イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

50歳を過ぎた情熱

2012年10月06日 | イコン
父が死にかけて

(年寄りや幼児はちょっとしたことでも死の淵に立ちます)

生還してきました。

闇から光へ戻った父は目を開けて

美しい看護婦さんたちを見て目が輝きました。

看護婦さんたちには失礼かもしれませんが

やっぱり、美しいきれいな人や色や物は

見た人間を生き生きとさせるエネルギーがあるのですね~。

病院にこそ、音楽や絵が必要だと思いました。

アメリカの大きな病院にはよく、小さなギャラリーがついていますが
日本の病院も考えていくべきですね。

何のために「芸術家」という専門家がいるのか?

それは「人間が生きていくため」なんですね。

母も体調を崩したので、母の病院にも行き

私の体調がどうなるかと思っていましたが、
数日前からまた コエンザイムQ10とビタミンCを飲みだしており、なんとか乗り切りました。

ドイツのキルト展示に行ったときに
ドイツでずっと暮らしている日本人ガイドさんが
お年にも関わらず素晴らしく美しかったので秘訣をお聞きすると
コエンザイムQ10と水溶性ビタミンCを30代から飲まれているとのことでした。

それから私も飲みだしたのですが、この数年間は介護の忙しさで飲まずにいたのです。

飲みだすと全く疲れ方が違います。

サプリメントの力も借りないといけない年代になりました。


昨日、エルムンドをオンデマンドで観ていたら
宮本輝が「50歳過ぎた人の情熱が本物だ」という話をしていました。

それはあたっているかもしれません。

肉欲が多少削ぎ落とされて残っていくものは精神性のみですから。

外観の美しさは衰えるけれども
精神の発達は衰えがありません。

今の日本社会はアンチエイジングを取り違えて考えているのかもしれない。

肉体と精神の違いをもっと子どもたちにも教えていくべきでしょう。

心理学がなかなか日本で発展しない理由はそこにあるように思います。

父の病院のトップの先生は白衣にジーンズで回診にいらっしゃいました。

すてきな方でしたよ~(^w^)

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