ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

ムルマンスクの近況

2020-07-03 03:03:30 | ムルマンスク市・街の表情
今年は新型コロナで、世界中散々ですね。

ロシアではヤクーツク地方で38度を記録したり、モスクワ・ペテルブルグなどで大雨洪水などで異常気象を感じさせます。

ところでムルマンスクは、冷夏です。13度前後で、道行く人は薄手コートを着ています。
マスクをしてる人は半々ですが、店内車両内はマスク着用が義務付けられていて、なければ追い出されます。

そうそう、6月21日に夏至を迎えました。夏至の日前後のムルマンスクって、1日じゅう太陽が上がったままで、地平線をぐるつと廻るんですよ。
真夜中の太陽って、ご覧になったことがありますか?
真夜中なのに夕闇のような赤く弱い陽が町中を包み、車や人通りがなくまるでゴーストタウン。
これが人里離れた自然の中だと、もちろん生活音や物音が聞こえて来ず、その代わり風がなければ「キィ・・・・・・ン」のような形容し難い音が微かに響いているのを感じます。
いずれも不思議な光景です。


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ロシアでは5月9日が大祖国防衛戦争戦勝記念日で毎年各地で戦勝大パレードが開かれますが、これが6月24日に延期。
1ヶ月以上経ってもコロナの衰えは見えませんでしたが、この国は保健安全より国威発揚が大事なようで、観客なしのオンラインパレードを敢行しました。


そして7月1日は「ロシア連邦法改正のための国民投票」がありました。
年金需給年齢引き上げ、クリミア関連による西側諸国からの経済制裁、封建保守主義などなどの諸問題により、私の周囲を見渡す限り反対派ばかりなので、改正成立しないんじゃないかなと思っていました。
ところが開票後ニュースでは「総投票率60%で、賛成が78%」と知らされ、予想とあまりに違うのでビックリしています。
でも周囲はそうでもなく、こんなことを。
「ね、変でしょ?(国民投票は単なる儀式で)開票なんてしてないのよ。で、もう(投票数結果を記した)プロトコルはできてるのよ。」
※プロトコル=決議書のこと



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1 コメント

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Unknown (glimi)
2020-07-03 09:55:50
 国民投票に納得しました。

 東京は昨日(7月2日)コロナ感染発症者107名です。選挙が近いので政治家は真剣に対策に取り込むことはないでっ商
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