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1/1(金)妄想キャリブレーションワンマン(Zepp Tokyo 17:00~)

2016年01月01日 | アイドル

3日前にprediaを見たこの会場。こんなに間をあけずに来るのは初めてだ。
到着した時点では、整理番号Cの呼び出しの途中。自分の番号はまだ呼ばれていない段階。
入ると、後方の高くなった部分=女性・子供エリアにやや余裕があったくらいで、
それ以外のフロアはほぼ埋まっていた。
姉にあたる筋のでんぱ組がここでやったときとステージ上含めほぼ同じ雰囲気で、
しかし妄キャリのほうがフィジカルがナチュラルに強いイメージがある。
でんぱも妄キャリも、カワイイ!JAPAN的文脈で向こうのメディアに取り上げられそうだが、
彼女たちの「和」は、墨絵や俳句や禅など抑制的なものではなく、古代に西方から伝来したような、
飽和しそうな極彩色できらびやか。しかしまぎれもなく現代の「和」。
ステージ上には巨大な鳥居がしつらえられている。その上方には演出映像が矢継ぎ早に流れるスクリーン。
ライブはニコ生で同時中継された。

アンコール含め全25曲。途中でワンマン恒例の寸劇である「妄想ストーリー」。
今回は、パロディの「妄熱大陸」ネタ→家族ネタコント。

YOUをちぇっくします!
初めてだよこんな気持ちにさせてくれたのは恋。
はじまりがはじまる
魔法のジュース
Everybody Singin' Singin' Melody
何故なら私、妄想少女ですの
幻想恋花火
(妄想ストーリー)
壊れそうな恋心
いつだって世界にファイティングポーズ
もっとずっとキュンとしたいの
君もClap Your Hands!
幸福結界
<でんぱ組のピンキーと妄キャリにぁのデュオ「にぁピン」の1曲>
おもてなでしこ伝承中
たとえもう一人の私を見ても…
夢見る乙女は無敵でしょ!?
心遊ばせ、目配せあそばせ
悲しみキャリブレーション
手をつないで
人生はいじわるなの…かな?

(アンコール)
忘れられないクロニクル
物語はまだ始まったばかり
妄想が止まらない

*スクリーンにて、「ソニーミュージックレコーズ所属決定」が発表される

(ダブルアンコール)
YOUをちぇっくします!
おもてなでしこ伝承中

エンドロールが終わった時間から逆算して、およそ2時間35分ほどのライブ。
大会場のツアーファイナル公演で、「次」への仕掛けが発表されるのはアイドル系では
もうすっかりおなじみだが、「傍から見ると大いなるステップアップ、でも本人たちには
ひたすらなプレッシャー」といったものが多い。
物語厨にはたまらない展開かも知れないが、見ていてちょっと重たいときもある。
今回発表された「ソニー所属」も、ノルマなどの部分からするとすごく重たいはずだけれど、
それよりも、彼女たちの進学先や就職先が決まったような、そんな感慨があった(笑)。
「そこに属しているからこそ得られる恩恵」は確実に多いはずなので。

ダブルアンコールで、本編最初にやった曲&最新リード曲をやったのには、
「希望に満ちて終わるべきであるアイドルのコンサート」の様式美を感じた。
妄キャリのステージ上にはセットが置かれ、そのためメンバーはステージの前のほうで
パフォーマンスすることが多く、グッと近く見えた。後方から見る者にはありがたかった。

たぶんASAYAN文化が普及・定着して以降から、アイドルには「物語」を過剰に持ち込むようになった気がしている。
試練提示→克服→ワンランク上の試練提示→…のような。サプライズの演目化とでも言うような。
今回の妄キャリのライブが良かったのは、その要素をさほど感じなかったところだ。
終始ストレートなパフォーマンスを、真っ向勝負でファンにぶつけてくれたところだ。
奇をてらう場面がなかったところだ。
桜野羽咲さんの、高音で少し苦しげになりながら、しかしそれゆえに切なさが醸し出されるボーカルとか、
地に足のついた安心感のある星野にぁさんの声といったものを、そのまま味わえたのだ。

ラスト近くのMCで、メンバーがそれぞれの思いを言葉にした。
中でも、胡桃沢まひるさんが言った、
「ステージに立ち続けるのが恩返しです」から、自分がアイドルに求める要素の結晶を感じ、
これが何よりも嬉しかった。

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