イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

岡山市の待機児童数のしわ寄せは高齢者にも来た②

2017年06月12日 | 岡山
ケアマネさんが母のデイサービスの計画書を持ってこられた時に
「子どもを連れてきて仕事をしているスタッフについて、どう思われますか?」と聞かれました。
6月から、新しいスタッフの女性が勤務されたのですが、
彼女が子どもを施設に連れてきて、介護の仕事をしているのです。

岡山市は子どもたちが保育園に入れなくて、
子育て中のお母さんは
子連れでないと仕事ができない現状なのです。
また、介護の仕事に就く人が圧倒的に足りないので、
施設も苦肉の策として、子連れ勤務をさせています。

私は昔のアグネス論争を思い出したりしました。
通所している男性から「子どもの声がうるさい」とか、高齢者を通わせている家族から子連れ勤務に対しての苦情が出始めているそうです。
また、日曜日には、その連れてきている子どもの上の小学生の兄弟まできているそうです。
お母さんが高齢者の世話をする仕事をしている時に
子どもたちは、高齢者と同じ施設内で生活しています。
その子連れ勤務の状態を、通所者や家族は気になっているわけです。

私は、自分の両親が福祉の仕事で、
同じように日曜日に両親の勤務先に行って、
書類を折ったりだとかを、手伝ったことが何回かあるので、
子連れ勤務、子どもが親の職場に来ることは嫌ではないのです。
それどころが、子どもに介護の現場を見せて、
自然と手伝うことになるのはいいことではないかとさえ思いました。

私も両親の福祉の仕事場について行き、
大人の仕事を見たり、
福祉の現場を見たことが、
今につながっているように思います。

介護のスタッフが足りなければ、
みんなでなんとかするしかないわけですから。
岡山市も待機児童数を減らすことだけ考えていてはだめですね。
人の和の循環を考えないと、
高齢者も含めた解決策を考えていかないと、
待機児童数は全く減らないのではないかと思いました。

困っている子育て世代がたくさんいることは、
その子どもももちろん、
祖父母世代や、その上の介護が必要な世代まで
つまり、岡山市民全体の問題であるわけです。

待機児童数を減らすことだけでなく、
今一度、社会全体を考えなおさないと
みーんなが困ることになりますよ‼️

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