土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

玄賓菴、枯れ葉敷く山辺の道に沿ってヒッソリと佇んでいます。

2018年02月01日 | 奈良の古寺巡り





(2018.01.27訪問) 


長岳寺から次に玄賓菴 (げんぴあん) を訪ねます。この寺名はなかなか読めないですネ。このお寺も山辺の道沿いにありますが、
三輪山の麓といった方が寺格が上がるかも知れません。三輪山は山そのものが神体山、そんな神域に玄賓菴は門を構えています。
クルマを檜原神社の駐車場に止め、玄賓菴を目指して冬の山辺の道を歩きます。


[ 玄賓菴 ]
●山号 三輪山 (みわさん)
●寺号 玄賓菴 (げんぴあん)
●宗派 真言宗醍醐寺派 (しんごんしゅうだいごじは)
●開基 玄賓僧都 (げんぴんそうず)
●開創 9世紀
●本尊 不動明王坐像 (重文)
▲拝観料 200円 朱印300円
▲時間 10:00~15:00
▲奈良県桜井市茅原373 Tel.0744-42-6447
▲JR桜井線「三輪駅」下車徒歩30分
 西名阪自動車道「天理IC」から国道169号を南へ約9km





▼門前を山辺の道が通っています。







▼頂いた玄賓菴縁起書です。







            ▼葷酒門内に入るを禁ず。







▼山号三輪山の扁額。







▼本堂。桁裄3間、梁間3間、切妻造、桟瓦葺、重層屋根、1間向拝付。







▼寺号が書かれた扁額。







▼本堂内は外陣の畳敷きが広く、中央一段奥まって内陣須弥壇上に本尊不動明王坐像が祀られています。







▼正面からの本堂。失礼ながらちょっと印象の薄い建物ですネ。







▼本堂前の枯山水庭園。







▼関守石。庭園や神社仏閣において、立ち入り禁止を表示するために用いられる石のことで、ここでは庭園砂地には入らないで下さ
 いの意。







▼新しい薪が積まれた護摩壇。







▼用意万端、近々護摩行が始まるんでしょうか。







▼石仏が整然と並べられています。







            ▼お不動さん。







            ▼寄せ集め笠と云ったら失礼かナ、今にもヤバイ十三重石塔。







            ▼白大神。どういう神様か正体不祥。







            ▼三輪龍神の碑。







▼八大竜王の社。







▼凍りついた放生池、亀さんも動きがとれないみたい。

          





▼もう一面の池も凍った上に雪が残っています。

         





▼放生池からの境内。極狭い境内でやたら小さいお社の多いお寺です。







            ▼境外の小さな滝が岩を打っています。







▼平岩を打つ水飛沫。







            ▼山辺の道を挟んだ前に宝篋印塔が数基建てられており、この塔は中々立派な印塔です。







            少々山辺の道の印象を。

            ▼この道標は皆さんよくご存知ですネ。







▼こんな道が続いているんですヨ。         













▼山辺の道の少し開けたところから二上山がクッキリ。







▼ご朱印です。




これにて玄賓菴 オ シ マ イ

山辺の道は街中や村落を通るところは全く普通の道ですが、山中に入るとまさしく山辺の道。樹々の間を縫うように小径が続き、
今は積もり積もった枯れ葉の踏み音を聞きながら歩を進める、やがて細い石畳が現われ、白壁の塀が目に付くとそこが玄賓菴なんです。
細い道とお寺の白壁、エッこんなところに!ドッキリの現われ方にいささか勘が狂いますが、こじんまりしたお寺は閑かに門を構えて
いました。





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