塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーにおける頑なな態度

2014-04-08 23:39:55 | 日記
 ここにひとりの熱心なパルセイロファンがいると仮定します。

 秋田や沖縄、鳥取で行われるバスツアーに参加し、ホームゲームにも欠かさず駆け付ける彼から見て、他のファンがアディダスの靴を履いていたとしたら、それは憤りになるものでしょうか?

 これは本当に極端な例を想像しただけですが、偏屈と熱心はやはり違いますね。

 例えば宿敵の色を日常に取り入れたくないと言う気持ちはあるでしょう。

 「ナカムラを応援している日本人が青のジャージを着ている時は凄く注目するよ」
 「それは彼らが悪意ではなく、ナカムラの日本代表モデルだからさ」

 かつてセルティックに中村が在籍していた際、セルティックのファンがこう語っていた記憶がありますが、青は当然レインジャーズの色ですから、日本代表のジャージとは言え、彼らからすれば

 「かなりの譲歩」

 だったはずです。

 それでも色はともかく、宿敵が愛用しているブランドもご遠慮するという姿は、傍から見ているとよくわかりません。

 今はどちらもナイキになってしまいますが、数年前までユナイテッドはナイキ、シティはル・コック、アンブロ、リーボックと時々でデザインが変化していました。

 「あいつらユナイテッド・ファンなのにル・コックのジャージで街歩いているぜ!おかしくないか?」
 「ユナイテッド・ファンがリーボックの靴かよ!」

 とからかいの種になったのでしょうか?

 でもここまで底意地の悪さを見せても意味は無いと思いますが。

 僕は頭文字繋がりでナイキとニューバランスが長野の街に似合うようにも思いますが、靴のブランドなんて人ぞれぞれですし、やはりこうした強引さはいけない事ですね。
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プレミアで起きるふたつの泥試合とパルセイロの例

2014-04-08 17:30:00 | 日記
 今、プレミアではふたつの悶着が起きています。

 一つはカーディフで、マレーシア人のオーナーが同国で縁起の良い色は赤という、現地の風習とは全くことなる視点でクラブを従来の青から赤に塗り替えてしまったこと。

 これで古くから熱心にカーディフを見守ってきたファンが反旗を翻す形となり、10年ほど前でしょうか、ドンズの愛称で知られたウインブルドンの分裂劇を思い出させる形となっています。

 そしてもう一つはハル・シティ。

 ここもオーナーが

 「シティというしみったれた名前」

 を嫌い、ハル・タイガースというクラブ名に変更すると言う声明を発表し、周辺が大混乱になっています。

 このハル・シティに関するコラムは既にワールド・サッカーダイジェストでオリバー・ケイ記者が執筆していますし、専門サイトでは平床大輔氏が意見を述べていますので、関心のある方は併せて読むと良くわかります。

 実はパルセイロが長野エルザから名称変更、しかも実に平和的に解決したには理由があります。

 この「エルザ」という言葉は既に日本国内で名称登録されており、このまま使い続ける事が物理的に不可能だったためで、クラブは一般公募で新しいクラブ名を募集する形に踏み切りました。

 そこで相棒や友愛を意味するポルトガル語を用いた

 「長野パルセイロ」

 というクラブ名が採用され、現在に至ると言うファン、選手、クラブ、そして自治体の全てが納得のいく形で解決できたのです。

 冒頭でお知らせした2つの事例は、オーナーの独断専行であり、同時に意に介していない、つまりファンやホームタウンの意見など構わないというその姿勢に問題があります。

 トップリーグに留まる事は確かに素晴らしいことです。

 一方で昔からの風景が消える事を懸念する空気を察する事も、オーナーには必要だと思うのです。
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サッカーダイジェスト、日本代表23名を予想する

2014-04-08 17:19:37 | 日記
 今日発売のサッカー・ダイジェストも冒頭から日本代表合宿に選出された選手を特集しています。

 専門誌から見ても今回の人選は新鮮で興味深く、同時に代表キャップ0の選手が果たして23名入りを成功させるのか、興味があるのでしょう。

 川又と塩谷、そして柴崎。

 彼らの肉声を読むと、謙虚な心持ちと野心、相反するふたつの気持ちと凄く格闘していることがわかりますし、監督も良い意味での野心を見せて欲しいと願っているでしょう。

 自分の選出だけを願い、練習中に悪質なタックルを見舞う、口を開かないという選手はいないと思いますが、4年に1度という周期は選手に確実に明暗をもたらす形になる為です。

 ちなみに今週号は宇都宮徹壱氏のコラムも掲載されています。

 そこには前進黒づくめの姿で映る

 「バドゥ・ビエイラ」

 の姿を確認できます。

 宇都宮氏によれば、バドゥがヴェネズエラのカラカスから始めた監督生活の中で、最も充実していたのが長野パルセイロ、当時は長野エルザでしたが、あの「無駄に熱い」と揶揄された北信越リーグ時代だと言います。

 長野を去ってからも

 「日本での仕事は無いか?」

 と知人に尋ねていたとの事。

 ですから京都サンガから監督打診を受けた際の喜びはひとしおだったと思いますし、パルセイロファンでもバドゥを懐かしく思う方は大変多いと思います。

 京都サンガは惜しい所でJ1昇格を逃しており、ファンがジリジリと焦る気持ちもわかります。

 当然バドゥもその点は理解しているでしょうし、トリニータ戦でハットトリックを達成した大黒の補強は、今後大正解に繋がるかもしれません。
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コンサドーレに学ぶ学校訪問の形

2014-04-08 12:14:29 | 日記
 人気ロックバンドのオレンジレンジ。

 数年前、彼らがどこかの大学の卒業式に突如姿を現して歌声を披露し、学生たちが騒然としたという話を聞いた気がしますが、大学側は警備の問題もあったのでしょう、事前報告はしていなかった模様です。

 今スポーツナビを閲覧していましたら、コンサドーレ札幌の9選手が、5つの小学校入学式に極秘参加し、父兄も子供たちも大喜びだったとの事。

 これはコンサドーレと学校側の

 「企画勝ち」

 という意味ですね。

 コンサドーレに限らず、多くのクラブが学校訪問を行っていますが、こうした嬉しい驚きを与えるという形での参加は新しい方法のように思えますし、入学式は新しい日常の始まりですから、より強い印象を残せます。

 長野パルセイロも学校訪問を随時行っています。

 この場合は選手の日程調整、学校側との配慮も含めて普及部の湯本さんにあらかじめコンタクトをする形を取っています。

 以前、僕がかつて通っていた戸倉保育園にパルセイロがやって来たことがあるのですが、僕が園児の頃には全く考えられない出来事でしたから、時代は確実に変化していると感じたものです。

 パルセイロもコンサドーレのように

 「新鮮味のある学校訪問」

 を考えると良いのかもしれません。

 ただ選手達の本分は日々の練習と体調管理であり、学校訪問を含むイベントは彼らの自由時間を削る形になりますから、一概に強制参加はできませんが。

 でも突然、オレンジのジャージを纏った選手たちが現れたなら。

 それは嬉しい出来事ですが、
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食事会への参加で連帯は高まるものか

2014-04-08 02:06:00 | 日記
 日本代表の選手たちがカズと共に食事会をする風景が話題となります。

 カズ自身も

 「何だか代理人になった感じ」
 「支払いは僕がしますよ」

 と、食事風景を語る事が多いですね。

 一方で僕は皆と食事をすることが本当にプラスになるか、つまり腹をわって話し合い、まとまりが生まれる要因になるのかどうか、今一つわかりません。

 少なくとも参加していない選手もいるわけですし、参加した選手はそうでない選手に疎外感を与えてはいけませんし、僕個人は皆で食卓を囲むことも団体行動も好きでは無いので。

 男女の仲でも

 「食事をすることでその人物を知る」

 という観点があります。

 それはマナーや勘定方法が一見で判断できるためでしょうし、好物を知る良い機会になることは僕にもわかります。

 でも一方で僕ならば

 「好きな作家や本を知る方が有意義なのに」

 とも思います。

 もし真島誠、池袋ウエストゲートパークの主人公が実在するならば、好きなクラシック、オペラや指揮者の好みで目の前の人物に抱く印象は異なるでしょうし、僕も随分この小説で勉強しています。

 食事会に限らずクラブは選手参加のイベント、親睦会が多く、僕のように恋人も妻もいない選手がいるならば、随分苦労していると思います。

 一番クラブの連帯感が高まるのは、食事会でも親睦会でも無く、ピッチの上で選手全てが全力を出し切った時と考えるのは、僕が選手でないせいなのでしょうか。
 
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