もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「エノケソ一代記」見てきました

2017-01-12 01:59:25 | お芝居
「エノケソ一代記」 世田谷パブリックシアター 2016.12.12 19:00~

三谷さんの芝居。猿之助さんや吉田羊さん、浅野和之さんなどのキャスト。
チケットは激戦で全滅でした(涙)

あきらめてたんですが、定価での取引の譲渡掲示板で見つけ、
行くことができました~席も1階の真ん中辺だったんです。ラッキー!

話の内容は

「戦後、喜劇王エノケンこと榎本健一の偽者
「エノケソ」が全国各地に出没した。 

この主人公も、そんな「エノケソ」の一人だ。 
エノケンが大好きで、エノケンに憧れ、

エノケンに限りなく近づこうとした男。 
演劇史には決して残ることのない、無名の喜劇役者と、 
彼を支え続けた妻との、哀しくもおかしい二人三脚の物語」

エノケンと偽って全国で公演してるエノケソ一座。
クレームをつけられると「エノケンではないですエノケ「ソ」です」と開き直る。
座長の田所は、エノケンになりたくてエノケンの人生をなぞって生きている。
その姿は狂気としか、思えなかったんだけど・・・・

エノケンが子供を失うと、劇団員をクビにして、その気持ちをなぞったり、
病気で右足を切断したときくと、自分の足を切断してしまうとか。。
ここまで行くとね・・・

足を切断するときに、医師がいないからと、劇団関係者が医師免許もないのに
切断して。。。その後体調を崩して、舞台にもたてなくなり、

ついには本物のエノケンと会えるという寸前に息を引き取ってしまう。

すごい一生だなって思いますよね。
ここまで突き詰める人生・・・でも、本物のエノケンと会えなかったのは
よかったのかもね~なんて思ったりして。
偽物は本物と会わない方が・・・幸せなんじゃないかなあ。

そんな田所を支える妻は献身的で、健気で。。。胸を打たれますね。
一緒に最後まで、走り続けたという感じでした。

内容的にはそんな感じです。
途中、エノケソが古川ロッパとバーで出会うというシーン。。。
エノケソは自分が偽物とばれるのではと心配してましたが、、、
なんとロッパも偽物だったのには笑いました。
「口(くち)ッパ」だって・・・
これを演じたのが三谷さん自身で・・・なかなかよかったです。


キャストでは
やっぱり吉田羊さんでしょう。
すばらしかった。心を打たれましたね。
田所が亡くなったあとに、泣きながら歌うシーンは素敵でした。
歌もお上手で。
お茶目でかわいいシーンもあったりと、生き生き演じてましたね。


それからエノケソの猿之助さん
さすがでしたね。
やっぱり舞台映えする。


座付き作家の浅野さん
なんか胡散臭い役をやらせたらぴったりですよね。
あと、たたずまいがめっちゃダンディでした。

それから忘れていけない山中さん
何役演じてました?美味しい役でしたよね。
途中から出落ちモードになってましたけど。
いい味出してるわ~

そして口ッパの三谷さん。
三谷さん自身の芝居を見るのは初めてでしたが、
キャラそのまんまの演技って感じだったかなあ。
まあ、あのかっこで出てきたら拍手拍手になっちゃうけど(笑い)

みんなで歌ったり踊ったりで楽しい舞台ではあったけど、、、
内容そのものは、ちょっと物悲しい芝居だったなと思いました。

三谷さんの芝居は、わかりやすいから、やっぱり見やすくていいな~と
思ったのでした

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月影番外地その5「どどめ雪」見てきました

2017-01-12 01:57:50 | お芝居
月影番外地その5「どどめ雪」 下北沢ザ・スズナリ 2016.12.8 19:00~


月影番外地も前から見たかったんですが、やっぱりなかなか予定が合わず・・・
でも、今回は出演者が非常に魅力的で・・・絶対に行きたいと、早々とチケットをゲットしました!!

キャストの個性がぶつかりあって、すごいパワーのある芝居でした。
四姉妹の物語なんですが、四者四様の人生を歩んでいて、、、すごく濃密に描かれていたと思います。
木野花さんが演出なんですね。すばらしい!

春夏秋冬、四人の姉妹の一人ずつをクローズアップしながら物語は進んでいく。
舞台は北関東の・・・大仏が見えるから牛久?にある、次女幸子の家。
幸子の夫は婿養子で、近くにあるショッピングセンターの警備主任をしている。
また、四女妙子と、問題があって出戻っている長女鶴子も同居中である。

「春」は三女の雪子メインの話。
婚約者の高梨和夫を連れてやってくる。ちょっと頼りなさげな和夫だが、雪子と結婚したがっている。
雪子には秘密があった。それは昔の男に裸の写真を撮られ、それがネット上にばらまかれてしまっているのだ。
それでも結婚できるのかと雪子は聞くが、和夫はそれでもよいと、一緒になり、次女の家で同居するようになる。

「夏」は長女の鶴子メイン
鶴子は、夫の会社の不正を告発し、そのことが原因で会社は倒産。心のバランスを崩して、実家に戻ってきている。
支離滅裂な言動で、次女は疲れている。
次女の夫が勤めるショッピングセンターでは、ショッピングセンターに反対する人たちが、店舗だけでなく、警備員をしている
夫の家にまで攻撃を加えたり、誹謗中傷の文書を貼ったりするようになる。
が、妙な正義感のある鶴子は、その文書を出した人に感化され、文通を始めてしまう。
ショッピングセンターを糾弾するようになる鶴子と、幸子は喧嘩し、鶴子は家を飛び出し、車道に飛び出してしまうが、
それを幸子がかばう。

「秋」は四女の妙子メイン
この家の根っこにある問題は、四女の妙子にあった。妙子は子供のころ、同級生を川に突き落として死なせてしまった過去があり、
裁判で多額の賠償金を払うように命じられているのだ。ところが、妙子はその賠償金をはらっておらず、そのことが公になり、
幸子の夫も、雪子も仕事を解雇されてしまった。
雪子は妙子が許せない。特に開き直った態度が頭にきている。
しかし、妙子が告白するが、実は友人を突き落としてはいなくて、あれは事故だったとのこと。
今さらの告白だが姉妹の仲は近くなっていく。

そして最終の「冬」は次女の雪子メイン。
一家は家を売ることにして、引っ越しの日。
近くのマンション工事現場に、なぜか鶴子が入り込み、重機を勝手に使い、杭を打とうとして失敗、機械ごと倒れて死んでしまう。
ここで、実は超能力を持っていた雪子が(・・・芝居の序盤から雪子の超能力はちょいちょい披露されている)
パワーを使って、鶴子を生き返らせる。


そんな物語の最後は。。。
幸子のモノローグで終わる。

幸子は50代で通り魔に殺されてしまった。
雪子夫婦は子供を授かり、妙子は幸子の夫と再婚し、鶴子は健康を取り戻し、みんな幸せに暮らしているとのことだった。



次女幸子の超能力で、自分も救えなかったのかな~なんて、思ってしまったんだけど、
最後・・・みんな幸せそうでよかったかなと。
次女も姉妹みんなの重荷を背負って生きてたから、それから解放されて、ほっとしたのかもなんてね。

四姉妹にはそれぞれ、問題はあったし、決して愉快な話ではなかったけど、
最後のモノローグで、なんかほっとしてしまった。次女は不慮の最後だったのにね。
きっと、天国で幸子が微笑んでいるんだろうななんて思えたからかな。
たぶん、高田聖子さんのちょっとはにかんだような笑顔が、思い出されるからだろうけど。

それにしても、四姉妹のあれこれが複雑に絡み合って、いろんなことが起きるんだけど、
でも、伏線も回収されて。。すっきりな気持ちになりました。


キャストはね~
四姉妹はもちろんなんだけど、ちょっと頼りなさげな二人の男性陣。
田村健太郎さんと利重剛さんがよかったな~
パワフルに言い合う女性陣の中で、癒しの存在というかね。

四姉妹の面々のまた次の舞台が楽しみ・・・
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「嘘の戦争」第一話感想

2017-01-12 01:10:21 | 2017年直人出演ドラマ
2時間があっという間でした。
面白かった~

初回から伏線だらけで。。。テンポもよくて、引き込まれちゃった。
久々だな。こんな引き込まれたの。

草なぎくんは正直苦手なんですけど。でも、演技のうまさは認めてます。
ものすごく表情豊かなときと、クールで何考えてるかわからないときと。。。ギャップもあって
すごいなと思いました。

直人演じる隆は、ある意味、似た者同士なんでしょうね。
だからこそ、警戒するんでしょう。

浩一は不幸な過去をもつ詐欺師で、タイで親を殺した犯人を見つけたことから、
時計が動き出す。
そして黒幕である(と思われる)二科家に近づいていく。
実行犯の五十嵐を巧みにだまし、パーティで二科会長を刺すように仕向け、
会長をかばうように自分が刺される・・・

見事だよね。ここまでやられちゃ、ふつう信じるよね。
兄の晃や妹の楓は、ハナからだまされてるし、これで父親の会長も信じるんだろうな。
自分のことを狙ってる敵とも思わずに。

すごい作戦だ。。。

けど、それをうさん臭く思うのが、隆で・・・

このあとは、しばらくは、浩一VS隆ってなるんでしょうね。

うん、これは面白い。「銭の戦争」も面白かったけどね。

しかし、なんで、浩一の父親は殺害されなくてはならなかったか・・・
五十嵐の話だと、何か秘密を握ってしまったみたいだね~
舞台は病院みたいだから、それにまつわる不正かなんかかな?
二科がどう絡んでるのかもまだわかんないけど。
ここからの展開が目が離せないね。

ってことで、楽しみに見ていきます。

クールな直人がかっこよかったです。

キャストの名前が数字なんだよね。一ノ瀬、二科、三瓶・・・相関図を見て、五、六、九がないと思ったけど、
五は実行犯の五十嵐、六は、二話で出る弁護士の六反田。。。」ってことは九が付くのも出てくるんでしょう。

黒幕は二科興三なのかな。もしかして九がつく政治家とか出てくるんだろうか。

毎週火曜がこれから楽しみです。
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