ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

ハリコフのウクライナ料理

2009-08-16 00:00:00 | ムルマンスク⇔ハリコフ 2776kmの旅
 旅行者の最大の楽しみは、旅先の料理を堪能することですね。せっかくウクライナに来たので、日本でもよく知られる本場のボルシチを賞味しないと。

 日本人の多くは ボルシチ=ロシア料理 と思っていることでしょう。もっと強引言えば ウクライナ≒ロシア と思っている方、多いのでは?それはウクライナ人に失礼ですョ。

 ボルシチはウクライナ発祥の郷土料理です。真っ赤なかぶ(ビーツ)をジャガイモや肉などと一緒に煮込んで、食すスープ。マゼンタ色にも見える鮮烈な赤い色が特徴ですね。

 ハリコフで体験できたウクライナ料理店をご紹介します。

■ヂカニカ(ДИКАНЬКА)
 最初に訪れたのはヂカニカというウクライナ料理専門店でした。
 閑静なレールモントフ通り沿いにあります。入口がおとぎ話のようで面白いです。中も、映画で見たようなウクライナ農家の家を髣髴させるインテリアです。
 注文したのはボルシチ(20グリヴナ)、キエフ風カツレツ&じゃがいも炒め添え(37グリヴナ)、ビーフストロガノフ&ベイクドポテト添え(51グリヴナ)。
 ボルシチは色がチョット薄めで、具は長時間煮込んだとは思えない瑞々しさがありました。味は美味しかったけど、付け合せとして必ず登場する白パンやニンニク、サーロや葱がついてなくて残念。あれと一緒に食べるともっと美味しいのに。
カツレツもストロガノフも美味美味。ただ難点なのは、高額なこと。素朴なお袋の味・ウクライナ料理が、高価であってはイケマセン。

[所在地]ул.Лермонтовская, 7
[電話]758-7558
[営業時間]11:00-23:00
[交通]地下鉄Пушкинська(露:Пушкинская)下車徒歩10分

■クニャージー・テレン(КНЯЖИЙ ТЕРЕМ)
 次に訪れたのは、クニャージー・テレンというお店。シェフチェンコ庭園内にありました。コチラも門構えやインテリアのデコレがおとぎ話のようです。中から熊や狐が出てきそうな。
 席に着き、ボルシチ(19.25グリヴナ)、シャシリク&ベイクドポテト添え(49グリヴナ)、ロシアクレープ木の実ソースかけ(14グリヴナ)を注文。
 ボルシチというより・・・・・・トマト煮込みスープでした。ガイドブックを期待して行ったのですが、これにはショック。ここもそれなりに美味しかったですが、高額。

[所在地]Сумская, 35 (парк им.Шевченко)
[電話]751-1089
[営業時間]12:00-00:00
[交通]地下鉄Унiверситет(露:Университет)下車徒歩1分


■ジーリ・ブィリ(ЖИЛИ БЫЛИ)
 このクニャージー・テレンの近くに、ジーリ・ブィリというカフェがあります。
 入口から、やや薄暗いライティングの中に、ロシアン・オールディズと表現できるようなグッズで装飾されたインテリア通路を通ります。そして右側にカフェの入口があります。ここはビュッフェ式。トレイを持ち配膳棚沿いに並び、スープやメインディッシュを注文して、受け取ります。
 ここは若者や家族連れの軽食の場として繁盛しています。平均10グリヴナで、20グリヴナを越える品はありません。美味しい&チープな値段でウクライナ料理を食せます。

[所在地]Сумская, 37 (парк им.Шевченко)
[電話]717-2003
[営業時間]10:00-20:00
[交通]地下鉄Унiверситет(露:Университет)下車徒歩10分


■プザータ・ハータ(ПУЗАТА ХАТА)
 プザータ・ハータは、ウクライナ語で「ふとっちょの家」の意味のカフェ。古びた木調のインテリアが、嘗て映画などで見たウクライナの田舎を髣髴とさせます。ここでも安価で美味しいウクライナ料理が食べられます。
 中でもウレシイのはボルシチが5グリヴナ(≒20ルーブル≒60円)であること。最安値です。ここもビュッフェ式。
 ボルシチだけでなく、鶏挽肉ソーセージ、ヴァレニキ(ウクライナ風水餃子。ここのチェリーヴァレニキは生地も甘くて美味。9.6グリヴナ)・・・・・いろんな料理をお試しください。

[所在地]ул.Сумская, 2
[電話]760-2019
[営業時間]08:00-23:00
[交通]地下鉄Iсторичний музей(露:Исторический музей)下車徒歩すぐ
[НР]http://puzatahata.kiev.ua/


■コニキ(КОНИКИ)
 コニキは、スームスカヤ通り沿いにある珍しい「蒸しヴァレニキ屋」。普通ヴァレニキは茹でるのですが、ここでは蒸したヴァレニキを食せます。
 種類も専門店ならではで、具は肉、魚、果物、野菜など種類豊富で美味。そして安価なので、旅行者には嬉しい。勿論ヴァレニキ以外の料理もあります。

[所在地]ул.Сумская, 21
[電話]751-9803
[営業時間]10:00-22:00
[交通]地下鉄Iсторичний музей(露:Исторический музей)下車徒歩10分


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