箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

樹木に有刺鉄線を巻かないで下さい・・・! 

2007-07-02 | *編集・その他

樹木に有刺鉄線を巻かないで下さい・・・!

 

 

箕面の森に隣接するゴルフ場があります。

私は六固山へ上った後はいつもこのゴルフ場に隣接する山道を通り、

落合谷方面へ向かいます。

プレイするゴルファーを見ながら、かつて自分も人を連れて得意げにプレイに

熱中していた頃の事を思い出す事もあります。

 

(余談ですが、私はきれいに整備されたゴルフ場を横目に今は一人、森や

こんな山道を歩ける事の方が、あの頃よりもはるかに心豊かに、穏やかに

過ごせている満足感を味わっています。)

 

問題は、この狭い山道の尾根伝いにゴルフ場との境界を示すトゲ針の

ついた有刺鉄線が張られています。

服がトゲ針に当たらないように歩くのは気を使い嫌ですが・・・

私が心痛むのはその事ではなく、トゲ針の付いた鉄線を張るのに丸太の

杭の代用に、今生きている樹木に直接 釘止めしたり巻かれている所が

見られることなのです。

痛々しい姿です。

 

それで無くともトゲ針の付いた鉄線は見た目も恐いですが、それを生木に

直接打ち止め支柱の代用にしている事は許せません。

 

森の迷惑です。

 

一部は相当昔からなのか? 

樹木の成長と共にその有刺鉄線を飲み込んで幹の深くまで食い込んでいる

姿は、とても痛々しいです。

樹木の幹の中から左右にトゲ針の付いた鉄線が出ている姿を想像して

みてください。

年月と共に、樹木が異物の鉄線を幹に取り込んでいった形跡がはっきりと

見て取れます。

 

森の中を開発し、人間様の娯楽のためにゴルフ場を作るからには、まず

もって森に対する畏敬の念を持っていただきたいと願うのです。

人間の高慢で傲慢な姿勢を感じてやりきれない思いが残りました。

 

 

ゴルフ場関係者の皆様へ

「森の樹木を有刺鉄線の支柱代わりにしないで下さい。まして

、トゲ針の付いた鉄線を生木に直接打ち止んだり巻きつけたりする事は

止めて下さい。」

 

森の迷惑です。

それに、毎回この山道を通り心痛むのは私だけでは無いと思うのですが・・・

沢山のハイカーの皆さんも心痛めながら通っておられます!   

 

小さなできごと・・・と一笑に付されるかもしれませんし、そんな事ぐらいで・・・

と、逆に怒られるかもしれませんが・・・

しかし、紳士のスポーツだけに自然環境への配慮は、このゴルフ倶楽部

全体の価値を左右する重大な問題と捉えて、至急対処してくださる事を

お願います。

 

 

07-7 (完) 


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