イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

岡山大学病院での出来事

2018年04月19日 | 岡山
2018年4月17日12時45分頃のことです。

岡山大学病院の、
ちょうど臓器移植医療センターに上がるエレベーターの前で、
数人の男女の高齢の方々が
カートを前にして団子状態になっていました。

母を脳波検査に預けて、通りかかったのですが、
カートを持ったおじいさんが倒れかかっているのです。

車椅子がなかったのか?
車を押す人がいなかったのか?
荷物を乗せるカートを押して、歩いていたようでした。

そのおじいさんを、
別の身体の大きなおじいさんが支えて、
カートのおじいさんの妻らしき女性が
「どうしたらいいのかしら⁈」と言い、
側をウロウロしていた女性が
「車椅子があるといいんだけど、
私、心臓悪くて速く歩けない」と言っています。

私は近場の車椅子の場所、
入院病棟の出入口に車椅子があるのを知っていたので、
取りに行くと、1台だけ車椅子があったので、
廊下の端を車椅子ダッシュして、
カートのおじいさんは無事に車椅子に座ることができました。

その間、臓器移植医療センターからは医師たちが出入りし、
医学生はたくさん通っていたのですが、
高齢者の団子状態には全く気づかない。
あの最先端医療の岡山大学病院の
臓器移植医療センターに上がるエレベーターの前でさえ、こうです。

「会社に売りに来る乳酸菌飲料を
せっせと買うのは、貧乏人ばかりだ」と聞いたことがありますが、
この出来事、高齢者の異変に気づいているのは、同じ高齢者なんです。
ただ、動けない。
若い人に助けを言うこともできてなかった。
これはね、
若い人が気にかけてあげないとダメだということですよ。
病院でも、医者も、医学生も、傍らを通り過ぎるだけ。
高齢者の団子を通り過ぎるだけでした。

岡山大学病院のレストランで。
満足な母です❣️
時々の外食は、自分で箸を持って食べます。
臓器移植医療センターは、母のすぐ後ろの方にあります。



このレストランも、
岡山市立市民病院のレストランも
岡山済生会病院のレストランも
スタッフの方々が、とても親切で
心配りがあって、好きなレストランです。
病院を利用される方々だけでなく、
ご近所にお住まいの方々も
病院のレストランを利用されるそうです。
私も、ご近所にあったら利用したいなぁ。

ちなみに、岡山大学病院の鶴久というセルフのうどん屋さん、
おいしいんですよー❣️

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