比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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信濃では月と仏とおらが蕎麦・・・仏・・・善光寺

2010-07-22 | 信濃の国は 北信濃・善光寺平
      信濃では 月と仏と おらが蕎麦

昨日は蕎麦の話、今日7月20日は「仏」の話・・・善光寺です。

長野県立図書館に読みたい本があったので寄って見ました。わずかな時間では読みきれず断念して街で食事して帰ることにしました。善光寺はその途中の通過点です(信心がありませんね)。
どこの街でも中心部は駐車場に苦労します。今回は善光寺周りの駐車場。善光寺本堂の脇から
山門、仲見世、仁王門、門前町に出ます。一般的な通行参拝順路と逆ですね。
さて・・・定額山善光寺の本堂。全国的な 真夏日、涼しいといわれる信州でも35℃、閑散としています。

推古天皇10年(602年)信州麻績の里(現飯田市座光寺)の住人本多善光が難波の堀江で一光三尊なる仏像を見つけたといいます。故郷に持ち帰ると座ったところが光ったから坐光寺、629年勅命により長野市芋井(裾花川左岸の山地)に配置転換、いろいろあってから1598年現在の地に。これらの事情は諸説ありますが、なにぶんその頃の生き証人はいません。信州はヤマト王朝がずいぶんむかしから支配していたということがわかってきます。

     遠くとも いちどは参れ 善光寺
江戸時代は、伊勢参りのあとに善光寺をお参りとか、日本百観音参り(西国33箇所、坂東33箇所、秩父34箇所・・・あわせて100?)の〆に善光寺参りとか、けっこう観光トラベル業の目玉商品になっていたようです。

お寺様自体は無宗派。つまり仏教がいろんな宗派に分かれる前からあるお寺だから。女人禁制も無し。満客歓迎

山門から本堂につづく石畳に信徒が跪いていると(管主さまやお上人様が)「お数珠頂戴」の儀式を施してくれます。

本堂の前の常香炉、煙を自分の体の悪いところに当てると全快するといいます。頭に当てる人が多いようです。
本堂に入るとオビンヅル様が座っています。自分の体の悪いところとおなじ場所を撫でるとよくなるそうです。オビンヅル様の頭がピカピカです(オビンヅル・・・本名ビンドラ・バラダージャという御釈迦さんの弟子です)。
お戒壇巡り・・・真っ暗いところが好きなかたへ・・・一寸先も見えないトンネル、中ほどに「極楽の錠前」があり、これに触れられた人は極楽からお迎えが来るそうです。

仁王門のほうから山門のほうを見ています。山門の左側に大勧進があります。天台宗の別格本山です。貫主様がいます。大勧進の下に25院の宿坊(お寺様兼宿屋)があります。
両側に仲見世が並びます。

仲見世中ほどから仁王門方面。仁王門の向こう、右側に大本願・・・浄土宗別格本山・・・お上人様(代々公卿のお家柄出身の尼様)がいます。傘下に14坊の宿坊があります。

仁王門は1918年再建されたもの。阿吽の仁王は高村光雲、米原雲海の共同製作。
 

善光寺・・・信州の人は善光寺のある町として認めてますが県庁所在地というと今でもヘンな顔をします。地方公共団体、明治の大合併までは長野村という小さな村で善光寺町(門前町であり宿場町)はその中の町場だったのです。

善光寺にお参りしないで門前通り・・・いまは中央通とかいうヘンな通りに出ます。


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