冬にはすっかりキーンと冷える北極圏最大都市ムルマンスク市に、こんな建物が登場しました。
政府が大奮発して市中心地区のバス停に配置した、暖房機つきの待合室です。
中に入ると天井に設置されている熱放射装置のお蔭で、室内が暖まる仕組みです。
極寒の地にようやく登場と、ムルマンチャーネが大喜び。
ところがこれがちょっとプロブレムな話題になっています。
プロブレムその1。12月中に登場したのですが、暖房が運転されません。
一度「12月29日から運転開始」という知らせを受けましたが、全く運転の気配がありません。
そのあと「1月25日から運転開始」という知らせが。本当なんだかどうだか。
バスに入ったときにフワッと感じる嬉しい温かさ、早く来て欲しいです。
プロブレムその2。一戸440万ルーブル
これは市中心地のマンションで、そこそこいい部屋が1室買える値段に相当します。
詳細が開示されていないようで、現在検察と調査委員会がこの内訳を調べているとか。
私が見かけただけでも、上下線合計12戸は確認できました。
政府ったらこの時期になかなかの太っ腹ですね。さあ、計算してみましょ~う。
プロブレムその3。そしてバス料金が2月1日から施行され、35→40ルーブルと値上がりします・・・。
SNSでは
「も少し安くて手頃なモデルは他にあるのに見え張って一番高いの選んでおいて、暖房費賄えなくなったから、バス代値上げしてそれに充てるんかーい。」
「少なくとも夏までに稼動して欲しい。今年もまた暑い夏になりそうだから。」
など、怒りの声が溢れています。
●上の写真は市中心にある「ピャーチウグロフ」バス停。暖房が利かないバス待合室が建っています。設置工事の段階から見てたんですが、古い建造物を除去し、電気系統を敷設するためなどで地面を堀って、配筋してセメント流して基礎工事したあと、またそこ掘り返してたんですよね。何やってんだか・・・。それから写真手前は、数年前にロシアで流行ったマスコット「ジュドゥン(Ждун)」、欧州のデザイナーが考案したもの。長い行列で待つ羽目になっても、世の中の不条理に遭っても只々待ち続ける、恰幅の良さと肌のたるみが目立つロシアのおばあちゃんをゾウアザラシに見立てたらしい。現在ムルマンチャーネは老若男女皆、ジュドゥンのように暖房を待っています。
政府が大奮発して市中心地区のバス停に配置した、暖房機つきの待合室です。
中に入ると天井に設置されている熱放射装置のお蔭で、室内が暖まる仕組みです。
極寒の地にようやく登場と、ムルマンチャーネが大喜び。
ところがこれがちょっとプロブレムな話題になっています。
プロブレムその1。12月中に登場したのですが、暖房が運転されません。
一度「12月29日から運転開始」という知らせを受けましたが、全く運転の気配がありません。
そのあと「1月25日から運転開始」という知らせが。本当なんだかどうだか。
バスに入ったときにフワッと感じる嬉しい温かさ、早く来て欲しいです。
プロブレムその2。一戸440万ルーブル
これは市中心地のマンションで、そこそこいい部屋が1室買える値段に相当します。
詳細が開示されていないようで、現在検察と調査委員会がこの内訳を調べているとか。
私が見かけただけでも、上下線合計12戸は確認できました。
政府ったらこの時期になかなかの太っ腹ですね。さあ、計算してみましょ~う。
プロブレムその3。そしてバス料金が2月1日から施行され、35→40ルーブルと値上がりします・・・。
SNSでは
「も少し安くて手頃なモデルは他にあるのに見え張って一番高いの選んでおいて、暖房費賄えなくなったから、バス代値上げしてそれに充てるんかーい。」
「少なくとも夏までに稼動して欲しい。今年もまた暑い夏になりそうだから。」
など、怒りの声が溢れています。
●上の写真は市中心にある「ピャーチウグロフ」バス停。暖房が利かないバス待合室が建っています。設置工事の段階から見てたんですが、古い建造物を除去し、電気系統を敷設するためなどで地面を堀って、配筋してセメント流して基礎工事したあと、またそこ掘り返してたんですよね。何やってんだか・・・。それから写真手前は、数年前にロシアで流行ったマスコット「ジュドゥン(Ждун)」、欧州のデザイナーが考案したもの。長い行列で待つ羽目になっても、世の中の不条理に遭っても只々待ち続ける、恰幅の良さと肌のたるみが目立つロシアのおばあちゃんをゾウアザラシに見立てたらしい。現在ムルマンチャーネは老若男女皆、ジュドゥンのように暖房を待っています。