塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

レアルが個人技のサッカーの頼る理由

2010-03-11 20:48:56 | 日記
 チャンピオンズ・リーグでの8強入りはまたもや不成功に終わりましたが、レアルは何故組織の成熟度でバルサに劣りながらもリーガで首位に立つ事ができたのでしょうか。

 僕はその理由を「GKのイケル・カシジャスを除くフィールド・プレーヤー10人全員が、きらー・インスティンクトを持っているから」と捉えます。

 キラー・インスティンクトは「殺傷能力」、サッカーでは「試合を決定付ける力」と捉えたら良いと思います。バルセロナがあくまで「調和」という一貫したハーモニーのもとで試合を行う中、レアルはまず個人が優先されていると僕は思います。
 つまり意思疎通や味方をヘルプする動作が遅れても、10人の選手がずば抜けた技術を持ち、仲間の力を借りなくても、個人の力で逆境を打開できる個人技があり、同時に相手ゴールにシュートを突き刺す力量がある。だからこそ相手がプレッシングをしようがリトリートしようが、レアルはおかまいなしに試合をし、今リーガの首位に立っているのだと僕は考えます。

 つまり相手の「組織」という守備を、を「個」という名前の攻撃で打破るサッカーが、今のレアルのさっかーだと思います。もちろん今のレアルが組織を意識していないわけではありません。むしろレアルの関係者たちは、必要以上に内心「組織」という言葉を意識していると思います。

 しかし現実問題として、彼らは
 1.バルセロナからリーガの派遣を奪回し
 2・サンティアゴ・ベルナベウが決勝の舞台となるチャンピオンズ・リーグで2002年依頼となる優勝を目指す
 という目的がありました。

 しかし近年選手の入れ替えが激しく、監督にしても2007年以降は、カペッロからシュスター、シュスターからラモス、そして現在のペジェグリーニと既に4人目の監督を迎え入れています。
 これではどんな名将と呼ばれる指揮官だろうと、クラブに「結果」と「調和」という相反する2つの勝利をもたらすことはできません。

 おそらくペジャグリーニは、内心では組織の整備を無視できないが、個人の力量で勝ち点3が手に入るならば、個人主体のサッカーをしようという現実の目算から、今のやり方を導き出したのではないかと僕は捉えます。

 リヨンに敗北した次の瞬間から、ペジャグリーニの解雇とモウリーニョの招聘という話が先行しているようですが、ペジェグリーニを更迭しても、レアルが抱えるジレンマがおさまることは無いのですから、時にはファンもクラブ首脳陣も「辛抱」できる点は。辛抱したほうが良いと思います。

 少なくとも今のスペインにはバルサしかレアルの相手になるクラブは無いのですから、今シーズンはリーガを制覇できたなら、レアルにとって満足できる結果であると僕は思います。
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レアルの顔はゴンザロ・イグアイン

2010-03-11 20:25:03 | 日記
 「皆さんはレアル・マドリードの選手の中で、最も必要不可欠な選手は誰だと思いますか?
 僕はカカでもロナウドでもグティでもなく、ゴンザロ・イグアインだと考えています。トップだけでなく両翼でもプレイできる利便性も魅力ですが、カカとロナウドの両巨頭が揃って故障しがちなのに対し、健康体を保っている点も評価すべき点といえます。アルゼンチン代表監督マラドーナも、彼をワールドカップに連れてゆくことを躊躇しないでしょう。仮にイグアインが落選したなら、マドリードではちょっとした騒ぎになると思います。

 イグアインは縦に突き抜けるドリブルと、その決定力が大きな魅力と言えます。
 クラブの象徴であるラウルが、本人の意思とは別に「斜陽」の烙印をおされつつあり、ルート・ファンニステルローイはブンデスリーガのハンブルクへと移籍。レアルの前線が世代交代の過度気に差し掛かっている今、イグアインにかかる期待は、今以上に大きくなってゆくと思います。

 彼の活躍を見てフランスのサッカーファンは、イグアインがフランス代表を選択せず、アルゼンチン代表入りを目指した事を疎ましく思っているかもしれません。

 イグアインの父親も彼同様プロのサッカー選手で、イグアインは父がプレイしていたフランスで出生しているんです。ですからイグアインはフランス代表に入ることも可能だったわけです。
 実際レイモン・ドメネクフランス代表監督は、イグアインをフランス代表に勧誘していますが、イグアインはフランス代表入りの誘いを断り、アルゼンチン代表入りを目指し今に至っているわけです。

 フランスもトレゼゲはドメネクとの軋轢から代表からはずれ、アネルカとアンリは30代に突入し(前者は32歳、後者は31歳)、ジニャクは25歳と伸びしろの可能性を秘めていますが、国際舞台での経験は前者3人と比較した際大いに劣ります。

 イグアインは今年で23歳と若く、世界で最も注目を浴びる2つのリーグ、スペインとチャンピオンズで揉まれてきましたから、国際経験ではジニャクを上回っていますし、体力の衰えが見られるアンリやトレゼゲの代役も十二分に務まったはずです。

 イグアインがフランス代表のジャージに袖を通すことは永遠にありませんが、マラドーナにとってもしかすると、彼はアグエロやメッシ以上に期待できる存在かもしれません。
 メッシは4-3-3で輝きを放ちますが、マラドーナは4-4-2の布陣を好むはずですし、イグアインは4-4-2の布陣でオーラを放つはずだからです。
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ミズノについて(2)

2010-03-11 20:15:41 | 日記
 今日は購入したての「ブレスサーモ」を1日身に付けていました。今日は昨日とうって変わって温かかったので、特に冷えを感じませんでしたが、肌触りはとても滑らかで着心地はとてもいいです。ただ七分丈ですので、くるぶしの辺りに寒さを感じました。ですから冬本番は靴下を2枚重ねて着用したら、下半身の寒さはだいぶ防げると思います。

 ブレスサーモはいわゆる「コンプレッション肌着」ではない為、来ても筋肉の疲労軽減やダイエットの効果はありません。純粋に保温を目的とした肌着ですので、アンダーアーマーやスキンズとは商品の性質が違いますね。
 ただ締め付け感は全く無いので、コンプレッション肌着の締め付けに違和感がある方は、冬は保温、夏は乾燥と消臭を目的に開発された肌着を身につけるといいと思います。

 アスリート向けにアディダスが「テックフィット」、ミズノは「バイオギア」を販売していますが、スポーツブランドの矯正肌着を、仕事中に付けているという方も上昇傾向にあるようです。特にスキンズの人気が高いようですから、これからの下着のキーワードは、「矯正」と「快適」に向かっていくような気がします。
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ミズノについて

2010-03-11 01:25:38 | 日記
 「発熱するから温かい」これはミズノの「ブレスサーモ」の商品に付けられたキャッチコピーです。今流行りの冬のあったか肌着の先駆者として、ミズノのブレスサーモがあったことを僕たちは忘れてはならないと思います。

 人体からの水分を吸収し発熱するというその発想が凄いですし、ウインタースポーツをはじめ多くのアスリートからブレスサーモが支持を得ていることは、同じ日本人として凄く嬉しいですね。実は今日自分の店で、ブレスサーモのスパッツを購入したんです。七分丈なので脚全体を覆うわけではないのですが、ゆったり設計なので今年の秋口から冬にかけて非常に重宝すると思います。

 ミズノといえば「モレリア」が有名ですね。1986年メキシコワールドカップでブラジル代表のカレカがモレリアを着用し、それから20年以上経つ今でもミズノの看板商品であり続けています。
 聞くところによるとモレリアは完全日本生産ということなので、高校生の愛用者が多いことに頷けますし、職人の皆さんの細やかな手仕事が、日本と海外問わずプロの自尊心を満足させているのでしょう。

 今ミズノが最も期待している契約選手はCAKAモスクワの本田でしょうが、更に今シーズン有望株の獲得に成功しました。同じ日本代表の平山がそうです。昨年まではアディダスのスパイクを履いていましたが、年頭に行われた敵地でのイエメン戦で平山がミズノのスパイクを履いていたので、僕は彼がアディダスとの契約を終えてミズノと契約したのだと判断しました。

 今年に入ってからの平山の活躍ぶりをみて、アディダスは落胆してミズノは万歳三唱かもしれません。ただどんなに密度の濃い期間を経験しても、契約には必ず終わりがありますし、アディダスが中村俊輔と終身契約を結んでいる方が「稀」な出来事ですからね。

 もし平山と本田が揃ってワールドカップに出場したならば(他にもレッズの阿部が可能性が高いですね)、ミズノはふたりを起用した販促キャンペーンを行うはずですから、僕は今からちょっぴり楽しみにしています。
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