TOMATOの手帖

日々の生活の中で出会う滑稽なこと、葛藤、違和感、喪失感……などをとりとめもなく綴っていけたらと思っています。

マスクかな

2022年01月25日 | インポート
年明け早々には、一枚、また一枚とぱらりぱらりと出されていたコロナ感染症の発生届が、一週間も経たぬうちに束になって机の上に置かれるようになった。
急激な拡大のスピードに比例するように、終息も急速であってほしいと願わずにはいられない。
波はとうぶん繰り返すだろうから、無症状、軽症に姿かたちをかえたこのウイルスを、どこまで記者発表の対象にしたり隔離したりという”特別扱い”のままにし続けるかが課題なんだろうな。

さて、こんなときは、活字を読むと、ホッとする。
何カ月ぶりかで、雑誌『NHK俳句』を買う。
読みでがするので、毎号読むのはハードルが高いのである。
兼題はマスク。花鳥風月に疎いわたしのこと、マスクだったら、一昨年以来、否が応でも自分でも馴染み、スマホよりも目にすることの多かった代物。
投稿された作品のどれもこれもに、「あるある」な実感がこもっていておもしろい。
ちなみにわたしも投稿してみたのだが、残念ながらボツ。
それがこの作品
  ↓
人相の一部となりしマスクかな

詩心のない安易な作りだったかもしれません。


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うまくいくかしら

2022年01月18日 | インポート
ウエブリブログサービスが、来年1月末で、終了になるというお知らせを読んで動揺している。
ずっと変わらずに続くと思いこんでいたことが、ある日急になくなる、という事態に弱いのだ。
新しいブログが4月に提供されるそうだが、うまく移行できるかしら。

パソコンに限らず、電化製品のマニュアルにはからきし弱い。
職場でも、パソコンのレンタル終了期間が到来するたびに、初期化したり、新しいパソコンの初期設定をしたりするのに、ひと苦労。
作業自体は、結果的には早く終わるので、難なく適応できているように見えるらしいが、それはただ単に、不安感から落ち着かず、早くからとりかかるせいなのである。
最近では、業務の困難さよりも、パソコン操作に慣れるほうが、ずっとハードルが高い。

たいそうなことを書いてあるわけではないのだが、やはり愛着のある文章は多い。
移行に失敗してデータを失い、泣きをみるまえに、まずはバックアップをとっておこう。
行き来させていただいているかたの新しいブログへの訪問もスムーズにいくのかしら。


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抗原検査をしてみれば…

2022年01月14日 | インポート
昨年の話題で恐縮だが、近くのドラッグストアで、無料で抗原検査をしてくれるというので出かけた。
実家への帰省を控えていたからだ。
無料と聞くとすぐ行列ができる国のこと、さぞかし混んでいるだろうと思いきや、情報が伝わっていないのか、それとも密を恐れてか、年配の男性がひとりいるきりだった。

まず、タブレットを見ながら検査方法をひととおり覚える。
対面でスタッフが見ていてくれるのだが、基本的には自分で検査することになっているのだ。
次に、検査キットの箱をあけ、中身を取り出す。
一度では覚えきれず、いま一度タブレットを見せてもらいながらなので、なんだかせわしない。
若い女性スタッフもあまり慣れていないらしく、こちらが質問するたびに、タブレットを確認するので、心もとない。
加えて、何が気に入らないのか、ひどく不愛想である。
そのため、ただでさえ緊張しているところにさらに、おどおどとしてしまう。

鼻の孔に綿棒のようなものを突っ込んでグルグルと回す。
きちんと差し込まれているか見てほしくて尋ねると、「いいんじゃないですか、それで」とひとこと。全くそっけない。
鼻孔をこちょこちょするもんだから耐えきれず、思いっきりくしゃみをしてしまう。
と、くだんのスタッフ、あからさまに後ろにのけぞった。
あまりいい気分はしないが、彼女の気持ちはわかる。
もしわたしが陽性だったら、思いっきりその飛沫を浴びることになるのだから……。
おたおたしながらも、やり終えて待つこと15分。結果は無事、陰性。
当日と、次の日のみ有効という証明書をいただいた。
検査を終えると、スタッフが早速、それまでわたしが座っていた椅子やら、周辺の間仕切りを、せっせと消毒し始めている。
陰性だったんだから、わたしが店の外に出てからすればいいのに、と思ったが仕方がない。
抗原検査の結果は100パーセントではないのだ。

検査キットは、一家に何個か買っておくように、と今年早々の広報に載っていたが、いつのまに、常備薬みたいな位置づけになったのだろう。今回は無料だったので試してみたが、たった2日間の有効期限というのでは、モチベーションがあがらない。


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ぐずぐずと……

2022年01月10日 | インポート
この部屋に住んで、今年で4年経過する。
2年ごとの賃貸契約を更新するかどうかの書類がもうすぐ届くだろう。
年末年始、父のこともあり、実家に戻ったほうがいいのか母に尋ねたところ、
「夕ご飯の支度が大変になるからとりあえず、今は帰ってこなくていい」とのこと。
確かに、わたしが帰ったところで、夕方、3人分の食事作りなどできっこないのである。
せいぜい皿洗いの手伝い程度。
それを聞いてホッとしたのは確か。
マメに顔を出そうとは思っていても、(寝に帰るだけでも)、ひと息つける静かな場所はやはり必要。
どうしても帰らざるをえない状況というのは、そのうちやってくるだろうから。

もう少し、実家近くに引っ越してもいいいのだが、部屋選びには慎重にならざるをえない。
騒音問題である。
意気揚々と、ひとり暮らしマニュアル本など買って湘南地方へ移り住んだのは9年ほど前。
階上に住む男性が、真夜中までテレビゲームに興じ、薄い天井を伝ってその音がストレートに響いてくるものだから、ほぼ毎日寝不足。
大家さんに相談したところ、ひと月後に引っ越すらしいから、それまで我慢してちょうだいと言われた。

現在のお隣さんは、呼吸器が弱いかたらしく、咳やくしゃみ、鼻をかむ音が激しく、これは生理的現象なのだからしかたないと思いつつ、やはり気になり、慣れるのにずいぶんかかった。(今も夜中に、この音で起こされることがあると、つい、むっとしてしまうのだが)
しかし考えてみれば、それはお互いさまで、お隣さんはお隣さんで、こちらのテレビの音を、我慢してくださっているかもしれない。
”音問題”は、住んでみないとわからない。
あって当たり前、なければ幸運、くらいに思っていたほうがいいのかもしれない。
(家賃の安さは、壁の薄さに比例する、ということはよくわかった)
転居費用、初期費用だってばかにならない……。
そんなわけで当分、現状維持。
4月の異動もないだろうから、重い腰は益々あがらない。


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雪、雪、雪

2022年01月07日 | インポート
昨日、お昼前に事務所内がざわつき始めた。
窓の外を見ると、雪がちらついている。
このあたりでは降雪は珍しく、ことによると、今年初めてのコロナウイルス感染症の発生届よりも、皆さんの関心をさらった。
すぐにやむかと思いきや、お昼過ぎには風も加わり、ほとんど吹雪いている。
見下ろす木々も屋根も一面、真っ白。
職員が入れ替わり立ち代わり窓際にやってきては、
「バスは動いているのかしら」
「夕方までもたないかも」
「電車も、やばいんじゃないの」
「もう、歩くしかない」
などと不安げである。
確か、8年ほど前にも、かなりの降雪になったが、徒歩通勤だったために、交通機関の心配はしないですんだが、帰り路、横殴りの雪に視界はさえぎられ、歩道と車道の区別がほとんどつかない中、遭難しそうになりながら帰ってきた。
大げさな話ではなく、本当にそんな感じだったのである。

震災以来、電車が止まる、ということに対して敏感になっていることに気付かされる。
多少遅れても、公共交通機関が動いているということのありがたさ、止まったときの無力感を今回、ちらりと思い出すことになった。

「今日の授業は雪合戦にしましょう」
先生のかけごえとともに、ワクワクとしながら校庭に飛び出した小学生の頃がなつかしい。


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