塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

お金を払っていると言う感覚を無くすべきではないだろうか

2014-04-14 23:36:19 | 日記
 長野放送の中継を「無料」で見ていた僕ですら拍手を贈る気にはなりませんでした。

 ですから晴天の中、お金を払って佐久まで観戦に訪れた他の皆さんも、選手達に拍手を贈る気にはならなかったでしょうし、美濃部監督に先発の入れ替えや選手交代を見直して欲しいと感じた事と思います。
 
 その一方で

 「こっちは金を払っているんだ!!」

 という憤怒だけはやめるべきでしょう。

 あくまで

 「今日の試合内容は拍手を贈るにあたらない出来栄え」
 「選手たちが弱腰に見えたから、厳しい視線で捉えた」

 という認識でいるべきだと僕は思うのです。

 金を払ったのだから何をしても良いというのは、やはりファンと観戦者の思い上がりだと思いますし、この観点から脱出できれば暴力に頼る応援は劇的に減ると思うのです。

 日本は前から、「お客様は神様」と言う認識で商売をしています。

 この神を別の言葉、例えば全知全能と置き換えたとすれば、神が万引きをしたり違法駐車ではた迷惑を周囲にかけることは一切しないはずです。

 でも現実はそうではないですね。

 パルセイロもシャトルを工夫していますが、山雅のように無料送迎を一度試してみる必要はあるかもしれませんが、赤字決済のクラブを考えると難しいとは思います。

 あれだけの観客動員を誇り、選手も反町監督も有難いと思っている中でも、違法駐車が後を絶たずクラブも周辺住民の方もうんざりしている風景が昨年は見られたと聞きます。

 ですから、今季はシャトルの無料化で少しでも地域の方の理解を求める策を考えたわけですが、違法駐車をする輩がいなければこんな事はしなくて良いわけですからね。
 
 クラブがファンの意見に耳を傾けてより良い運営を求める姿勢は大事ですが、その前に今一度僕たちが自分を顧みることも大切ですよね。
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カズ人気、それを支える物を探る

2014-04-14 01:21:45 | 日記
 カズがこれほど支持を集めるのは、やはり陰陽がはっきりしているからでしょう。

 人間、明るいだけでは大衆の支持を関心を惹きつけることはできません。

 先輩のプロ野球も同様です。
 
 野球人気の代名詞、サード長嶋、ファースト王だって優勝出来ない年、チャンスで三振をしたことは当然ありますし、何よりジャイアンツとホークスの指揮官に就任してから味わう苦渋を知っているからこそ、ファンが今でも記憶に抱き続けている、そんな気がします。

 カズの陰といえば

 1・ワールドカップ出場は今でも果たしていない事
 2・京都、神戸からの0円提示
 3・りさ子夫人との不仲が時折噂される

 と言う点でしょうか。

 「3」に関しては憶測の範囲を超えません。

 しかし、カズが現在まで幾度か解雇通告を受けてきた事は事実ですし、ワールドカップを最高の状態で迎えることもかないませんでした。

 言い換えればこのマイナス面を僕たちが目撃し、同時に新しい契約を結び、フットサル日本代表への出場、Fリーグ1試合限定参加と自分の活躍の場を広げてきた事の商人であることが、カズを支持する一因になっています。

 そしてカズの功績と言えば

 1・Jリーグ成功の立役者
 2・92年アジアカップ優勝
 3・海外リーグ移籍の先駆者

 という物が代表例です。

 特に2005年のシドニーFCでクラブ・ワールドカップに出場した際はドワイト・ヨークも一目置く存在となり、移籍の打診は指揮官リトバルスキー直々のものでした。

 トヨタカップから名称変更した初年度ですから、カズの参加が大きな価値を持ったことは言うまでもなく、皆がカズの歩みを知っているからこそ、肉声をまた聞きたいと思うのでしょう。
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最悪の経験から立ち直ると言う事

2014-04-14 01:11:04 | 日記
 「最悪の経験に傷ついて自分を呪い、何もできなくなった人間が、自分の一番深い所から育てる力、それほほんもののプライド(中略)」

 これは文春文庫「池袋ウエストゲートパーク」文庫版第10巻170ページから引用したものです。

 この言葉、サッカーでも用いられると思いませんか?

 カズがやべっちFCの中で、1993年ワールドカップアジア最終予選の対韓国戦を1-0で勝利した際、アメリカ行きが確定してもいないのに、涙を流してしまったことを後悔していると語りました。

 あの時カリオカだけが

 「俺たちはまだ何も果たしていないよ!!」
 「なんで皆泣いているの、冗談じゃない!!」

 と韓国に勝利したことを喜び過ぎている選手と記者たちをにらみつけていましたが、ブラジル育ちのカリオカにとって、出場も決まっていない段階で狂喜乱舞することは、受け入れがたい事実でした。

 事実、あのイラク戦が待ち構えていました。

 冒頭の最悪の経験に傷つき、自分の一番深い所、加茂監督を更迭して岡田体制ががが突発的に誕生し、1997年、ジョホールバルの地で日本は本物のプライドを手にします。

 それはイラン代表と

 「真正面から逃げずに打ち合い、勝利した会心の喜び」

 だったからこそ得られた涙でした。

 フランコ・バレージがカズを怪我させたことを今でも詫びているように、バレージも相手に怪我をさせてしまったことは、例え故意ではなくとも心に引っかかっている出来事なのでしょう。

 そしてカズはそのバレージの気持ちを素直に

 「ありがたいですね」

 と語ります。

 実はこの94-95シーズン、ルイス・フェラリスで行われたジェノア対ミラン戦では、ミランファンがジェノアファンを刺殺するという、とんでもないアクシデントが起こりました。

 最悪の経験から立ち直ったと言う意味では、カズの怪我ではなく、この刺殺事件でもあり、カズもバレージもその事は語りたくはないでしょうね。
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やべっちFC、キングのインタビュー後編を放送

2014-04-14 00:59:39 | 日記
 一週跨ぐ形で放送されたやべっちFCのキングカズ・インタビュー。

 これは新潮新書から発売されたカズの最新著書「とまらない」の発行記念の意味あいがあったのかしれませんし、日本テレビ「おしゃれイズム」出演の時がそうでしたね。

 でもカズ自身はどちらの番組での終始穏やかに接していたのが印象できです。

 僕も予備知識としてりさ子夫人との出会いは知っていましたが、交際相手、結婚を切り出すときには度胸、言い換えれば相手の気持ちを慮らないくらいの強引さが必要だと痛感しました。

 僕はその多くが頭の中で考えすぎていて、行動に出ていないのでしょう。

 相手の立場を尊重する事は人間が生活してゆく上で欠かせない要素ですが、時には相手の表情や気持ちを考えず、まずは自分の感情をぶつけてみる事で、新しい発見があるように思えました。

 FWは特にそうですね。

 柳沢敦が依然から指摘されていた背景には、彼の思いである

 「FWにはパスと言う選択肢がある」

 つまり自分が強引にシュートを放って無得点に終わるよりも、味方FW、MFがフリーでゴール前に出現したならばそちら使う方が有意義であるという観点と僕は認識しています。

 柳沢の発言が批判されるのは

 1・DF、GKと違い、FWのシュート失敗は取り返しが可能
 2・FWとしての畏怖を感じない
 3・相手DFに怖さを与えられない

 という3点の為でしょう。

 後にイタリアに渡った際、メッシーナとサンプドリアのいずれもサイドハーフで用いられたのは、彼の意思も少なからず影響していたのかもしれませんが、強引さと味方を有効活用は紙一重の成功例かもしれません。
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