セルティック・グラスゴーの関係者は、レンヌ移籍が近いとされる古橋享吾の売却を、疑問に思っている様子です。
一方で30歳の選手が、20億円で売却できるならば、それは判断として尊重されるべき、という声もあるようで多くの意見があるようですね。
ただ、彼の移籍が大きいのは
日本代表選手の移籍が、ここまで「戦力」として語られる事例は初めてではないか
同時に古橋享吾が移籍した場合、彼に代わるセンターフォワードは獲得できるのか、という現実問題
という、プロクラブとして当然の問題が浮上しているためです。
例外的なのはASローマとパルマでプレイした中田英寿でしょうか。
1999年、ペルージャからASローマに移籍した際、提示された金額は18億円といいます。
少なくとも、イタリア代表の10番であるフランチェスコ・トッティの最盛期に中田は移籍し、
トッティと中田はどちらが先発選手にふさわしいのか
両選手の共存は可能か
と声が挙がったことは、今でも大きな価値がありますよね。
中田もトッティも3-4-1-2の「1」でプレイすることを希望するも、指揮官のファビオ・カペッロは、中田をセンターハーフに採用する構想で獲得しましたから、共存は可能と考えていたのでしょう。
2001年スクデットを獲得し、請われてパルマに移籍するも陣容は乏しく、彼への依存度が初年度は高かったものの、指揮官交代などで序列は低下してゆきます。
それでも古橋と中田がスコットランドとイタリアで過ごした日々は、本当に意義あることだったはずですよ。
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