塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

シプリアン・カツアリスの作品を初めて購入しました

2023-06-09 22:40:21 | 日記
 ピアニストのシプリアン・カツアリス。


 と冒頭から記してみたものの、彼の作品を購入したのは今日が初めてです。


 フランツ・リストがベートーベンのピアノ曲をアレンジし、自身の演奏会でお披露目したものをシプリアン・カツアリスが演奏している、という6枚組CDになります。


 僕は漫画「おじさまと猫」を贔屓にしていますが、登場するピアニストたちの多くは


 1・ピアノを続けることには莫大なお金がかかる
 2・親かの強要で精神を病む
 3・ライバルの登場に疲弊する


 姿を見せています。


 僕は手許に三村・フランソワ、マルタ・アレゲリッチ、ミハエル・ラディなどピアニストのボックスCDがいくつかありますが、彼らもまた


 ピアノは苦しい
 ピアノから逃げたい


 と思ってきたのでしょか。


 少なくともマルタ・アレゲリッチが披露する1965年ショパン・コンクール優勝直後に疲労した「英雄 ショパン」の出来栄えは凄まじく、彼女が真正面から見つめていることの証ではあると思うんですね。


 レオ・メッシはインテル・マイアミに移籍する家中


 「パリではサッカーたの占めなかった」
 「FCバルセロナへの復帰は考えなかった」


 と正直に語りましたね。


 パリ・サンジェルマンとFCバルセロナと契約しないことは、本場の欧州を離れることになるわけですが、メッシはすにで欧州にいても


 自分らしくサッカーと付き合えない
 ならばアメリカに行こう


 と思ったのでしょう。


 人間、苦痛を感じながら練習する、仕事をすることで上達はしません。


 それはサッカーに代表される日本の長時間練習と部活からも見られますし、プロもアマチュアも楽しみは不可欠ですからね。
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ブランドがデザイナーの力を得ること

2023-06-09 21:55:00 | 日記
 前回お話ししたリーボックのDMX。


 他界したデザイナー、アレキサンダー・マックイーンがランヌエイで披露するなど、そのデザインと機能の融合性は、発売当時から知られていました。


 1995年、リーボックの代名詞であり現在でも看板商品であるインスタポンプ・フューリーが発売されますが、赤と黄色に配色を含め斬新すぎて市場から受け入れられる感触はなかったんですよ。


 ただ歌手のユークが着用した瞬間、一気に市場から消えてしまい、そこから魅力が伝わるようになったのです。


 パリ・サンジュエルマンは恐らく今季で契約が終了するはずですが、キム・ジョーンズが監修する「ディオール」から公式スーツを提供されていました。


 パリ・サンジュエルマンはUEFAチャンピオンズ・リーグの優勝は未経験ですが、既に欧州を代表するクラブですし、ディオールとしても同じフランスを意識したと思います。


 製品、サッカーにデザイナーの力が加わる
 そこに新しい息吹が生まれる


 と言う点は興味深いですね。


 ミズノがセルヒオ・ラミスと契約し、スパイクとアパレルを一体化したコレクションを発表したように、ブランドはまず選手との強固な関係性が不可欠です。


 戦湯に快適さと安全性を提供すること
 彼らから未来の製本づくりのヒントを得る


 ことが基本条件ですから。


 ただそこに俳優やデザイナーという「アクセント」が加わることで、同じ品が別物のような魅力をまとうことも事実です。


 リーボックやフィラが競技ではなく、むしろファッションと言う形で人気を得ていることは、その代表例ではないでしょうか。


 ここにハイテックやカンガルースなど、日本市場を窺う企業にヒントがある気がします。
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リーボックのっ持つ斬新さと品質を思って

2023-06-09 21:42:33 | 日記
 勤務帰り、古着店でコンバースのチャックテイラーを買いました。



 日本では数種類が流通していますが、僕が購入した品は久留米にある「ムーンスター」が正装している日本製で、1980年代当時の出来栄えを踏襲しています。


 靴紐は細く、コットン100パーセント
 インソールに赤字で日本製の表記


 があるのが特徴で、割引クーポン500円があったこと、明後日が誕生日ということも購入の後押しでした。


 実は同じ価格で迷ったのが


 「リーボック DMX コーデユラ・ナイロン」


 でした。


 世界で一番知られている衝撃吸収素材はナイキの「エア」でしょうが、1990年代はアシックスの「ゲル」プーマの「セル」と、多くの衝撃吸収素材がありました。


 プーマは2000年代前半「蹴道」というキャンペーンを行い、サッカー・スパイクにもセルを採用し、選手の保護を目指していたものです。


 リーボックはハチの巣状の吸収素材「ヘクサライト」を採用しましたが、ナイキに勝つために考案したのがこのDMXでした。


 このシステムは


 1・前足部の5つ、後足部に5つの部屋がある
 2・その10の部屋を空気が自由に行き来する
 3・足裏からその感触がわかる


 と言う優れモノでした。

 
 このDMXは1997年に登場しましたが、皮肉にもナイキの製本、エア・マックス、スームフライト、フットスケープなどがバカ売れした反動で、最新作が目立たない年だったんですよ。



 僕はセール品で購入したこともあったのですが、今回店頭で試着してその魅力を痛感しましたね。


 同時に惜しいなとも思います。


 ナイキへの対抗意識が強すぎたのか、または2002年にNFLと10年の長期契約を結んだことが災いしたのか、リーボックはテニス、サッカー、バスケットボールの市場からどんどん離れてゆきます。


 これだけの技術具現化する企業
 契約選手と真摯に向き合う姿
 ポンプフューリーに代表される斬新さ


 をアディダス買収後維持できず、現在はフィットネスに絞って展開していることが「惜しいな」と思えたんです。


 若い方はリーボックがサッカーの世界でも多くのスパイクを開発、販売していたことを知らないでしょうね。


 リーボックは2000年代まで確実にサッカーの発展を助けていたと思いますよ。
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