珍しいポーランド産のワインが手に入ったので、北限のピノ・ノワール特集として飲み比べを実施しました。
この日は生憎の雨模様で、線状降水帯の発生も予想。
最近の予報は大袈裟です。こんなご時世なので仕方ないですね。
おかけで街にはひと気がありませんでした。
ワイン会が始まる頃には雨は止み、代行呼んで帰る頃には雨上がりの爽やかな雰囲気。
ピノ・ノワールの飲み比べ。
この季節にはぴったりです。
いつも手間の込んだ美味しい料理を提供くださる、シェフには大大大感謝。
カリフォルニアやオレゴンの造り手によるピノ。
面白いのは「ユニオン・サクレ Pinot Noir / UNION SACRE WINES (赤)750ml (wineya.com) 」というモントレーの北側のサステナブル農法を実践する単一畑のピノ・ノワールで、フランス、アルザス地方のワインへのオマージュでワイン造りを行っています。
ブルゴーニュは安心の美味しさ。
特にマルサネは比較的手頃なのが嬉しい。
イタリアの珍しいピノネロも登場。
気候変動、地球温暖化の影響で北の産地の赤ワインが変化しています。 これは長期熟成のポテンシャルを秘めた、例えばこの日飲んだオーストリア産ワインは、エレガントで上質な赤ワインで、大樽熟成による、スモーキーでスパイシーさも感じる赤系果実の香り。甘くしっかりとしたストラクチャーを備えていました。 以前、味わったオーストリアの赤は、大抵色が薄く、風味も乏しいものでしたが、近年のオーストリアは変わり ました。 今後もこうした傾向は続くと思われます。逆に、南の産地は気温の上昇による悪影響を受けて、今までの恩恵を受けることが難しくなりつつあります。 最高のピノノワールの産地とされるブルゴーニュは温暖化の影響により、高品質を維持する為の減産を余儀なくされるなどの高コスト化で、価格の高騰を招いてます。 今後は北の産地にシフトする流れが加速します。