比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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甲州の食文化…むかしの褻(ケ)の食・・・ほうとうを食した

2012-12-17 | 美味しいブログ 頂きもの・取寄せ
11月28日、日帰り信州紀行。佐久、甲州往還の帰路。

上田市街から国道18号線大屋へ、大屋から県道147号線を立科町芦田方面へ。国道142号線を佐久市野沢へ。佐久野沢から国道141号線(佐久甲州街道)で清里、長坂ICから中央高速道。双葉SAで一休み。「生ほうとう」を買う。

300g2パック…かなり量がある。味噌つき。

味噌を溶いて大根、ニンジン、白菜、豚肉、…真打ちは「かぼちゃ」。
生ほうとうは茹でずにそのまま汁に入れる…カンセ~イ

半生うどんを茹でないで入れるから粉が溶け出してルー状になる。

いただきま~す


《薀蓄》ほうとう…どういう意味だか分からない。いろんな説がある。
餺飥…平安時代の文献に…ハクタク…と読むらしい。中国からの伝来食品か。
はたく…穀物の実をはたいて粉にする。粉食のことか。
宝刀…武田信玄が宝刀で野菜などを刻んだというが…これはまったくウソであろう。
放蕩…屁理屈でも理由づけできない。

近県の長野、群馬、埼玉に似たような粉食文化がある。いずれも養蚕地帯、農繁期の褻(ケ)の食(日常食)であった。今は観光食として味も洗練されているが、むかしは有りあわせの具材をぶち込んだ粗末なものであったと思われる。そしてそれが本来のほうとうであろう。

わたしの毎日の昼飯は玉うどんか乾麺、醤油味のときもあるし味噌味のときもある。たまにはスパゲッティー、ほうとうの食文化と変わらない。


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