ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

わがうれひ

2016-12-05 04:23:01 | 短歌







あかるみて のちのねむりの きみのめを ぬひてさまよふ わがうれひかな







*これは試練の天使の作品です。

あなたは夜明けが来てから眠りにつく。その目をわたしはしっかりと縫う。目を覚ましてはならない。だがそれをするわたしの憂いも、さまようように動き始める。

厳しいことをする人の胸にも、いつも厳しくなりきれない何かがうごめいているものだ。だが、厳しいことをするために、いつもそれを抑えている。

憂いは蝶のように自分の胸の籠に飼い、美しいものと愛でて見せよう。それが男というものだ。

男というものは、常に愛を行いながら、どこかで愛と決別していなくてはならない。その激しい極みを、ほとばしる情熱で生きていく。ありとあらゆるものが、その叫びの中から生まれてくる。

真の男というものは、実に美しいものです。生きていくことが楽しい。

今の人間世界では、こんな男を生きていくのはダサいという考え方がありますが、それは間違っていますよ。弱い男が自分の方をよくするために、巧みに作っている修辞法です。実は何もできない自分を隠すために、馬鹿なことを言っているだけです。いつまでもそれは通用しない。

何かをやらなければならないときに、言い訳にもならないことを言って逃げては、もう男ではない。それは単なる馬鹿です。

男になれない男は、馬鹿になるより仕方ないのです。

馬鹿になりたくないのなら、逃げてはならない。できるようになるために、勉強しなさい。







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