パロディ ~ロック編~
AMラジオのインチキ・コマーシャル仕立てで、
アイデア倒れの愛すべき(コンセプト)アルバム。
THE WHO SELL OUT(1967)
素晴らしくメロディの良い曲がある。
「リリーのおもかげPictures of Lily」以来の自慰についての歌だ。
「マリー・アンヌMary Anne with The Shaky Hand」である、素晴らしい。(笑)
次回作で傑作に仕上げた『トミーTOMMY』の発芽がうかがえる曲がある。
「ラエルRael」だ。トミーの曲になる「スパーク」「アンダーチュア」が豊かな
発想で登場しており、ドラマティックな展開で僕を楽しませてくれる。
愉快なニセ商品宣伝のアルバム・ジャケットがある。
<front cover>脇の下に消臭剤"Odorono"by ピート・タウンゼント
浴槽に缶詰食品ベークド・ビーンズ"Heinz"by ロジャー・ダルトリー
<back cover>ニキビ予防クリーム"Medac"by キース・ムーン
ボディー・ビルのコース"Charles Altas"by ジョン・エントウィッスル
要は、豊かな想像力で、このアルバム(ロック&ロール)を聴けば
ゴキゲンな気分にさせてくれるのことを示唆してるんだ。
あまり、ピンとこなかった?
でも 大丈夫だよ。ここまで、ピンとこない貧相な発想の方にも
「恋のマジック・アイ I Can See For Miles」がある。
こんなに気持ち高揚させてくれる強力な傑作は、そうはないぜ!
これは、嘘でもパロディでもない大いに宣伝したい名曲さ。