土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

六波羅蜜寺、空也上人願いのお寺。

2015年01月26日 | 京都の古寺巡り



(2015.01.24訪問)


西国観音霊場の御朱印を戴きかたがた、付近はよく徘徊するのですが、未だ訪ねたことがない六波羅蜜寺を
訪ねました。「南無阿弥陀仏」を称える口から六体の阿弥陀さんが現れる空也上人像で著名なお寺で、場所
柄旧鳥辺野と云う悪地で現世と冥土の境地「六道の辻」に立地する空也上人創建のお寺です。


▼本堂。




[ 六波羅蜜寺 ]
●山号 補陀洛山 (ふだらくさん)
●寺号 六波羅蜜寺 (ろくはらみつじ)
●開基 空也上人 (くうやしょうにん)
●開創 天暦五年 (951年)
●宗派 真言宗智山派
●本尊 十一面観音立像 (国宝) (秘仏)
▲拝観料 境内無料 宝物館 600円 朱印 300円
▲拝観時間 8:00~17:00
▲京都市東山区五条通大和大路上ル東入2丁目轆轤町81-1 Tel.075-561-6980
▲http://www.rokuhara.or.jp
▲西国三十三カ所観音霊場第十七番札所
▲京阪電車「清水五条駅」下車 徒歩約8分 または「祇園四条駅」下車 徒歩約10分 
 市バス「清水道」下車 徒歩約5分


六波羅蜜寺縁起
六波羅蜜寺は、天暦五年醍醐天皇第二皇子光勝空也上人により開創された西国第十七番の札所である。当時
京都に流行した悪疫退散のため、上人自ら十一面観音像を刻み、御仏を車に安置して市中を曵き回り、青竹
を八葉の蓮片の如く割り茶を立て、中へ小梅干と結昆布を入れ仏前に献じた茶を病者に授け、歓喜踊躍しつ
つ念仏を唱えてついに病魔を鎮められたという。現存する空也上人の祈願文によると、応和三年八月諸方の
名僧六百名を請じ、金字大般若経を浄写転読し、夜には五大文字を灯じ大萬灯会を行って諸堂の落慶供養を
盛大に営んだ。これが当寺の起こりである。



            ▼六道の辻に建つ寺標。





▼山門とフェンス内は本堂。





▼平素は閉じられている山門。





▼門柱飾りのミニ多宝塔が二基。





         ▼西門から入ると、十一面さんが迎えてくれます。
          この観音さんは本堂本尊のレプリカ像と云われています。





▼西門正面に弁天堂。





▼弁天さんと思えない姿形、まさにヒンドゥー女神サラスヴァティーそのもの。





         ▼清盛塚もあります。





▼お地蔵さんもピラミッド状に。





▼本堂前の枡形石に信者の願い石がいっぱい。





▼本堂 (重文)。桁裄七間、梁間六間、寄棟造、本瓦葺、三間向拝付。貞治二年 (1363年) 建造。





▼本堂扁額。





▼向拝軒の鮮やかな彩色。お堂彩色は昭和四十四年 (1969年) の解体修理の際、再彩色したものです。





         ▼本尊十一面観音立像 (国宝)。像高259cm、檜一本造、漆箔。伝空也上人作。
          内陣須弥壇厨子内に祀られる本尊。
          十二年に一度の辰年に秘仏開帳されるそうです。


 
         写真はネットから借りてきました。



▼久しぶりに天気上々。


 




かの有名な空也上人像、少々怖い目つきの平清盛像、運慶、湛慶座像や平安鎌倉期の重文仏と会える宝物
館は見応えがあります。


▼「南無阿弥陀仏」を称える口から六体の阿弥陀さんが現れる空也上人立像 (重文)。運慶の四男康勝の作。
 市中の聖としてボクたちが受ける印象そのままの姿で念仏による救済を説く清貧な姿を、運慶四男康勝は写
 実的に表現した。さすが運慶の子としての実力は並ではない感じを受けます。
 皆さんご存知でしたか、小さいお像ながら目は玉眼が嵌まってますよ。



         写真はネットから借りてきました。



▼御朱印です。




市中のお寺の宿命か、寺域は狭く堂宇も本堂をのぞいて新しく、空也上人の精神性というものを感じること
は出来ません。創建時の印象は違ったんでしょうが、目に飛び込んでくるどこもかしこも鮮やかな朱色に目
はチカチカ、どうにも落ち着かないお参りでした。




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