塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アズーリの選手選考について

2010-03-04 23:02:31 | 日記
 この時期になると、ワールドカップに出場する32カ国は、いずれも尋常ではない重圧を経験せねばなりませんが、中でも前回優勝国イタリアにかかる重圧は相当な代物だと思います。特に2大会連続で指揮を執るマルチェロ・リッピからすれば、王座を死守しない限り、彼の代表監督としての評価は下がるだけですからね。

 僕の印象としては前回と選手の顔触れに変化が見られませんね。確かに守備ではジョルジョ・キエッリーニ、中盤から前線ではリッカルド・モントリーボやアントニオ・ディ・ナターレといった、前回大会以後代表に定着しつつある選手も多数いますが、リッピの信頼を勝ち得ているのは、やはりドイツワールドカップの優勝メンバーでしょうね。
 でなければフランチェスコ・トッティの代表復帰という、ロベルト・ドナドーニ政権下では起こりえるはずのない話がでてくるはずはないでしょうから。

 インテルのファンとしてマリオ・バロテッリとダヴィデ・サントンの招集に興味を覚えますが、前者の招集はまず無いと思います。リッピは先発、控え関係なく代表チームがひとつの目標に向かって一致団結することを求めているはずです。

 ワールドカップの勝負の分かれ目は予選グループからではなく、既に代表合宿のときから始まっており、選手としては相当の期間自分のわがままを押さえ、代表の為に献身的な姿勢で尽くさねばなりません。

 ですからバロッテリ、そしてアントニオ・カッサーノのように、「自由奔放」ではなく「自由奔放すぎる」と思われている選手を、リッピが招集の対象にすることは無いというのが僕の考えです。

 実力から判断すれば、ふたりとも代表に好結果を与える可能性は十二分にあります。でもリッピは彼らの閃きや創造性に賭けるよりも、能力としては凡庸かもしれないが、代表の為に体を張り、時にはカードを提示されることを覚悟の上で、懸命に汗を流す選手を頼りにしそうな気がします。

 サッカーの代表というものは2006年のジダンの退場劇のように、選手が粗暴な振る舞いを見せてしまうと、サッカーだけでなく外交問題に発展する可能性もあります。ですから指揮官としては粗野な振る舞いを見せる選手は、どんなに実力があっても召集の対象にしたくないと思うのではないでしょうか。

 主力がカード累積の為出場停止という状況に陥れば、それだけでリスクを背負うことになりますから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サッカー選手の食事について

2010-03-04 18:00:16 | 日記
 今日僕はこれから夕飯にうどんを食べますが、サッカー選手が試合前に食べる最適の食事が「うどん」と聞いたことがあります。おそらく消化が良くて選手が胃もたれしないからでしょうか。イタリアで選手達がパスタを口にするのと同じ理由かもしれません。

 最近はコーラひとつにしても、「ノンシュガー」や「0カロリー」を謳った品が多く、僕も非常に重宝していますが、サッカー選手達は自分が食べたい食事を我慢して、糖分や脂肪を避けているわけですよね。ボクシングのように厳しい減量があるわけではありませんから、空腹に耐える必要はありません。

 でも中にはカズのように、自分の専属トレーナに食べたい物を伝えて、トレーナーからの指示を仰ぐ選手もいるくらいですからね。サッカーせ生計を立てる事は、地味で目立たない部分に大きく左右されると言えそうです。

 ですから現役を退いた選手達が、肥満気味の体を持て余しているのを見ると、確かに「変わったな」と思いますが現役時代の厳しい食事制限を考えたならば、好きなものを食べたいという人間としての欲求を満たしているわけですから、彼らにとってはむしろ自然な姿かもしれません。

  僕も会社の自販機で買うコーヒーは極力ノンシュガーにしていますし、家で飲む時も砂糖は使いません。僕は煙草を吸いませんしお酒も弱い方です。それでも体調が悪くなるときもあるわけですからね。サッカー選手たちが調子を落とすと、食生活に対して厳しい批判が飛びますから、選手にとって食事はまさに「命綱」と言える存在でしょうね。

 そう考えるとイタリアでは赤ワインを夕食に一杯、イングランドやスコットランドではパブでの一杯など、時には大目にみてやることも必要だと思います。それで選手が息を吹き返し、試合に集中できるようになるなら、安い投資だと僕は思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルウインの思い出

2010-03-04 13:37:27 | 日記
 実はアルウインがあることで、長野県のサッカーファンは得をすることが多いんです。先に挙げたようにアルウインはキリンカップの会場に指定されたこともありますし、J1とJ2の公式戦やヤマザキナビスコカップの試合が行われたこともあります。少なくともマリノス、レッズ、ジェフ、アントラーズそしてFC東京は、アルウインで試合の経験があります。
 
 また2002年にはワールドカップ出場国のパラグアイが松本をキャンプ地に指名し、パラグアイ代表が練習をアルウインで行いましたからね。アルウインが存在するおかげで、僕たちは質の高いサッカーの目撃者になれるわけです。

 僕もJ1の試合「FC東京対鹿島アントラーズ」の1戦は、出かけたいなと思いましたが、「中立」という中途半端な立ち場で観戦しても、心底楽しめないと思えて観戦を断念したんです。キリンカップのモンテネグロとコロンビアの1戦も、パルセイロの北信越リーグのホームゲームと同じ日にあったんです。

 でもインターナショナルAマッチを長野で観戦できる機会は滅多にありませんし、何よりコロンビアにはインテルのコルドバがいますからね。ですからこちらを優先することにしたんです。{ちなみに当時のコロンビアの守備の柱、コルドバとマリオ・ジュペスは、このモンテネグロ戦だけに出場したようで、僕としては非常に幸運な体験となりました。)

 長野市周辺にはウインタースポーツの競技場、そして野球場は充実しているのですが、サッカーに関して言えばアルウインに勝る施設はありません。ですから山雅のファンが、スタジアム建設問題に悩む必要がないのは羨ましい限りです。

 J1とJ2のスケジュールが明らかになりつつあるので、ナビスコカップも含めてもしアルウインで試合があるようならば、都合をつけて出かけてみたいと考えています。もちろん山雅の試合を除いてですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルウインを利用して思ったこと

2010-03-04 13:16:56 | 日記
 僕はアルウインで山雅の試合を見た事は無いのですが、アルウインでの観戦経験は3度あります。まず2007年のキリンカップのコロンビア対モンテネグロ。この試合は僕が観戦した唯一のインターナショナルAマッチになります。
 
 残りの2試合はヴァンフォーレ甲府対アルビレックス新潟の「現代版川中島の合戦」、そして同じくヴァンフォーレ対ザスパ草津の「温泉街対決」です。(甲府は湯村温泉が有名ですが、この時はお隣の石和温泉の関係者の皆様が来て、試合を盛り上げてくれました。)どちらものJ2の試合です。

 僕は大学時代を甲府で過ごした関係上、ヴァンフォーレは気になる存在なんです。ですからホーム・アンド・アウエイの概念を無視して、松本を選んでくれたヴァンフォーレに感謝していますし、当然アルビレックスとザスパにも同じ想いを抱いています。
 パルセイロはトレーニングマッチの相手に、ザスパのU-23を指名することが多いので、地域リーグのクラブが近県や隣県のJ2、J1のクラブとパイプを持つのは、良いアイディアと言えるでしょう。

 アルウインに話を戻しますと、確かにアルウインは非常に観戦しやすいスタジアムです。僕はバックスタンドとメインスタンドの両方から観戦した事がありますが、どちらも遮るものはなく選手の姿を追う事が簡単でしたね。

 難点は松本駅から非常に遠いという事です。時間としては片道20分から25分くらいでしょうか。渋滞に巻き込まれたならそれ以上かかる危険もあります。またスタジアム内のバスの停留所から、スタジアムのゲートまでけっこう歩くんです。ですから行きはゲートに辿り着くまで随分迷った記億があります。

 帰りは多くのファンが停留所目掛けて大移動するため迷う事はありませんが、今度はバスの順番待ちという苦労がありました。皆我先にのバスに乗り込むので、危ないなと思うときもありましたね。

 ただ僕がアルウインを最後に利用してから、既に3年の月日が経っているためこうした問題点は既に改善されているのかもしれません。JFLというアマチュア最高峰の舞台に立つ山雅は、昨シーズンとは段違いのお客に対する責任が発生します。
 是非事件、事故の無い安全な運営を目指して欲しいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2-0のスコアで日本がバーレーンを破る

2010-03-04 00:54:06 | 日記
 バーレーン戦に2-0で勝利したことで、日本代表は一息つけましたね。今日はワールドカップ開催前ちょうど100日ということで、南アフリカではFIFAのブラッダ-会長を招いて式典が行われたと聞きました。ワールドカップでは日本の宴はできるでしょうか。

 恐らく多くの人間が代表の攻撃を司るのは中村だと考えるはずですが、僕はむしろわずかずつではありますが、本田のほうにプライオリティが移りつつあると思います。本田はFKの精度も高いですが、何より個人で相手の守備を突ける技術があるのが素晴らしい。そして何より物怖じしない正確がいいですね。

 やはり日本人の特性として、年長者や経験者を敬うという点がありますが、良い意味で本田はこの点に執着していません。本田が自分の意見をぶっきらぼうに話しているように僕らが感じているだけで、代表の選手達は本田の意見にしっかり耳を傾けていると思います。

 嫌な言い方をすれば、本田のような「異分子」のような存在を受け入れることは、僕らが思っている以上に今の代表は成熟していると捉えていいのかもしれません。
 1997年に中田英寿が代表に加わった際、彼の技術はともかく彼の観点や、「カズ」「井原」と年長者を呼び捨てにするその言動が、僕達ファンをおおいに驚かせたものでした。

 1998年ワールドカップの時代表も、中田だけでなく日本に帰化した呂比須、プロになりたての小野と様々な個性が加わった集団でした。しかし彼らは団結して戦い抜いた。それは当時の代表が、異分子を排除しなかった証明になると思います。

 2010年の代表は海外リーグで活躍する選手も多数加わり、日本的価値観の中に欧州的価値観が加わった代表になっていますが、今のところ彼らに意見の相違はないと見て良さそうです。
 これで海外リーグの選手達が合流できる機会は随分先のことになるようですが、どの選手も体調だけは崩さないで欲しいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする