上州・・・赤城山の南麓・・・大室古墳群を散歩した

2月21日、空っ風の上州赤城山の南麓・・・前橋市西大室・・・大室公園を散歩しました。

雲に隠れていますが正面の山は赤城山です。

大室公園は大室古墳・・・国指定史跡前方後円墳4基・・・わたしたちの先人が眠る墳墓の丘です。
このような大規模な古墳は3世紀後半から7世紀後半まで・・・古墳時代(ヤマト王権)といわれ大和王朝(律令国家)の確立されるまでの時代。地方の豪族、首長の墓といわれます。大室古墳は第10代天皇崇神天皇の子、豊城入彦命の子孫・・・上毛野氏一族のものといわれますが・・・？
1878年(明治11年)発掘調査がはじめられ、本格的な発掘調査がはじまったのは1991年から。公園としても広さ37㌶、市民の憩いの場として整備されました。

前二子古墳・・・前方後円、長さ94m、高さ14m、6世紀前期、国指定史跡。

中二子古墳・・・前方後円、長さ111m、高さ15m、6世紀中期、国指定史跡。

後二子古墳・・・前方後円、長さ85m、高さ11m、6世紀後期、国指定史跡。

小二子古墳・・・前方後円、長さ38m、高さ5m、6世紀後期、国指定史跡。

他に小規模前方後円墳1基、小円墳5基。赤城南麓には1000基以上の古墳があるといわれます。

広々とした素晴らしい公園です。

　

※大室古墳についてウエブで検索してみました。下記のサイトが詳しいです。
「群馬県・大室古墳群」
前橋市ホームページ「大室古墳群について」
大室古墳群 - 公益財団法人 群馬県埋蔵文化財調査事業団

※もうひとつの大室古墳群・・・長野市松代町に。約500基の古墳が250㌶(皇居の約2.5倍)の地に。８割方は渡来人の墓制である積石塚(合掌型石室)、ほかに盛土墳、土石混合墳。この大室古墳群にも行ってみたい。