複雑なジェノグラムと、懲りない源氏やその周辺の殿方たちに、またですか、と、なんやかんやあきれつつも読んでいた「瀬戸内寂聴の源氏物語」。
気づけば、時間さえあれば読み進めている。
そう、いつのまにかはまってしまったのでした。
ダイジェスト版ゆえ、最後まで描かれていない部分については、同じ瀬戸内さんの全訳した最終巻まで買って……。
最近そうとう分厚い本を読む根気や集中力が落ちてきた。
定年してからゆっくりと、などと思っているといざ引退したときには、目も根気もついていかなくなっているかもしれない。
読むなら今のうちに……。
平安時代の栄華を極めたかたたちも、世の中の無常や心のうつりかわりに嘆いている。
今のように福祉制度があるわけでもなし。
病を治すには加持祈祷頼み。
若くてお亡くなりになる人も珍しくない。
すべてにおいて人脈血脈頼みの心細い状況では、子孫をできるだけ多く増やす必要があったのだとわかる。そのための一夫多妻。
全く違う世界に生きているようであっても、共感することも多く、彼らの生きた時代の延長線上にわたしたちがいるということがわかって、少し親しみを覚え始めてきたのかもしれない。
気づけば、時間さえあれば読み進めている。
そう、いつのまにかはまってしまったのでした。
ダイジェスト版ゆえ、最後まで描かれていない部分については、同じ瀬戸内さんの全訳した最終巻まで買って……。
最近そうとう分厚い本を読む根気や集中力が落ちてきた。
定年してからゆっくりと、などと思っているといざ引退したときには、目も根気もついていかなくなっているかもしれない。
読むなら今のうちに……。
平安時代の栄華を極めたかたたちも、世の中の無常や心のうつりかわりに嘆いている。
今のように福祉制度があるわけでもなし。
病を治すには加持祈祷頼み。
若くてお亡くなりになる人も珍しくない。
すべてにおいて人脈血脈頼みの心細い状況では、子孫をできるだけ多く増やす必要があったのだとわかる。そのための一夫多妻。
全く違う世界に生きているようであっても、共感することも多く、彼らの生きた時代の延長線上にわたしたちがいるということがわかって、少し親しみを覚え始めてきたのかもしれない。
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