グリーンホール相模大野にて行われた後藤真希コンサート(夜)を観る。満席。
この会場に行くたび思うのだが、家から駅までの途上にあるため、「出かける」という行為に
少なからずつきまとうプレッシャーを、これっぽっちも感じなくてすむのがありがたい。
比較的新しい会場であるため風情はないが、清潔感があって良いホールだ。
音響も結構いいほうなのではないだろうか。
今回は二階席の両翼にあるファミリー席にて観覧。シートの中心部が列ごとに少しずらしてあるし、
ひな壇の傾斜がかなり強いので、前の席の人の頭が気にならないし、逆に後ろに気をつかう必要もない。
ステージは赤と白をベースに組まれており、中心部の上のほうにミラーボールが備え付けられていた。
今回のコンサートをとりあえずひと言でまとめるなら、
「人生で初めて観たコンサートがこれだった人はすごく幸せである」。
サードアルバムが選曲のメイン。稲葉貴子が右腕として進行役とダンサー、シンガーを兼任して
獅子奮迅の活躍。ごっちん、稲葉の他に女性ダンサーチームが三人。
よく知らないのに無責任に言うと、ジェシカ・シンプソンやブリトニー・スピアーズのコンサートって
ひょっとするとこういう雰囲気かも、と思うような印象だった。今の言葉で言うところのR&B系の
曲が多め。要所要所にシングル曲、古いアルバムから挟み込む。底抜けに明るいという感じではない
(暗くもないが)本人のキャラと、なんとなくウェットで陰のある持ち歌(もちろんバカ曲や明るい曲も多い)が
うまくマッチして、実にいいあんばいで楽しめた。ごっちんの歌唱力は安定しているため、
聞いていて安心できるのもいい。ダンサーチームとのダンスでの絡みは結構新鮮だった。
俺のいた位置からは会場全体のうちかなりの部分が見渡せたのだが、よく見えるせいなのか
客の一体感が見事だった。「お前ら『ごっちん』言いたいだけなんじゃないのか」と思ってしまったが(笑)、
いちいち申し合わせたわけでもないし、家でびっしりお勉強してきたわけでもないのに普通に
揃う応援、というのはある種の感動を呼び起こすものだ。1700名余りというキャパがうまく
作用した面もあるだろう。アイドルのコンサートは、この前後のサイズ(1000~2000人クラス)の
会場で観るのがベストなのではないか。ステージと客席、客席同士の間に「時差」が
生じることがないからだ(広い会場だと反響などで微妙に客席の反応がズレたりする)。
客席の「できあがり方」という点に関しては(このツアーでは常にこうなのだろうが)、俺の
理想とするアイドルコンサートに近く、冒頭でも書いたように、「人生で初めて観るコンサートが
これだとしたら、その人はきっとアイドルに対してプラスの気持ちを持ったまま過ごせるだろうし、
それは俺からしたらものすごく幸せなことだ」と思う。余計なお世話だが(笑)。
このコンサートの間だけでも、これまでのアイドルコンサートの記憶を封印して、初めて接する
気持ちで観てみたくなった。
俺の座席の前方に、小学生らしき男の子と、母親らしき女性という二人連れがいた。コンサートが
初めてかどうかはわからないが、男の子は実に楽しそうにしており、彼の姿を見て↑のようなことを
感じたりなんかしちゃったりしたわけである。
人は、その相手と最初に会った・見たときのイメージのままずっと過ごしてしまうくせがある。
もちろん、後で良くなったり悪くなったりすることも多いけれど、コアにあたるものはさほど
変化しないものだ。
後藤真希といえばやはり13歳の頃の印象が強く、今回のツアーテーマである20歳になったのが
にわかには信じられないなあ。身近な人にとって寺尾の愛称が、子供の頃からのまま「アビ」で
あるのと同じか。
この会場に行くたび思うのだが、家から駅までの途上にあるため、「出かける」という行為に
少なからずつきまとうプレッシャーを、これっぽっちも感じなくてすむのがありがたい。
比較的新しい会場であるため風情はないが、清潔感があって良いホールだ。
音響も結構いいほうなのではないだろうか。
今回は二階席の両翼にあるファミリー席にて観覧。シートの中心部が列ごとに少しずらしてあるし、
ひな壇の傾斜がかなり強いので、前の席の人の頭が気にならないし、逆に後ろに気をつかう必要もない。
ステージは赤と白をベースに組まれており、中心部の上のほうにミラーボールが備え付けられていた。
今回のコンサートをとりあえずひと言でまとめるなら、
「人生で初めて観たコンサートがこれだった人はすごく幸せである」。
サードアルバムが選曲のメイン。稲葉貴子が右腕として進行役とダンサー、シンガーを兼任して
獅子奮迅の活躍。ごっちん、稲葉の他に女性ダンサーチームが三人。
よく知らないのに無責任に言うと、ジェシカ・シンプソンやブリトニー・スピアーズのコンサートって
ひょっとするとこういう雰囲気かも、と思うような印象だった。今の言葉で言うところのR&B系の
曲が多め。要所要所にシングル曲、古いアルバムから挟み込む。底抜けに明るいという感じではない
(暗くもないが)本人のキャラと、なんとなくウェットで陰のある持ち歌(もちろんバカ曲や明るい曲も多い)が
うまくマッチして、実にいいあんばいで楽しめた。ごっちんの歌唱力は安定しているため、
聞いていて安心できるのもいい。ダンサーチームとのダンスでの絡みは結構新鮮だった。
俺のいた位置からは会場全体のうちかなりの部分が見渡せたのだが、よく見えるせいなのか
客の一体感が見事だった。「お前ら『ごっちん』言いたいだけなんじゃないのか」と思ってしまったが(笑)、
いちいち申し合わせたわけでもないし、家でびっしりお勉強してきたわけでもないのに普通に
揃う応援、というのはある種の感動を呼び起こすものだ。1700名余りというキャパがうまく
作用した面もあるだろう。アイドルのコンサートは、この前後のサイズ(1000~2000人クラス)の
会場で観るのがベストなのではないか。ステージと客席、客席同士の間に「時差」が
生じることがないからだ(広い会場だと反響などで微妙に客席の反応がズレたりする)。
客席の「できあがり方」という点に関しては(このツアーでは常にこうなのだろうが)、俺の
理想とするアイドルコンサートに近く、冒頭でも書いたように、「人生で初めて観るコンサートが
これだとしたら、その人はきっとアイドルに対してプラスの気持ちを持ったまま過ごせるだろうし、
それは俺からしたらものすごく幸せなことだ」と思う。余計なお世話だが(笑)。
このコンサートの間だけでも、これまでのアイドルコンサートの記憶を封印して、初めて接する
気持ちで観てみたくなった。
俺の座席の前方に、小学生らしき男の子と、母親らしき女性という二人連れがいた。コンサートが
初めてかどうかはわからないが、男の子は実に楽しそうにしており、彼の姿を見て↑のようなことを
感じたりなんかしちゃったりしたわけである。
人は、その相手と最初に会った・見たときのイメージのままずっと過ごしてしまうくせがある。
もちろん、後で良くなったり悪くなったりすることも多いけれど、コアにあたるものはさほど
変化しないものだ。
後藤真希といえばやはり13歳の頃の印象が強く、今回のツアーテーマである20歳になったのが
にわかには信じられないなあ。身近な人にとって寺尾の愛称が、子供の頃からのまま「アビ」で
あるのと同じか。