塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

イタリアサッカーとステラの関係

2010-03-09 01:41:57 | 日記
 今週再びチャンピオンズ・リーグの熱戦が繰り広げられます。日本人としてはCSKAモスクワの本田の活躍に期待が集まりますが、僕個人としては好きなインテルが、敵地スタンフォード・ブリジッジで、チェルシー相手にどんな戦術で戦うのか注目しています。イングランドに乗り込むインテルファンは、自身の不貞で批判の渦中にあるジョン・テリーに容赦ない罵声を浴びせるでしょうから、荒れた試合になるかもしれません。

 インテルが栄華を極めた1960年代から50年の月日が流れています。当時のインテルはその圧倒的な強さから「グランデ・インテル」と呼ばれ怖れられていました。それ以降ビッグイヤーの奪還は、まさしくインテルの悲願なのですが、僕個人として欧州制覇よりも、イタリアでの優勝回数を「20」の大台に乗せて欲しいと願っています。

 イタリアではスクデットを10回獲得するごとに、「ステラ」と呼ばれる星をジャージに縫い付けることが許されます。ユベントスのみ2つのステラを縫い付けており、ミランとインテルは同じ優勝回数17の為、ステラはそれぞれ1つ縫い付けられています。

 例のカルチョ・スキャンダルのため、ユベントスの優勝回数は29から27に削減されましたが、もしこの事件が明るみにならなければ、ユベントスは今頃3つの星を胸に抱いていたかもしれません。それほどこの「ステラ」の存在は、イタリアサッカーの誇りでありクラブにとっての価値は計りしれないのです。

 僕としては2つのステラを纏ったインテルを、生きている間に見たいですね。イタリアは欧州の中でも上位と下位の実力の差が少ないことで知られています。ですから今のミランのように、衰退期に差しかかかるようですと、スクデットはおろかチャンピオンズ・リーグへの出場権を得られないという自体に陥りかねません。

 ですから今の戦力と好調を数年維持できれば、優勝回数20という大台に乗せる事と、純粋にミランの影に隠れがちな現在の状況を打破できると思うのです。

 年々上昇するレプリカジャージに嫌気がさして、僕は2、3年ジャージを買ってはいないのですが、もし近い将来ジャージにステラが2つ刺繍されたなら、そのジャージは是が非でも手に入れたいと思います。
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