イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

年末に送り返したイコン

2015年12月04日 | イコン
イコン画家の白石孝子さんの
かなりな「岡山の人間はバカばかり批判」は
有名だったのだなと思いました。
先ほど家にきた人が
「この絵、岡山批判ばっかりしてるイコン画家の絵でしょ」と言ったのです。
「私も白石の旦那さんに、お前はバカだよ、と言われたことがある」と言っていました。
この絵、とは、私が洗礼を受けたときに
白石さんからイコンをもらいましたが、
当時はまだまともだったので、
そのイコンだけ玄関にあるのです。

いつだったか、全く知らない人から
「いつまであの夫婦を持ち上げているんですか?
岡山の人のことをけなし歩いているでしょ
なんでオリエント美術館に紹介したんですか?」と言われて
ただ驚くばかりでした。

オリエント美術館でイコンの描き方を教わりたかったのですが
まさか、洋金箔シールを「私にしか売らないのよ」と言うとは思いませんでしたから
私は金箔の独占販売に関わりたくはなく
すぐに自分で純金箔を購入し
それ以降は純金箔を使いました。

こんな時には、
本当のことを確かめればいいので
私もイコンに興味がありましたから
長くおつきあいしましたが、
母の聖人のイコンを何度言っても聞かずに
間違えて描いた聖人のイコンを
頼んでもいないのに贈られたときには
母が非常に気味悪がりました。
母の聖名のアンナは洗礼を授けて下さった徳島ハリストス正教会の
小川神父様がマリアの母のアンナに決めて下さったのですが、
白石孝子さんに何度「マリアの母アンナです」と繰り返し言っても
「美和さんのお母さんはおばあさんだから、おばあさんのアンナよ」と言って聞きません。
「小川神父様がつけて下さったから」と言うと
「あの神父は東京で修行していない田舎者だから、よくわかってないのよ」と言います。
白石孝子さんは聖職者でもないのに、
私の母の聖名を自分のつけたいように考えているわけで
これはとんでもない頭のおかしさだと思いました。
何度、違うと言っても聞きません。
案の定、全く違うアンナのイコンを描いてきて、母に渡したのです。

曲がった花瓶やゆがんだコップも私はほしくないのに
「あなた、ほしかったでしょう?
ギャラリーで買ったら10万円もするのよ」と言われながら渡され
失敗作が10万円もするもんですか、と思いながら受け取りましたが、
これも、父や母が「送り返せ」と言いましたから
母が「あなた、おかしいですよ」と手紙を書いて
家にある母の違う聖人のイコンや
曲がった花瓶やゆがんだコップをまとめて
白石孝子さんに送り返しました。
それが2012年の年末です。

「自分たちは素晴らしい芸術家だ。
それをわからない岡山の人間はバカばかりだ」と
白石夫妻にいったい何度聞かされたことか。
両親は「いったいどちらがバカなんだろう」と言っていました。
芸術家の勘違いしたのには
関わる時間もアホらしいです。
岡山県は自分たちの美術館を建てるべきだ、と言っていましたが、
美術館は建つのでしょうか?

仏画家や文化財修復士や絵具研究家など
日本画家の先輩方は
きちんとしたプロの画家であり、
もちろん、常識的です。
白石孝子夫妻みたいに
「私たちは素晴らしい芸術家なんだから敬いなさい。
私たちを尊敬すると、いいことあるわよ」と言われたことなど
一度もありません。
学生のときも、日本画家の先輩方や先生方から
そんなことを言われたことは、全くないので
奇妙な芸術家夫婦だったなと思います。

白石夫妻の美術館や修道院を建てる計画は進んでいるのでしょうかね?
岡山のかなりの作家や住民から大反対が起こるとは思います。
私ももちろん、反対します。
白石夫妻の私財で美術館や修道院を建てたらいいと思います。

アウェイで批判したら、
自分たちはどうなるかわからないというのも
教養なさすぎです。

年末になると、
母と「白石さんのへんなイコン、送り返したね」と話しています。
母が気持ち悪がる話です。



このイコンだけ、家に残し
あとはみな送り返しました。

光背は、例の洋金箔シール、
販売を終えるシールだったらしく
古いものを白石さんはつかまされ、
イコン教室の生徒の中には
イコンに使用した
シールがはがれたものもありました。
洋金箔ですから、すでに変色があります。
初心者に洋金箔シールを使わせるなんて
日本画ならば絶対に考えられません。
シールの箔を使って、
10万円もするイコン販売をしていたわけですから、
詐欺とも言われました。

昭和21年くらいの生まれの人が
おかしな言動があり、
NHKでも毒母として紹介されました。
自分たちはすごい、選ばれた人間である、と主張します。
これに当てはまると思いました。

本当の宗教画家は、
岡山を罵ったりはしないと思います。





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花時計