比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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2022年・・・新年の塩田平巡り・・・別所温泉の・・・安楽寺の国宝「八角三重塔」

2022-02-07 | 信濃の国は 上田・佐久・東信濃
信州上田の・・・六文銭の写真帳

厳しい寒さが続いています。小正月も終わった15日、塩田平の寺社巡りです。
上田市前山、独鈷山の麓に並ぶ古刹、神社、城址を巡り・・・別所温泉にやってきました。
別所温泉・・・古代、日本武尊の東征の折に開湯と伝えられますが・・・???。
「七久里の里」と呼ばれる温泉場に天平年間の9世紀、三楽寺と呼ばれる常楽寺、安楽寺、長楽寺が創建され、中世鎌倉時代には塩田流北条氏の庇護を受け、別所(禅宗系の研修道場)が開かれ全国から学僧が集まり、信州の学海、信州の鎌倉と呼ばれ大いに栄えました。戦国時代から江戸時代は湯治場として、明治時代には30軒を超える湯宿があったそうです。現在、共同浴場3、温泉旅館13.。

国宝八角三重塔のある曹洞宗宗福山安楽寺を尋ねました・・・開山は729~749年とも824~834年ともいわれますが定かではありません。歴史的には13世紀半ば臨済宗樵谷惟山の開山。鎌倉幕府塩田流北条氏の庇護を受け、鎌倉幕府滅亡後は衰え室町時代に曹洞宗の寺院として再興。



国宝八角三重塔・・・本堂からツヅラ折れの坂道を登った山林の中に突然姿を現します。1290年代の建立と推定。近世以前に建造されたもので現存する唯一の八角塔。四重に見えるがいちばん下の屋根は庇。


扇状にひろがる垂木、軒を支える斗(ます)と肘木(ひじき)の組木が微妙に美しい。

全国に13ある国宝三重塔の一つです。
※撮影日は1月15日。


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