(2019.06.08訪問)
両界山横蔵寺から岐阜市内に戻り日本三大仏の一つ、岐阜大仏の黄檗宗金鳳山正法寺を訪ねます。岐阜大仏が余りに有名なので、
さぞやの大寺と思い込んでの訪問は大仏殿一つのお寺でした。お寺は小さくても気宇壮大なお釈迦さんがおられます。この地で
黄檗宗のお寺があるというのも新しい発見でした。
▼大仏殿と呼ばれている本堂一つの大きくて小さなお寺です。
[ 正法寺 ]
●山号 金鳳山(きんぽうざん)
●寺号 正法寺(しょうぽうじ)
●宗派 黄檗宗 (おうばくしゅう)
●開山 千呆禅師 (せんがいぜんじ)
●開基 天和三年 (1683年)
●本尊 釈迦如来坐像 (岐阜大仏)
▲岐阜市大仏町8番地 TEL.058-264-2760
▲拝観料 200円
▲岐阜駅より岐阜バスで岐阜公園方面行きバスで「岐阜公園歴史博物館前」バス停下車徒歩5分。
▼本堂。境内唯一のお堂、江戸時代後期に建てられた三層構造、およそお寺の建物とは思えない重厚な堂形をしています。
▼扁額には獅子窟と書かれているのかな、ハッキリ言って読めません。
簡素な堂内には、主役が見た目イッパイにお坐りです。
▼この方が日本三大仏の一つ岐阜大仏。穏やかないいお顔をされてますネ。
この大仏は木材で骨格を組み、その上に竹を編んで粘土を塗り、お経を書いた紙を張って、漆を施し、金箔を置いた「乾漆仏」
と呼ばれる仏様で、乾漆仏としては日本一の大きさ。簡素な堂内には、主役が見た目イッパイにお坐りです。
お堂の引きが狭いので、ほとんど見上げるカットばかりになります。
▼像高13.63m、顔の長さ3.63m、眼の幅0.66m、耳の長さ2.12m、鼻の高さ0.36m、口の幅0.70m。
▼寛政六年(1794年)から天保三年(1832年)まで38年を費やして完成したと伝えられています。
▼穏やかで優しいお顔を見上げるとホッとします。
▼堂内周囲には百数体の羅漢さんが色々な表情で並んでいます。江戸中期の造像。
▼裏堂には天国と地獄絵図の軸が掛けられています。
▼本堂正面です。
▼青空と宝篋印塔。
▼境内で妙にこの黄花が目立っていました。
▼ご朱印です。
さすがに像高13m超えのお釈迦さんは迫力半端じゃありません。やや俯き加減のやさしいお顔を参拝者に向け、「ようお参りじゃ
感心々々」と言われているような錯覚さえ受けます。ほんに暖かみのあるお釈迦さん、皆さんも一度お会いになってみては。
正法寺、オ シ マ イ 。
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