
(2011.01.08 訪問)
安倍文殊院の訪問は実は初めてなんです。
「獅子から降りた文殊様」というキャッチフレーズで遷都祭の特別公開期間が延
長され、今月25日(火)まで公開されていますので、この日訪ねてみました。
[ 安倍文殊院 ] あべのもんじゅいん
●山号 安倍山(あべさん)
●院号 文殊院(もんじゅいん)
●寺号 崇敬寺(そうけいじ) 通称「安倍の文殊さん」
●宗派 華厳宗別格本山
●開基 安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)
●本尊 文殊菩薩騎獅像(重文)
安倍文殊院縁起
大化の新政府左大臣、安倍倉梯麻呂が一族の氏寺として建立した安倍寺が初。
安倍寺は法隆寺式伽藍配置の壮大なお寺だったらしいのですが、談山僧兵の焼き
打ちで全山消滅、今の文殊院地にあった別院に統合されたと伝わるそうです。
名家安倍家は、倉梯麻呂を筆頭に安倍比羅夫、安倍仲麻呂、安倍継麻呂、安倍晴
明と歴史に名を成す人々を輩出。陰陽師としての安倍晴明は「文殊菩薩の化身」
として崇められ、魔よけ祈祷の寺と信仰が広まったといいます。今の本尊文殊菩
薩騎獅像が仏師快慶により造像されたと伝えられ、その信仰が今に連綿と続いて
いるようです。
▼山門。

▼参道。

▼本堂。

「獅子から降りた文殊様」をじっくり拝見するとやはりどこかおかしい、本来あ
るべき姿ではない姿をボク達は見ているわけで、しかも文殊さんはへんな木製台
に半伽椅座。後ろに獅子が置かれています。当然一体として見ることは出来ませ
ん。文殊さんのお顔がよく見えるようにと、お寺の余計な親切でしょうが、それ
なら本来の姿のまま前方床へ移動したら済むのではないですか。
と思ったのはボクだけでしょうか。
▼釈迦堂と本尊釈迦三尊。
釈迦堂は本堂と棟続きのお堂です。


▼仲麻呂堂(金閣浮御堂)。
文殊池に浮かぶ美しいお堂です。
安倍一族の供養堂。本尊開運弁財天、仲麻呂、晴明像を祀っています。

▼仲麻呂望郷の歌碑。
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも
昨年亡くなられた榊莫山さんの揮毫で、仲麻呂が遠く長安から詠んだ歌です。

▼鐘楼。
撞き放題みたいで皆さん頑張ってました。

▼不動堂。
本尊不動明王、護摩行が行われるそうです。

▼稲荷社。
安倍晴明と何か関係がある「くずは稲荷」

▼白山堂。
安倍文殊院鎮守社で縁結びの神様。

▼晴明堂。
安倍晴明天文観測の旧地に建ち、魔よけ、方位よけのご利益があるそうです。

▼展望台から花の広場。
今年の干支、卯年にちなみウサギのジャンボ花絵。

相当人気のお寺のようです。ぼけ封じ祈願霊場と云うことでご年配の方々の参拝
が多く、本堂内での祈祷も盛大でした。
境内はやたら朱色の建物が多く、お寺なのか神社なのか、晴明さんの影響の強い
お寺なんでしょう。
一日に五寺も巡るとブログ制作が大変ですわ。
とりあえず新春第一弾!明日香巡りはこれで お し ま い !