(2018.05.12訪問)
半世紀以上前、確か小学校6年生の夏休み、林間学習の一貫で犬鳴山へキャンプ学習に行ったおぼろ記憶があります。キャンプ行っ
たと云うだけで内容は全く覚えてはいませんが、僅かに思い出すのは犬鳴山の忠犬のお話にクラスみんなが感激したことくらいでし
ょうか。今いる河内長野金剛寺から泉佐野の犬鳴山七宝瀧寺まで40キロ弱、山岳ドライブと云っても1時間もかからないでしょう。
小学校6年生の思いでを確認がてら、大和路号は金剛寺から犬鳴山七宝瀧寺に向います。
▼表情豊かな瀧が迎えてくれます。
[ 七宝瀧寺 ]
●山号 犬鳴山 (いぬなきさん)
●寺号 七宝瀧寺 (しっぽうりゅうじ)
●宗派 真言宗犬鳴派 (しんごんしゅういぬなきは)
●開山 役行者(えんのぎょうじゃ)
●開創 斉明天皇七年(661年)
●本尊 倶利伽羅大龍不動明王
▲拝観料 境内自由 朱印300円
▲時間 7:00~17:00
▲http://www.inunakisan.jp/
▲大阪府泉佐野市大木8 072-459-7101
▲JR阪和線「日根野駅」から南海バスに乗り換え「鳴山」下車 徒歩20分
泉佐野粉河線の南海バス犬鳴山終点の手前100m、一の庄橋を渡り、犬鳴林道を1km半にて本堂上の広場に至る。
広場には50台駐車可。
▼観音堂。弘法大師自作の十一面観世音菩薩像が祀られているそうですが、お厨子の中でしょうか拝観は出来ません。
本来ココが七宝瀧寺の拝観スタート地点ではありません。クルマでこの下の駐車場まで来たために、前半の面白コースは完全に抜
け落ちです。あしからず!
七宝瀧寺縁起(七宝瀧寺HPから抄出)
犬鳴山は、斎明天王の7年(西暦661年)、修験道の開祖である役小角が28歳の時に開基されました。大和の大峰山より6年早く開
山されたので、元山上と呼ばれます。役行者の開山時に倶利伽羅大竜王が出現し、これを本尊としたと伝えられています。また葛城
峯中の奥の院とも呼ばれ、葛城二十八宿修験根本道場でもあります。役行者は当山で、国家案穏、五穀豊穣、緒人快楽の密法を修せ
られた。
▼本堂への参道鳥居。
▼燃える光背、迫力満点の難切り不動明王。
▼少し行くと護摩壇のある広場に到着。
▼手前に鐘楼があり……、
▼奥に南無大聖身代わり不動明王が、
▼睨みを効かせています。右手に持つ宝剣には同じく龍が巻き付き睨みを効かせています。
▼お大師さんもお立ちです。
▼信者奉納の水子地蔵ちゃんが酷いことになってます。
▼それを見てボケ除けお不動さんの怒り、宝剣にも火が点いてます。
▼鎮守堂。
▼本堂舞台。本堂全景は地形の制約上撮れません。
▼折しも堂内では読経が始まりました。
▼行者瀧を目指してこんな山道を行きます。
▼犬鳴川に沿った山道を行くと赤いお堂が見えてきました。
▼終点の清瀧堂に着きます。瀧見のお堂です。
▼扁額と云えるかどうか。
▼外も内も真っ赤に荘厳、堂内にはお不動さんが中尊で、左には役行者が祀られています。
▼犬鳴川の岩盤を流れ落ちる行者の瀧。
禊や瀧行がおこなわれる神瀧、かつては役行者や空海さんもこの瀧で修行されたと伝わります。
▼「気をつけてお帰り」役行者の声が聞こえたような……。
▼ご朱印です。
不動明王や役行者が主役の山岳仏教、葛城山中犬鳴山は修験の根本道場です。犬鳴川渓谷に沿った道には不動明王を始めとす役行者
等石仏の数々がこれでもかと祀られ、自然景観に溶け込んでいます。古代から続く山岳修行の厳しさはボクには到底想いが及びませ
んが、今でも白装束に身を包んだ修行者の皆さんが物事成就の願望実現のために瀧行に励んでいると聞きます。信ずればこその修行
なんですネ。問題は半世紀前の記憶はついに蘇ることはありませんでした。
犬鳴山七宝瀧寺 オ シ マ イ
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私の好きな滝と神社とお寺の組み合わせ!
行ってみたいですが、遠いです・・・
そう云わずに一度大阪へお運びください。
おや大阪に、とお思いでしょうが、古寺古刹満載の府ですヨ。