはうまく生きてるけど、母親としてはうまく息子と向き合えないという、一人の女性の葛藤が感じられました。

萬斎さん、まず声がいいよね。すごくセリフも聞きやすいし、
小ずるい大人を絶妙に演じてたと思います。

この4人が主要キャストですけど、それ以外の人も、皆さんすばらしかった。

特にマーシャ役の西尾まりさん、この人も身勝手。ダンナがいるのにコースチャに恋してる。上手かったなあ。
ソーリンが山崎一さんって最初わからなかった。しっかりおじいさんぽかったです。


残念だったのは、コクーンシートで舞台の下手側だったんだけど、芝居自体、舞台の下手側で演じることが多くて、
乗り出してもよく見えないという・・・すごいそれが残念。
同じコクーンシートでも、上手側はよく見えたのに。。。。
ベンチとか下手側においてあって、そこに座って芝居なんてのが多かったから。。。

「かもめ」自体を見るのが初めてなんですが、KERAさん演出だからか、笑いが起きるように工夫されてて、そこはらしいなって思いました。
あと、KERAさんの芝居だけあって、すごくテンポがよかったと思います。
二幕、ニーナとコースチャの場面で、嵐による停電やバチバチという電気の音や光が、、、効果的で、KERAさんらしい演出だなと。

まだ、あと3作、演出されるそうなんで、、、そのときはまた見たいな。
その前に、戯曲をおさらいしてからにしようと思います。

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「抱きしめたいForever」感想

2013-10-04 12:51:41 | ドラマ

「抱きしめたいForever」感想です。

え??「抱きしめたい」もスペシャルやるの???
って、最初思ったんだよね。「ショムニ」といい、フジテレビさんどうしちゃったの??
今さらですか~??

で、その前にお昼に「抱きしめたい」の再放送やってたんで、録画して見ちゃいましたよ。全話。
これって1988年だったんだね。
私は、もうど真ん中ですよ。バブリーな時代。
W浅野にはまって、ドラマ見てました。めっちゃ好きだった、このドラマ

で、再放送を今の時代に見たら。。。
内容は面白かったけどさ、時代を感じたよね。
洋服とかもそうだし、電話が大きいとか、いろいろね。。。
それから、バブリーな時代ってことで、住んでるところもすごいしさ、
葉山だか伊豆だかまで、東京からタクシーで行っちゃうとか。。。ありえない。

でも、麻子と夏子の友情は本物で、最後、圭介から告白されても、夏子を選んだ麻子ってのがね
何ともいえない終わり方だったわけだけど、、、
っていうか、ホントに圭介ってしょうもないやつだったよね。

で、、、今回のスペシャル。
内容は、ざっくり書くと

圭介が、昔自分の店でバイトしてた若い女と、浮気して子供が出来てしまった。
(ホントにしょうもないやつだ。知佳のときと変わらないって、学習しないやつだ))
この若い女は、日本で一緒に住もうと、子供を圭介に託して、アメリカにその準備のため一度戻ってしまう。

圭介と夏子の離婚問題など今後を話し合うため、若い女に依頼された弁護士の瀬戸がやってくる。夏子から依頼されて代理で場に出た麻子と話あう。
ところが、その若い女は食わせ物で、圭介の事業が傾いていると知るや否や、イタリアの男のとこに行ってしまう。(こいつもとんでもないやつだ)
でも、子供はいるわけだし。。。瀬戸と麻子は今後の話を進めていくうち、惹かれあっていき、結婚することになる。


でも、結婚式の当日、瀬戸は別れた妻の病床からの電話によって、結婚式には来ず、妻の病院に行ってしまう。麻子へ1本の電話で。。。
傷ついた麻子の家で夏子と夏子ママが一緒に飲み、翌日はバーベキュー。

そこで、夏子は圭介と離婚したことを明かす。今までもいろいろあったけど、今回のことはどうしても許せなかった夏子。
夏子は自分でマンションを探して引っ越すことに。
若い女は子供だけ引き取りに来て、イタリア人の男と去ってしまって、圭介はがっかり・・・
(自業自得だよね)
ラストシーンも夏子と麻子が還暦パーティで言い合うシーン。いつまでも仲のよい二人ってことで、終了。


で、感想を思いついたままに書くと

圭介は全然変わってない、しょうもないやつだった。人間変わるもんじゃないんだね~

何かあると必ず麻子の部屋に転がり込む夏子・・・変わらないね~
幼稚園の年少さんから四半世紀ならぬ、、、半世紀の付き合いですからね。

しかし、W浅野さんは、50過ぎてもきれいだわね

それと、この人たちって、バブル崩壊後も順調にお仕事されてて、
今でもセレブなのね~ってうらやましかったよ

圭介の子供をよその女が産んだってのが1つのポイントにもなるんだよね。
夏子は連ドラのときから明らかになってたけど、子供ができない体で、
「圭介の子供を産んであげられなかった」ってのがものすごく引け目になっている
連ドラのときに麻子に「圭介の子供を産んであげて」なんていうくらいだからね。

だからこそ、圭介が自分の血をわけた子をあやしてる姿を見て傷ついてしまうんだよね。

麻子の結婚がダメになった夜の麻子の家で
麻子と夏子と夏子のママが飲むシーンもよかったな。
涙も出ないと落ち込む麻子に、夏子ママが
「でも愛されたということは否定しないで」っていうんだよね。ここがジーンとした。
夏子ママさすがだわ。恋多き女性だわ。

それと麻子が夏子に聞くとこ
「結婚て何?」「わけわからないのの入り口」
「離婚て何?」「新しい出発への入り口」
「入り口ばかりだね?」「そうよ。生きてるんだもの」
このセリフもすごいグッときましたね。
生きている限り終わりはないんだよって。ホントにそうだよね。いくつになっても入り口ばかりって前向きだよね。そうこなくっちゃね。


ところどころ、昔のシーンが出てくるのが、とてもよかった。効果的。特に同じ時代を生きてきて、このドラマをリアルタイムで見てきた世代には懐かしくて胸熱でした
あと、モックンは声だけだったけど、、、懐かしかった
ちょっと出てほしかった気もするけど「じゅんちゃ~ん」っていう麻子の呼び方も聞きたかったな。


修司さん(石田純一)も出なかったし、知佳(生田智子)もどうしているんだろうね
夏子ママ、野際さんは相変わらずぶっ飛んでましたね。
っていうか、前の時に小学生だったよしゆきくんはどうしたんでしょ??気になったけど。

ただね。市原隼人が思いっきり浮いてた。なんでこのキャスティング??
っていうか、しゃべり方がきもくて、もともと市原隼人好きでないんだけど
いやいや、ホントに嫌だった(ファンの方すみません)

あとは~
主題歌の「アクアマリンのままでいて」はELTがカバーしてたけど、、、やっぱりパンチがないよね。カルロス・トシキ&オメガトライブは解散してるから流せないのかな??でも、同じがよかったな~再放送でガッツリ聞いてるからよけいね。

なんで、今さら?とも思ったけど、
けっこう楽しめたドラマでした。

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