
(2013.09.07訪問)
阪急電車での京都行きは初めてです。梅田から京都線桂で嵐山線に乗り換え、上桂で降ります。
ここんところ週末は雨にたたられ、今日も嫌な予感がズバリ、案の定お寺に着いた途端降り出しました。
陽光の揺れるこぼれ陽と竹葉の囁き合う音、緑グラデーションの混じり合う変化、そんな竹林を想像して来
ただけに、嗚呼無念! 下手な写真の言い訳を先に書いときますワ。
▼竹林。竹の寺と親しまれているだけに、さすが見事な竹林が本堂参道の両サイドに続きます。
が、嗚呼無念!

[ 地蔵院 ]
●山号 衣笠山(きぬがさやま)
●寺号 地蔵院(じぞういん)通称 竹の寺
●宗派 臨済宗単立
●開創 南朝正平二十二年・北朝貞治六年(1367年)
●開基 細川頼之(室町幕府管領)
●創建 宗鏡禅師 (そうきょうぜんじ)
●開山 夢窓国師 (むそうこくし)
●本尊 地蔵菩薩立像
▲ 京都市西京区山田北ノ町23 TEL075-381-3417
▲拝観料 400円 御朱印 300円
▲阪急電車嵐山線上桂駅下車徒歩15分
嵐山から京都バス苔寺下車徒歩約3分
地蔵院縁起 (地蔵院パンフから抄出)
もと衣笠内大臣藤原家良の山荘を貞治六年(1367年)、官領細川頼之が、宗鏡禅師を招請し、伽藍建立当寺を
建設した。宗鏡は夢窓国師を開山に仰ぎ、自らは第二世となった。 以後北朝系の三天皇御願寺に任じられ一
大禅刹となるも、応仁の乱により諸堂悉く灰燼。
その後、皇室の深恩と細川家の援助などにより宝永元年(1704年)に、第十四世古霊和尚によって寺観が整え
られた。現在の本堂(地蔵堂)は昭和十年(1935年)に再建。堂内には、夢窓国師、宗鏡禅師、細川頼之の木像
を安置している。
▼ 地蔵院岐れの道標。

▼参道。JR東海、そうだ京都行こう2013初夏キャンペーンはここ地蔵院、このカットから始まってましたネ。

▼境内イラスト案内板。

▼簡素な山門ですが山内の竹林が早くおいでと誘ってくれてます。

▼竹林。

▼振り返ってみる山門と青もみじ。

▼本堂が見えてまいりました。

▼本堂。四方三間の宝形造。

▼本堂扁額。地蔵院と半彫りされています。

▼堂内須弥壇のご本尊、地蔵菩薩立像ですが残念ながらお顔を拝せません。

▼須弥壇横の吊り灯籠。

▼本堂横に鎮守社、石の上に小さなお社、開福稲荷大明神。

▼方丈への参道。

▼方丈庭園への中門。

▼中門から内庭。ここから内部は撮影禁止。名高い十六羅漢庭園も方丈に坐り鑑賞のみ。

方丈の間には、細川元首相の水墨襖絵が飾られています。
▼本堂前に広がる苔庭。

▼境内の南隅に細川頼之と宗鏡禅師の墓所があります。

▼細川頼之墓。巨木に食い込むように、自然石を積み上げただけの墓石、刻字も何もありません。

▼宗鏡禅師墓。このお墓も自然石そのまま、刻字はありません。

▼参道から少し入った所に細川頼之顕彰碑が建てられています。

▼竹林をもうワンカット。

▼御朱印です。

決して広くない境内に、方丈、庫裡を除いて堂宇は本堂のみ。現在庫裡を修復中で覆いがかかりしかもこの
お天気、拝観はボク一人、方丈庭園の十六羅漢の庭は独り占め、小雨の庭園美を堪能させていただきました。
フロク
今日の渡月橋、嵐山は変なお天気にも関わらず、相変わらず多くの観光客で一杯です。

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