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Round Rock日記

テキサスの田舎でのんびり暮らし。
カロリー消費を目指して、オースティン近郊を今日も走る!

国境なき医師団

2018-03-22 00:14:00 | お出かけ
Cedar Parkにあるモール(のパーキング)で行われているイベント、
“Forced From Home Doctors without Borders”。
Doctors without Bordersは、日本語で国境なき医師団です。
活動資金のほとんどは民間からの寄付金
ということから、独立、中立、公平な立場で活動できると同時に、
どんな権力からの影響を受けずに、活動できる訳です。
1971年に設立された、医療&人道援助活動を行う、民間・非営利の国際団体で、
元々の始まりがフランスなので、略称のMSF(Medecins Sans Frintieres)もフランス語。
UNHCR(国連難民高等弁務官)のような国連系の団体かと思っていましたが、
民間のNPO(非営利法人)なんですね。

このイベントは、国境なき医師団が、日々、どんな活動をしているのか?が、学べるイベントです。
 

思っていたより、活動内容が幅広いですね。
例えば、医療のない場所・・・紛争地、難民キャンプ、自然災害の被災地、病院がない&遠くて通えない地域、
お金がなくて薬が買えない(貧困)、食料不足で栄養失調など、
治療だけでなく、予防、精神的なケアや教育にも取り組んでいるんだって。
 

会場では、VRで現地の状況(ドキュメンタリーのビデオ)を見ることができました。
私は、初めてのVR体験でしたが、360度の映像は、まるで自分がその場にいるような感覚で、
高い場所からの映像は、自分も高いところにいるみたいで下を見るのが怖かったし、
風が吹いているのは今、私がいる場でのことなのに、まるで、その場で風を感じているような肌感覚。
今まで見た、写真やテレビや様々な媒体よりも、VRはより現実感が伝わってきました。

自分ではどうしようもできない環境の中で、毎日を過ごすのは心身ともに辛いことですが、
そんな中でも、MSFの助けを借りて、今、自分たちにできることをしているのが伝わってきました。
彼らが望んでいることって、自分の生まれ育った国で暮らしたり働いたり、子供に教育を受けさせたり、
家族そろって生活を送りたい、という当たり前のことなのに、
世界で65億人以上の人が、こうした当たり前のことができない状況下にいる。
この事実を、関心や関わりを持っていかなければならない、と感じました。
小さな展示ですが、来て良かったです



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コメント
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