森の樹木に彫刻は止めてください・・・!
箕面の森の西尾根コースは、池田市との境界尾根づたいに歩ける、とても
気持ちのいいコースです。.
しかし、大きなケヤキ、樫、ソヨゴなど、表面が比較的つるっとした木の表面
に、彫刻をされている樹木があり、とても気になります。
ハートマークの中に2人の名前が彫り込んであったり、○○大好き・・・とか、
名前の先に2つの唇が合わさっている絵を、上手に彫ってあったりとか・・・
樹木の生長と共に文字や絵が少しづついびつにはなってきていますが、
しっかりと読めます。
ここ以外にも森の中あちこちで時々見かけます。
時には年月日も一緒に彫ってあり、中には昭和52年・・・ とあり、30余年前
のものも見ました。
樹木に愛の記念を! と、刻印されたご両人に今ごろ、さぞお幸せに生活
されているものと想像しますが 反面、樹木が痛々しく・・・
何年もの間、深く掘られた傷口を、徐々に年月をかけて何も言わず黙々と
修復しつつ成長していく樹木が、なんともけなげで可哀想に思いました。
やはり記念彫刻などで 樹木に直接彫り込むのは止めて下さい。
それにマジックやペンキなどで 落書きも止めて下さい。
よくあちこちで・・・ 「M電器製品ボイコット・・・」 とか、M製品を中傷する
訴えを樹木に直接書いている人がいます。
樹木を傷つけてまでそんな訴え方をしても、それを見た人たち、ハイカーの
人たちには、決して共感は得られないと思いますよ。
短冊のようにして同じ中傷文を木に吊るしているのも見かけますから、家で
準備してきたようですね。
その方々に何があったのか分かりませんが 森が迷惑です。
森の樹木にキズをつけないで下さい。
森を汚さないで下さい。
喜びも 嬉しさも 悔しさも 怒りも・・・ 何か訴えたい気分の時は 森や樹木
に向かって・・・ 思いっきり大声を上げて叫んでみてください・・・
森はいつでもその声と心を大きく包み込んで、全てを受け入れてくれますよ。
時には山々にこだまして自分達に応えてくれると思いますから・・・。
きっと!
07-5 (完)