あー、やっと晴れた連休ですわ(笑)
すんごい雨降ってましたからねぇ、先週まで。
でまあ、この期を逃さず、ひとつひとつやっていこうと(笑)
今回は置いときっぱなしのローレルHT。
調子はいいんですが、最近エンジンのヘッドカバーからのオイル漏れがひどくなってきたので修理します。
希少車というより、ブルーバード510型に隠れた不人気車ですので、パーツなんかほとんどでません(笑)
ただ、シャーシあたりなんかはブルのパーツが使えたりしますんで、問題はローレルだけに特化したパーツですね。
幸い、ヘッドカバーパッキンは在庫で持ってましたので、すんなり交換です。
で、ボンネットを開けて、エアクリーナーノズルなど外してカバーを外します。
現在のクルマと違って、ヘッド周りは構造が単純ですので、カバーを開けるまでの所要時間なんてものの15分くらい(笑)
カバーを開けるとこんな感じでカムシャフト周りがお目見えします。

この時代って、カムシャフトの駆動はチェーンなんでベルト使ってるクルマに比べると楽でいいです。

外したカバーはひっくり返して、灯油なんぞで内壁なんぞを清掃します。


後は新しいパッキンを組み込むんですが、G型はシリンダヘッドの前後に半月状のプラグがありますので、これも忘れずに交換します。

そしてカバーを組むんですが、ここで問題発生。
カバーを止めてるナットのゴムワッシャが経年で溶けて崩壊してたんです。
それはちょうど、スタッドボルトとカバーの間に入って位置決めするので、無いとカバーの位置がずれちゃうんですね。

で、中心を出しつつ、代用になるものを探したんですが、やっぱり簡単なのはこれ(笑)

電工用の天然ゴム製グロメットですね。
G20のスタッドボルト径は8mm、カバーのホール径は13mmなんですが、このグロメットは穴が9mm、上部カサは21mm、ただ嵌め込み部下にもカサがありますので、そこは16mmです。
寸法上入らない・・と思いきや、これでいいんですね(笑)
変形が出る柔らかい天然ゴムなので、あまり寸法ピッタリだとタイトさが出ないんで、ナットをトルクで締め上げても振動で緩んじゃいますから。
グロメットが切れないように少しだけラバーグリースを塗ってやってナットをねじ込んでやると、こんな感じでぴったり付きます。

で、ヘッドを組んだ姿がこんなんで。

まあ、元のゴムワッシャも溶けてるので天然ゴム材質でしょうから、これでしばらく使えますし、なにせ材料費180円程度ですのでリーズナブル(笑)
ちなみにですが、天然ゴム部材を使用する場合は、直接鉱物系油脂に触れない環境、また耐熱性を求められる箇所には特性上使用できません。
そのような環境の場合はニトリルゴム(NBR)など適した材質のものを選択、使用しないと故障しかねませんのでご注意あれ。
では、また。
すんごい雨降ってましたからねぇ、先週まで。
でまあ、この期を逃さず、ひとつひとつやっていこうと(笑)
今回は置いときっぱなしのローレルHT。
調子はいいんですが、最近エンジンのヘッドカバーからのオイル漏れがひどくなってきたので修理します。
希少車というより、ブルーバード510型に隠れた不人気車ですので、パーツなんかほとんどでません(笑)
ただ、シャーシあたりなんかはブルのパーツが使えたりしますんで、問題はローレルだけに特化したパーツですね。
幸い、ヘッドカバーパッキンは在庫で持ってましたので、すんなり交換です。
で、ボンネットを開けて、エアクリーナーノズルなど外してカバーを外します。
現在のクルマと違って、ヘッド周りは構造が単純ですので、カバーを開けるまでの所要時間なんてものの15分くらい(笑)
カバーを開けるとこんな感じでカムシャフト周りがお目見えします。

この時代って、カムシャフトの駆動はチェーンなんでベルト使ってるクルマに比べると楽でいいです。

外したカバーはひっくり返して、灯油なんぞで内壁なんぞを清掃します。


後は新しいパッキンを組み込むんですが、G型はシリンダヘッドの前後に半月状のプラグがありますので、これも忘れずに交換します。

そしてカバーを組むんですが、ここで問題発生。
カバーを止めてるナットのゴムワッシャが経年で溶けて崩壊してたんです。
それはちょうど、スタッドボルトとカバーの間に入って位置決めするので、無いとカバーの位置がずれちゃうんですね。

で、中心を出しつつ、代用になるものを探したんですが、やっぱり簡単なのはこれ(笑)

電工用の天然ゴム製グロメットですね。
G20のスタッドボルト径は8mm、カバーのホール径は13mmなんですが、このグロメットは穴が9mm、上部カサは21mm、ただ嵌め込み部下にもカサがありますので、そこは16mmです。
寸法上入らない・・と思いきや、これでいいんですね(笑)
変形が出る柔らかい天然ゴムなので、あまり寸法ピッタリだとタイトさが出ないんで、ナットをトルクで締め上げても振動で緩んじゃいますから。
グロメットが切れないように少しだけラバーグリースを塗ってやってナットをねじ込んでやると、こんな感じでぴったり付きます。

で、ヘッドを組んだ姿がこんなんで。

まあ、元のゴムワッシャも溶けてるので天然ゴム材質でしょうから、これでしばらく使えますし、なにせ材料費180円程度ですのでリーズナブル(笑)
ちなみにですが、天然ゴム部材を使用する場合は、直接鉱物系油脂に触れない環境、また耐熱性を求められる箇所には特性上使用できません。
そのような環境の場合はニトリルゴム(NBR)など適した材質のものを選択、使用しないと故障しかねませんのでご注意あれ。
では、また。
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