
(2017.10.14訪問)
京阪電車深草駅で降り疎水を渡り山手に在る寳塔寺を目指して深草の町を歩いています。降るのか降らないのかハッキリせいと云い
たくなる今日の京の天気。だからなのか深草の町は歩いている人がいません。時折学生の固まりに会う程度です。この界隈は結構お
寺の多い町で、著名なお寺も甍を並べています。東山三十六峰一番南の稲荷山の裾にこれから訪ねる寳塔寺はあります。
▼総門(重文)。切り妻造、本瓦葺、四脚門、室町時代建立。後ろに稲荷山が控えているせいかはや参道石段が見えています。

[ 寳塔寺 ]
●山号 深草山 (じんそうざん)
●寺号 寳塔寺 (ほうとうじ)
●宗派 日蓮宗 (にちれんしゅう)
●開創 徳治二年 (1307年)
●開基 藤原基経 (ふじわらもとつね)
●開山 日像上人 (にちぞうしょうにん)
●本尊 久遠実成釈迦牟尼仏
▲拝観 境内自由 朱印300円
▲京都市伏見区深草宝塔寺山町32 Tel.075-641-1859
▲京阪電車「深草駅」下車 東へ徒歩約10分
JR奈良線「稲荷駅」下車 東南へ徒歩約15分
名神高速道路「京都南IC」約20分
阪神高速京都線「上鳥羽」出口から約15分
▼日像上人廟所を示す寺号石標。

寳塔寺縁起 (寳塔寺パンフから抄出)
九世紀末、時の関白藤原基経発願で創建された極楽寺を前身とする。極楽寺の住職良桂律師が日蓮宗開祖日蓮聖人の孫弟子、日像上
人との法論に破れ、その門下に入り、極楽寺を日蓮宗に改宗し日像上人を新たな開山として迎えた。日像上人は勅願寺妙顕寺で入滅、
遺言により極楽寺にて荼毘し廟所に定め寺号を鶴林院とし、上人真筆のお題目を刻んだ宝塔を墓標にし寳塔寺と改称し今日に至って
いる。
▼参道両側には塔頭寺院が並び石畳の参道がまっすぐ、仁王門まで伸びています。

▼日像上人荼毘処。刻された題目が日像上人真筆と伝えます。

▼こんな石段です、ヘッチャラで行けます。仁王門が見えてきましたヨ。

▼仁王門。三間一戸の重層楼門、切り妻造、本瓦葺。貫禄の仁王門です。江戸宝永八年(1711年)再建。


▼山号が書かれた仁王門扁額。

▼阿形仁王さん。


▼吽形仁王さん。


▼大提灯が吊るされています。

▼平成十二年(2000年)天井画が復元され、250枚の牡丹の花が描かれています。
天井の位置により相当汚れが目立つ絵があり、気になります。

▼仁王門から境内、正面は本堂です。

▼赤ちゃん抱っこの慈母観音がお立ちです。

▼袴腰の立派な鐘楼です。高欄付、入母屋造、本瓦葺。

▼本堂(重文)。桁行七間、梁間七間、入母屋造、本瓦葺き、三間向拝付。慶長十三年(1608年)再建。
本尊釈迦如来像、十界曼荼羅のほか、日蓮と日像の像を安置。


▼本堂前五面は格子、両端が出入り口になっています。

▼本堂扁額。蓮花の上に七字名号が書かれた豪華扁額。

▼本堂外縁。

▼本堂斜景。

▼多宝塔(重文)。上層円形の締まりがキュッとした、端麗な多宝塔ですヨ。
塔高11.4m、方三間、本瓦葺、塔では珍しい行基葺です。室町期建立。


▼多宝塔相輪。

▼多宝塔。

▼本堂横に建つ五重石塔。

▼長廊下兼鼓楼兼七面宮への山門。

▼鼓楼。

さて七面山石段登山を開始!
▼どこまで続くかこの参道。一段が低いのでまあいいか。

▼途中三十番神の鳥居とお社。どんな神様か不祥。

▼左には鬼子母神千仏堂。鬼子母神をお祀りか。

▼第一ステップ、参道石段横にチョットした広場があります。

▼宗祖日蓮さん銅像。

▼開山日像上人廟所はここです。

▼参道に戻って一路七面山へ。

▼参道両サイドに狛獅子が飛びかかるように迎えてくれてます。


▼最後の踏ん張り、やっとテッペンが見えます。

▼七面宮に着きました。日蓮宗の守護神七面大明神を祀るお堂です
七面大明神は、七面天女とも呼ばれ法華経を守護するとされる女神。七面天女は当初、日蓮宗総本山である見延山久遠寺の守護神
として信仰され、日蓮宗が広まるにつれ、法華経を守護する神として各地の日蓮宗寺院で祀られるようになったそうです。


▼こんな神馬もいます。

▼こんなお稲荷さんも祀られています。

七面山オシマイ、それでは来た参道引き返して、本坊で御朱印を頂きましょう。
▼本坊山門。

▼例により七字名号が書かれた達者なご朱印です。

このお寺寳塔寺は深草の街中にあるにもかかわらず参拝者ボクを入れて三名。観光寺院ではないと云うことで訪れる人も少ないので
しょう。当然のことながら本堂や山頂の七面宮には入堂で来ませんが、静かな境内はお寺好きにはたまりません。本堂縁に坐り相当
ご年配のご婦人とその息子と思われる初老の男性が何やら愉しそうに会話されてたのが印象的でした。
寳塔寺 オ シ マ イ
このお寺から少し行ったところ、あの茅葺本堂があるお寺、今日の第二弾です。
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