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夏至が過ぎました。
ムルマンスクでは明るい夜がまだ続いています。
TOPの写真は、真夜中のムルマンスク市中心街。
7月上旬には、気温が+30℃にもなり、北極圏とは思えないほど暑い日々が続きました。
暑い快晴が何日か続くと、滝のようなにわか雨が降り、雨が上がると虹が見えます。
下の写真は、真夜中に現れた虹です。
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今は+10~+20℃台。時折涼しい風が吹いたり冷たい雨が降ります。
タンポポの季節は終わり、今は次のような植物が繁生しています。
ライラック(Сирень)
白や桃色、紫色などの花房が美しく、芳香漂う木です。
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リューチク(Лютик ползучий)
キンポウゲ属の黄色い花で、花は直径1cm、葉は菊に似ている丈の低い草です。
雌しべが黄緑色のものや、花弁に艶があるものもあります。
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ロマーシュカ・パフーチャヤ(Ромашка пахучая)
「愛してる愛してない占い」で花弁を全部むしってしまったのか、悪がきが花弁を全部むしってしまったのか・・・ではなく、この花はもともと花弁がありません。強いて言えば、見えている球形の部分が全部花弁を含む花なのです。丈は10cm前後で、訳すと「香りがあるカモミール」。実際球形部を潰すと、青りんごみたいな淡い香りがします。
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トゥイシャチャ・リースニク(Тысячалистник)
「1000の葉」という意味を持つ草。葉がシダ植物のそれのようで、また花は白く花房状になり、一輪が直径5mmくらい大きさです。ブーケのカスミ草代わりに入れても綺麗です。
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イワン・チャイ(Иван-чай)
日本名はヤナギランですが、ロシア名は名前からして「イワンさんのお茶」なのか「イワンさんにお茶」なのか「おいイワン、お茶くれ」なのか。奇妙な名前ですが、イワンは柳(イーヴァ)のこと。この草は。また蜜蜂がこの花から作る蜂蜜は「キプレイ(Кипрей)」といわれ風味共にとても上品で、菩提樹の花から作られる「リーパヴォイ(Липовой)」と並んで、人気の蜂蜜です。また若い葉や茎の部分にセルロースの他に、レクチン、ビタミンC(レモンの5~6倍)、糖分、有機酸、ペクチン、フラボノイド、アルカロイドなどの栄養成分と、微量のミネラル(鉄分、銅、マンガン、ニッケル、チタン、モリブデン、ホウ素など)が含まれています。草先端部にはタンパク質、リン、カルシウム、コバルト塩、カリウム、カルシウム、リチウムなどが含まれています。干した草を煎じて飲むと、鎮静効果があり、また抗炎症や傷の治癒にも使われるそうです(出展:wikipedia)。
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ボルシェビク(Борщевик)
ハナウド属の繁殖力の強い草です。茎から分泌される汁には光毒性があるため、付着したらやや遅れて強い皮膚炎を引き起こします。すぐに石鹸で洗い落とし、2日間は日光に患部をさらさないように。また遺伝子毒性もあるので、服用厳禁。
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ななかまど(Рябина)
ロシアではリビナといわれる、高木です。夏先に白くて香りがちょっとファンキーな花房が現れます。秋になるとそれが赤い実になり、葉も赤く染まります。「ロシアの紅葉」といってもいいですね。
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シロツメグサ(Клевер)
日本にもあるクローバーの草花です。
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白樺(Берёза)
北国ではお馴染みの、幹が白い高木。葉がまだ青い間に小枝を切り束ねて干したものは、ロシア式サウナに入浴中にこれで軽く叩いて香りを楽しむと共に血行促進をします。幹はカットして民芸品の材料に使われたりします。秋になると木の根元に稀に茶色い傘の大きなキノコが現れますが、これはポドベリョーザビクと呼ばれ食用されます。
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オシナ(Осина)
ポプラ科の高木で秋には黄色い葉になります。葉肉はやや厚く、葉脈作りや漂白したりして加工もできます。秋になると木の根元に稀に茶色い傘の大きなキノコが現れますが、これはパダシーノビクと呼ばれ食用されます。
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ムルマンスクでは明るい夜がまだ続いています。
TOPの写真は、真夜中のムルマンスク市中心街。
7月上旬には、気温が+30℃にもなり、北極圏とは思えないほど暑い日々が続きました。
暑い快晴が何日か続くと、滝のようなにわか雨が降り、雨が上がると虹が見えます。
下の写真は、真夜中に現れた虹です。
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今は+10~+20℃台。時折涼しい風が吹いたり冷たい雨が降ります。
タンポポの季節は終わり、今は次のような植物が繁生しています。
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白や桃色、紫色などの花房が美しく、芳香漂う木です。
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キンポウゲ属の黄色い花で、花は直径1cm、葉は菊に似ている丈の低い草です。
雌しべが黄緑色のものや、花弁に艶があるものもあります。
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「愛してる愛してない占い」で花弁を全部むしってしまったのか、悪がきが花弁を全部むしってしまったのか・・・ではなく、この花はもともと花弁がありません。強いて言えば、見えている球形の部分が全部花弁を含む花なのです。丈は10cm前後で、訳すと「香りがあるカモミール」。実際球形部を潰すと、青りんごみたいな淡い香りがします。
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「1000の葉」という意味を持つ草。葉がシダ植物のそれのようで、また花は白く花房状になり、一輪が直径5mmくらい大きさです。ブーケのカスミ草代わりに入れても綺麗です。
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日本名はヤナギランですが、ロシア名は名前からして「イワンさんのお茶」なのか「イワンさんにお茶」なのか「おいイワン、お茶くれ」なのか。奇妙な名前ですが、イワンは柳(イーヴァ)のこと。この草は。また蜜蜂がこの花から作る蜂蜜は「キプレイ(Кипрей)」といわれ風味共にとても上品で、菩提樹の花から作られる「リーパヴォイ(Липовой)」と並んで、人気の蜂蜜です。また若い葉や茎の部分にセルロースの他に、レクチン、ビタミンC(レモンの5~6倍)、糖分、有機酸、ペクチン、フラボノイド、アルカロイドなどの栄養成分と、微量のミネラル(鉄分、銅、マンガン、ニッケル、チタン、モリブデン、ホウ素など)が含まれています。草先端部にはタンパク質、リン、カルシウム、コバルト塩、カリウム、カルシウム、リチウムなどが含まれています。干した草を煎じて飲むと、鎮静効果があり、また抗炎症や傷の治癒にも使われるそうです(出展:wikipedia)。
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ハナウド属の繁殖力の強い草です。茎から分泌される汁には光毒性があるため、付着したらやや遅れて強い皮膚炎を引き起こします。すぐに石鹸で洗い落とし、2日間は日光に患部をさらさないように。また遺伝子毒性もあるので、服用厳禁。
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ロシアではリビナといわれる、高木です。夏先に白くて香りがちょっとファンキーな花房が現れます。秋になるとそれが赤い実になり、葉も赤く染まります。「ロシアの紅葉」といってもいいですね。
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日本にもあるクローバーの草花です。
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北国ではお馴染みの、幹が白い高木。葉がまだ青い間に小枝を切り束ねて干したものは、ロシア式サウナに入浴中にこれで軽く叩いて香りを楽しむと共に血行促進をします。幹はカットして民芸品の材料に使われたりします。秋になると木の根元に稀に茶色い傘の大きなキノコが現れますが、これはポドベリョーザビクと呼ばれ食用されます。
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ポプラ科の高木で秋には黄色い葉になります。葉肉はやや厚く、葉脈作りや漂白したりして加工もできます。秋になると木の根元に稀に茶色い傘の大きなキノコが現れますが、これはパダシーノビクと呼ばれ食用されます。
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