マスクが不足していたおりには、その姿かたちとそっくりの様子でドラッグストアの店頭に並べられ、思わずマスクかと思わされては、「ちがうじゃん」と伸ばした手を引っ込めたアイマスク。
これを今、とても重宝している。
というのも、わたしは今、医療機関からあがってくる発生届をもとに、公表資料をつくるための入力作業を請け負っているのだが、とにかく発生届に書かれている文字がとても小さい。
米粒のような文字を拾って、これまた小さいパソコンの小さい画面の小さな表に、名前や性別、年齢、感染判明日などを入力していく。
例えば年代の欄は10歳以下から100才以上までプルダウン方式になっており、そこから選べばいいのだが、加齢による目力の衰えは顕著で、50才台と60才台の区別がつきにくい。
のみならず、おおむね40才台以上の方のお名前は、太郎さんだの和子さんだのと、名前として想像しやすい漢字が使われているので、漢字変換もスムーズである。
しかし、若いかたのお名前、いわゆるキラキラネームに関しては、いったいどんな漢字を使っているのか、想像すらできないので、いちいちメガネを取って確認してから一文字ずつ漢字変換していくので時間がかかる。
これが2,30人のうちは、まだよかったが、最近では100人近くになることも多くなった。
本日公表分を入力し終えたと思ったら、すぐ明日の分の入力作業である。
その間にも、発生届は、かたきのように次々と送られてくる。
一日の終わりには、この作業のために目力のほとんどは失われ、目の奥はジンジンと熱を帯び、ドライアイが加速するせいか、風が目の玉の表面に当たっても、チリチリと針を刺したように痛む。
帰りの電車の中ではほとんど目を閉じた状態なので、もしもお年寄りが席の前に立って、「寝たふりすんじゃねえよ」と思ったとしても、お構いなしまちがいないだろう。
そこで登場したのが、くだんのアイマスク。
メガネの形をしたふわふわの生地を目の上にあてて20分。
蒸気の力で目に潤いを与える。
ラベンダーやゆずの香がある。
これはみな目を温める作用のものらしいが、熱さまシートを目に応用した、クールタイプもある。
いったい疲れ目には、温めるのがいいのか、冷やすのがいいのか不明だが、とりあえず、気持ちがよければいいのだろう。
疲れ目はそうとうなものだが、それを言い訳に、いろんな種類のアイマスクを試してはささやかな慰みとしている。
これを今、とても重宝している。
というのも、わたしは今、医療機関からあがってくる発生届をもとに、公表資料をつくるための入力作業を請け負っているのだが、とにかく発生届に書かれている文字がとても小さい。
米粒のような文字を拾って、これまた小さいパソコンの小さい画面の小さな表に、名前や性別、年齢、感染判明日などを入力していく。
例えば年代の欄は10歳以下から100才以上までプルダウン方式になっており、そこから選べばいいのだが、加齢による目力の衰えは顕著で、50才台と60才台の区別がつきにくい。
のみならず、おおむね40才台以上の方のお名前は、太郎さんだの和子さんだのと、名前として想像しやすい漢字が使われているので、漢字変換もスムーズである。
しかし、若いかたのお名前、いわゆるキラキラネームに関しては、いったいどんな漢字を使っているのか、想像すらできないので、いちいちメガネを取って確認してから一文字ずつ漢字変換していくので時間がかかる。
これが2,30人のうちは、まだよかったが、最近では100人近くになることも多くなった。
本日公表分を入力し終えたと思ったら、すぐ明日の分の入力作業である。
その間にも、発生届は、かたきのように次々と送られてくる。
一日の終わりには、この作業のために目力のほとんどは失われ、目の奥はジンジンと熱を帯び、ドライアイが加速するせいか、風が目の玉の表面に当たっても、チリチリと針を刺したように痛む。
帰りの電車の中ではほとんど目を閉じた状態なので、もしもお年寄りが席の前に立って、「寝たふりすんじゃねえよ」と思ったとしても、お構いなしまちがいないだろう。
そこで登場したのが、くだんのアイマスク。
メガネの形をしたふわふわの生地を目の上にあてて20分。
蒸気の力で目に潤いを与える。
ラベンダーやゆずの香がある。
これはみな目を温める作用のものらしいが、熱さまシートを目に応用した、クールタイプもある。
いったい疲れ目には、温めるのがいいのか、冷やすのがいいのか不明だが、とりあえず、気持ちがよければいいのだろう。
疲れ目はそうとうなものだが、それを言い訳に、いろんな種類のアイマスクを試してはささやかな慰みとしている。