比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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狭山丘陵・・・緑の森博物館

2009-06-10 | 道をゆく 埼玉イイなっ
緑の森博物館・・・といってもすごい建物があってオタカラが陳列してあるわけじゃありません。
フィールド・ミュージアム・・・つまり陳列物は野山にあるから勝手に見てくれというわけです。

埼玉県入間市・所沢市、東京都東村山市・東大和市・武蔵村山市・瑞穂町にまたがった広大な狭山丘陵、その一角に85㌶のできるだけ人の手をくわえない自然林。地図を頼りにもっとも短い距離で1時間ぐらい、ぐるぐる回れば半日以上。

入間市宮寺地区にある案内所。博物館とはとても思えない素朴(粗末)な建物です。そこがイイ!

案内所のすぐ上。
水鳥の池、大谷戸湿地、トンボの湿地。
谷戸とは山の水をあつめた自然湿地、地方によって谷内、谷地、ヤツ、クテなど呼び名が違います。
湿生動植物のビオトープ、オオヨシキリが啼いていました。

ギンリョウソウ(銀竜草)・・・草と呼んでいいのか、葉緑素のない白い物体。菌ではないようです。日のあたりにくい広葉落葉樹の林床、湿った腐葉土の上に育つ。この植物の育つ過程を調べたが理解不能。どこにでもあるわけではなく、はじめて見ました。この丘陵の中でもここだけでした。いい加減な写真でよくわかりませんもっとバッチリ撮ればよかった


ところどころに道標があります。
道標の数が少ないように感じました。
それとあと○kmと書いてあればなおイイのですが。

散策路は葉腐葉土の積った足にやさしい道です。

西久保湿地に出ました。湿地があって谷地沼があって田んぼがあります。谷地田とも言います。
傾斜地は茶畑、ここは狭山茶のふるさと。

青年たちが田植えをやっています。体験学習かな?

西久保湿地から再び山の中に入りました。
道標に六道山・・・かなり遠いです。東村山市から瑞穂町まで広がる丘陵地、カタクリの自生、ホタルが生息する自然林。
狭山湖(山口貯水池)は多摩湖(村山貯水池)と並んで東京都の水瓶。
このへんいったいの自然林は水源涵養林でもあるのです。

赤松やクヌギなどの繁る、手を加えない自然林、ウグイス、シジュウカラの囀りがうるさいほどです。
ほんとうは三光鳥(サンコウチョウ・・・尾っぽの長い鳥)に会いたかったのです。鳴き声も聞こえません。


途中ベンチでコンビニパンとお茶。本日の歩行距離はこれまで10000歩。
最後はお目当ての智光山公園の花菖蒲だ。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そそられるショット (のぶこ)
2011-03-14 18:46:52
実にいい いい所がよりよく撮れていて 里山への誘いが うまい
沿って 歩かさせていただきます(笑)
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ときがわ町の (のぶこさんへ・・・)
2011-03-14 19:29:20
山の上の小学校へ行ってきましたか。

ここ緑の森博物館、何もなくてただ歩くだけ。
それがいいです。
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