Tik's little window 

スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

考えるサッカー!?-オシム監督初、公式戦

2006-08-16 01:48:33 | sport
 サッカーアジアカップ予選が始まった。オシム新監督の初公式試合だが、相変わらずおかしなマスコミのキャッチフレーズが付いた。 『考えるサッカー』
 ナンじゃそりゃ?!考えないでさっかーする人いないでしょ。って言うか、考えずに蹴ってたとしたら、そりゃプロってモンじゃないんじゃない?!と、あまりに単純に付けられたキャッチフレーズに一人ブーイング。確かに考えあぐねていると言うか、答えだせずに蹴りこんでいる感じは、あのゴール手前のぐるぐる球回しで感じていた自分だが、そんなあからさまに言われたら選手だって怒る!?!筈?!

 オシム監督の話には、何時もユーモアが入っていて、時に、それが辛辣にも感じるが、正にズバッと言われたくない日本人には合っているような気がする
 「各駅停車のようなパス」
と言われて思わず納得!感心!反省!の3つの気持ちが沸いてくるようなそんな上手い言葉を選ぶオシム監督。考えようによっては、詩的ともいえるかもしれない。そしてそれが、古来から、俳句や短歌や、川柳に親しんできた日本人にはとても合う気がする。いや、最近、言葉の使いから選び方を知らない(ボキャブラリーが貧弱)日本人が増えている現状では、ただただ感心!見習いたくなる、尊敬できる先生のように見えてくる。
 言い方も「日本人の常識非常識」のような質問を平気でするマスコミ集団も思わずたじろぐ先制パンチがあったりして、(若くてそこまで出来なかったが、本当は中田英寿元日本代表選手も、こんな風にマスコミに話してみたかったんじゃないかな??)自分は聞いて何時も愉快!そして、比喩に使われる言葉に感心させられっぱなしだ。
 
 4年後を見据えて、高年齢のオシム監督が、手の掛かる日本サッカーチームとサポーター&マスコミをどう育てていくのか?ずっと注目したい!と言うか、一戦一戦見守りながら、自分も教えてもらい成長して行きたいと思っている。

 厳しい環境の中、高齢でこの大仕事を引き受けられたオシム監督の健康を心から祈っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする