比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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6月は蝶の季節・・・武蔵嵐山「蝶の里公園」・・・オオムラサキの羽化・・・命の神秘

2020-06-26 | 生き物大好き 蝶・昆虫
埼玉県比企郡嵐山町菅谷・・・都幾川の畔の段丘の上、「オオムラサキの森 蝶の里公園」・・・
日本の国蝶「オオムラサキ」に逢いに6月24日に行ってきました。
オオムラサキの森活動センター」の前のエノキの木に・・・
エノキの落ち葉にくっついて越冬していたオオムラサキの幼虫が網袋に入れられて吊り下げられています。
オオムラサキの羽化がはじまっています。
ここでは自然羽化ではなく嵐山町の皆さんが苦労して人為的な羽化を演出して、大勢の人に自然を垣間見てもらっています。
いつからいつまでということは生き物なのでワカリません。「蝶の里公園」に問い合わせてください。


オオムラサキ・・・自然の命の神秘に感動・・・











オオムラサキ・・・タテハチョウの仲間、大型で10㎝ぐらい。日本で初見、北海道道央から鹿児島県垂水市、宮崎県小林市あたりが南限、中国、朝鮮半島、台湾北部、ベトナム北部に生息。幼虫の食葉樹はエノキ、成虫はクヌギ、コナラ、ニレ、桑の樹脂を吸う。食葉樹、樹脂のある広い雑木林に生息するため、開発によりそうした環境が無くなっていく場所では絶滅していく。
夏に成虫となったオオムラサキは3週間ばかりで交尾しエノキの葉に卵を産み付け一生を終える。約10日で孵化し幼虫に、四齢で冬を迎え落葉とともに越冬、初夏にエノキの木に登り五齢、六齢、5月~7月に蛹になって約2週間で羽化、成虫となったオオムラサキは約25日の間に次の世代に命を残し・・・繰り返し・・・ 

一期一会・・・今日も自然の中で生かされています・・・今日の日に・・・ありがとう 


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8 コメント

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神秘・誕生・バッチリ (縄文人)
2020-06-26 06:10:30
生命の神秘、自然からの授かりもの、
生命の誕生まで時間どのくらいかかるのでしょうか…!❓
 比企野さんのみの出来る技でありましょう、エノキの葉ですか!!

 ▼ てふてふの羽化の神秘や殻を脱ぎ (縄)

羽化の一連の観察お見事でした。
小・中学生であれば、立派な研究材料として、研究発表が出来そうな素材の観察ですね。

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誕生! (こきおばさん)
2020-06-26 06:42:10
 命の誕生は、すべて感動的ですね。
羽化が始まって全身が出てくるまで、どのくらいの時間がかかるのでしょう。写真で拝見しても凄いことだと思えます。

 私も孫の誕生に立ち会ったことがありますが、思わず涙が溢れました。
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羽化の瞬間  (もののはじめのiina)
2020-06-26 09:49:53
オオムラサキの幼虫は、「風の谷のナウシカ」の 巨大な虫 オーム(王蟲)のようです。^^

羽化の瞬間を撮影とは、得難い貴重な体験ですね。

iinaブログは、「一語一笑(いちごいちえ) 」をモットーにしています。

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素晴らしい (手賀沼日記)
2020-06-26 09:52:17
貴重な写真ですね。この場所は、埼玉の英雄、畠山重忠公の居館あと、あるいはその近くではありませんか。
日本スリーでマーチでこの辺を歩きました。
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オオムラサキ (縄文人さんへ・・・)
2020-06-26 19:43:17

  ・クヌギ林 カブトムシ、チョウ 子等集う

少年の日、カブトムシ、クワガタを追って樹脂の出るクヌギの林に。オオムラサキは気にしなかったな。クヌギの木を石で叩くとカブトムシが落ちてきた。
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羽化の瞬間 (こきおばさんへ・・・)
2020-06-26 19:54:21
10時ごろ家を出て、15分ばかりで到着、15分ばかりで羽化がはじまり15分ばかりで蛹から出てきました。ここで帰りました。所要時間1時間弱。

すぐに翅を開きません。2~3時間かかります。

山梨県の長坂の駅のそばにオオムラサキの里があります。
あのあたりでは農家の庭にも林の中にもオオムラサキは今ごろいっぱい飛んでいることでしょう。
山梨県は環境が守られていて蝶の王国だそうです。
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オオムラサキの羽化 (もののはじめのiinaさんへ・・・)
2020-06-26 20:02:23
ここではオオムラサキの幼虫のついた落ち葉を拾って網袋に入れてエノキの枝に吊り下げています。その数50袋。この時期、1日に1回はこんな場面を見ることができるでしょう。

オオムラサキの初見は神奈川県だそうです。かつてはどこの雑木林にもいたのでしょうね。
いまは自然状態で見ることは稀になりました。

まさに一期一笑・・・です。
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オオムラサキの森 (手賀沼日記さんへ・・・)
2020-06-26 20:09:45
畠山重忠の居館跡、その一部です。13ヘクタールあるそうです。イイ散歩コースです。この前は鎌倉街道上ツ道、新田義貞も採ったという笛吹峠はすぐ近くです。
オオムラサキ・・雑木林にどこにでもいたそうです。
樹脂の出るようなクヌギの木、スズメバチ、コガネムシ、カブトムシなどと呉越同舟で樹脂を吸っています。

コメントありがとうございました。
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