Tik's little window 

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試合後の涙ー秋田、本庄高校初戦敗退

2006-08-10 00:18:27 | sport
高校野球も、二回戦に入った。故郷の秋田県の代表・本庄高校は天理高校と戦い初戦敗退!それでも強豪天理高校相手に、頑張った。試合終了と共に、号泣するピッチャーの姿に、思わず昔の長女の号泣する姿を思い出す。
 
 試合後の涙。悔しくて涙が止まらない体験は自分にはない。中学時代のテニスでの惨敗の時の記憶はしっかり残っているが、練習量も、試合内容もあまりに悲惨で泣けるほどではなかった。それだけに、粘って粘って負けた娘の号泣する姿は、親として恥ずかしいと言いつつも、実は羨ましかった。
 
 いつもサングラスでかっこつけている、先日の試合後の亀田選手の号泣も、19歳のタイトルマッチ初挑戦への、そして父親への本音が表れた一瞬だった。いろいろ騒がしいが、テコの練習で生で試合を見ていなかったので、残念ながら自分はなんともコメントできないが、日経新聞のスポーツコラムの、ジャブ無しの戦法で戦いを挑んだ亀田親子の話は興味深かった。
 
 「負けて学ぶものがある」とサッカー新監督オシム氏は言ったが、今や運動会でも勝ち負けをつけるのをためらう時代に、もう一度改めて負けること、勝負事の大切さを、考えさせてくれる言葉だと思う。スポーツを愛する自分にとっては、嬉しい言葉だ。
 
 「勝って学ぶこと」ももちろん有る。それが亀田選手の場合にも言えるだろう。敗者以上に勝者は、試合後にその重圧が付いてくる。

 敗北の厳しさ、勝利の厳しさ、どちらも付いてくるスポーツの勝負の世界。マスメディアのお涙頂戴のドラマの材料なんて次元ではなく、本人だけが実感する世界、人生においてかけがえのない経験が、そこには有る。これもまたスポーツの魅力だと思う。
 
コメント
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