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趣味のクルマ・バイク中心ですが、他にもなんだかんだやってます。

旧車のオイル。

2013年09月21日 | 日記
旧車の維持で頻繁に必要なのが、「液モノ」、いわゆるオイルやクーラントです。

そのクルマの状態や元の指定によって選んだりしますが、何人の手を渡った旧車なぞは特に注意しないとトンでもない事になりかねません。

まあ、現在のクルマでもそれはありうる事ですが・・。

例えば、LSD(リミテッドスリップデフ)付きなのに専用でないデフオイルを入れてしまう、0Wマルチグレードエンジンオイル指定のクルマに粘度の硬いオイルを入れるなぞなぞ。

一番良いのは、メーカー指定のオイルを入れるのが間違いないのです。
何故かといえば、それはそのオイルに合わせてメーカーが開発しているからなんですが。

トヨタはキャッスル、日産はエレファント・・なんて古いですが(笑)



旧車は既に当時の指定オイルなぞ売っていませんから、現在入手できるもので補うしかありません。

昔は現在ポピュラーなマルチグレードオイルなんて一般では売ってませんでした(笑)
クーラントも今は入れっぱなしですが、オイルもクーラントも夏と冬で入れ替えるのが当たり前だったんですよ。

エンジンオイルなどはシングルグレードと言って、粘度が一定のモノでしたので、夏は40番、冬は10W番なんて気温で判断しまして。

クーラントなんて減っちゃうのと持たないのとで、夏は水道水を入れていて、冬場凍りつきそうなときだけ入れてたんですね。
まあ、リザーバータンクなんて親切なモノは付いていませんでしたから、運行前にラジエターキャップを開けて補水するのは日常的でしたけどね(笑)

で、オイルは入れ替え忘れても故障にはあまり至らないのですが、夏場にラジエターの水を抜き忘れて冬場に入ってしまうと、凍るので膨張してエンジンブロックのウォータージャケットのグロメットが飛んでたりなんて事が・・。

クーラントは防錆剤入りのホームセンターで売っているもので十分ですが、主成分のエチレングリコールの組成分子が水よりも小さいので、古いホースやオーバーホールしていないウォーターポンプが付いているエンジンは漏れやすいのでその確認が必要です。

エンジンオイルは、現在のマルチグレードオイルで当時よりも高度な性能を持ちえていますので良いのですが、粘度は新車時に指定されていたオイルを基準に決めた方が無難です。

また、油膜が比較的厚めに設定されている鉱物油を使用する方が、古いエンジンには優しいかと思います。

ただ、旧車のエンジンは摩滅状態により、シリンダーからのブローバイで相当オイルが汚れる場合が多々ありますので、私はそれを目安に不定期で交換しています。

オイルの粘度を上げてブローバイを防ぎ圧縮を取り戻す方法もあるのですが、機械的な負担も大きくなりますので注意が必要です。

私は、軽自動車は10W-30、普通車は10W-40の鉱物油を使用しています。



まあ、賞味ギリギリ持たせようとしないで、安オイルでも安クーラントでも汚れてきたらマメに交換する事が一番良いんですよ(笑)

では、また。

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